Ottocast OttoAibox P3 Lite  

独立してひと月10GB、1年間の通信が可能なOttocastのモデルです。
一通り利用してみましたが、YouTubeとYouTube Musicくらいしか使い道が見つかりませんでした。電力が車両から常に供給されているため、スマホが給電しながらGPSを利用するといったバッテリーに悪い使い方をしなければならないことを考えれば、その心配がないのがメリットと感じました。
ただ、デメリットといいますか、能力不足な点も否めません。私のVAGにはパナの純正ナビを搭載していますが、ナビが悪いのか本商品が悪いのか、とにかくタッチがしづらいです。カロッツエリアの彩速？など、タッチの機能を強化した商品ならば使い勝手が良いのかもしれませんが、ナビのタッチパネルに、スマホの方式のタッチを仕込んだところで、ナビのタッチパネルはその動きしかできないので（スマホのようにサクサク動かす動きに対応していない）、意図しない方向にタッチが動きます。
私のナビが悪いというのは認めますが、正直Android Autoそのものが車両に特化しているとは思えず、本商品はその結果使い勝手が悪くなってしまっているように思えます。Apple CarPlayはまだナビのタッチの方式に合わせようとする努力を感じました。
そもそも本商品自体がミドルレンジのAndroidスマホの性能のため、ハイエンドスマホに比較するとどうしても動きがのろくなってしまいます。車両という過酷な環境下で動作するとなればこうした低スペックのチップを積むのは動作保証の観点から致し方ないのか、それとも単にコストカットでこうなっているのかはいまいちよくわかりません。
ひと月10GBの通信ができるのが最大のメリットだと思います。私はユピテルのレーダー探知機を車に積んでいますが、これのデイリーな更新のために、いちいちスマホのインターネット共有をオンにする手間がありました。しかし、本商品が起動と同時にWiFiの電波を発信し、その電波でレーダー探知機のアップデートが行われるのは最大のメリットだと感じました。

写真はAmazonの商品ページから引用
https://www.amazon.co.jp/dp/B0DLFZLV6Q