サイドミラーをヒーター付きに交換しよう①

12月に入り、朝はクルマに霜が降りることが増えてきました。

ZC33Sにはサイドミラーヒーター機能が付いていないのですが、取付可能な中古パーツを見つけたので、手元に届くまでに配線加工を進めておきます。

半年前に買った新車ですが、あちこち中古パーツだらけ（笑

まずは前席ドアの内装を剥がしていきます。

三角形のツイーターカバーはクリップで留まっているだけなので、手前に引っ張れば簡単に外れます。

ミラーを固定するボルトが見えてきました。

グリップの奥にある隠しビスを外します。
メクラ蓋はマイナスドライバーで引き上げればOK。

ドアハンドル奥のカバーを外すと、ここにもビスが隠れています。

ドアの後端にはクリップがあるので、真ん中をドライバーなどで押してやると外れます。

フロントスピーカーの前端には指を掛けやすい凹みがあるので、ここを強く引くと内装パネルがガバっと外れます。

勢いよく引くと白いクリップが飛んでいくので、無くさないようご注意を。

サイドミラーASSYを外していきます。
・青丸印のコネクタを外す
・緑丸印のボルト（M10）3本を外す

ボルトを抜いてもクリップで支えられているのでミラーは落ちません。

外側から軽く引っ張ると、ベース部ごと外すことができます。

ドアバイザーを付けている人はパーツが干渉するかもしれません。

配線を通すためにドアミラーを分解していきます。

ミラーの下側＆内側を押すと、外側上部に2ｃｍほどの隙間ができます。
できるだけ奥まで指を入れて、ミラー中心部を強く押し出すと「バコッ！」という感じで鏡面が外れます。

かなり力が要るので、端を押すとミラーが割れるかも（汗

無事にミラーが外れました。

私のクルマはセーフティサポート仕様なので、ブラインドスポットモニター用の配線が付いています。
作業の邪魔なので赤丸印のカプラーを外し、ミラーを分離しておきます。

ミラーは3箇所のボールジョイントで固定されています。
【青丸部】ミラーの保持
【緑丸部】ミラーの上下動作
【赤丸部】ミラーの左右動作
白いシリンダーが伸縮することでミラー角度を調整しています。

ミラーを戻すときは、このジョイント位置をしっかり合わせないと嵌合しません。

サイドミラーのベース部と本体を分離します。

T25のトルクスネジ3本で固定されているので外します。
普通のボルトにしておいてくれればいいのに・・・いたずら防止のためか？

ミラーカバーを外します。

画像の部分に内装剥がしを入れて、カバー外周を抉っていくと簡単に外れます。

カバーは軽量化のためかペラペラなので割らないように注意。

サイドミラーからベース部を貫通してリモコンケーブルが伸びています。

ケーブルにはベース部の穴を塞ぐように黒いスポンジ（防水用？）が巻いてあります。
このスポンジが邪魔で電源配線を通すスペースがないので、ケーブルを矢印方向に引っ張って、穴からスポンジ部を抜きます。

かなり力が要るので、断線に注意しつつスポンジを引き千切る勢いで行きましょう（笑

ヒーター電源用の配線を製作します。
・ダブルコード0.75sq
・平型端子110型
・配線コネクター

ケーブルを通す手間があるので今回はダブルコードにしました。

ミラーヒーター接続端子ができました。

まだヒーター付きミラーが届かないので、端子は丸めてサイドミラーの中に隠しておきます。

こんな感じでサイドミラー本体とベース部に電源配線を通しました。

ここまでバラしてしまえば作業は簡単ですね。
ここから逆の手順で組み立てていきます。

ベース部には防水・制振用と思われるスポンジが貼られています。

ケーブルを力任せに引っ張った際に、黄丸部のスポンジが裂けてしまいました。
特に支障はなさそうですが、念のため手元にあったスポンジ材を貼ってササッと補修。

これでサイドミラーASSYの作業は完了です。

クルマに戻り、ヒーター用の電源配線を繋いでいきます。

ドアミラー根元のコネクタに検電テスターを当てて、リアデフォッガー連動線を探します。
助手席側はこのようになっていました。
【黒色】アース線
【緑色】デフォッガー連動（IG電源）

ZC33Sのオプションにミラーヒーターは無いのに、ヒーター用電源は来ているという謎仕様（笑

こちらは運転席側です。
【黒色】アース線
【ベージュ色】デフォッガー連動（IG電源）

配線コネクターでそれぞれ接続し、準備作業が完了しました。
あとは、ヒーター付きミラーが届いたら純正品と入れ替えるだけですね。