• 車種別
  • パーツ
  • 整備手帳
  • ブログ
  • みんカラ+

Ernie_Legの愛車 [スバル レガシィツーリングワゴン]

整備手帳

作業日:2008年2月16日

SSMのコネクタ形状とプロトコル

他の整備手帳を見る 他の整備手帳を見る

1
SUBARU SCAN MONITOR (SSM) を使えば、歴代にわたるスバル車のエンジンの状態や故障状況等の情報を得ることができる。しかし、世代によりそのコネクションやプロトコルが異なっているため、便宜のため少し整理してみた。

各情報はなるべくソースを示すようにしたが、私は自分で確認はしていないので、これらの情報を利用する場合はあくまでも自己責任で行っていただきたい。
2
OBDコネクタが共通化される前のモデル(概ね2000年以前?←未確認)では、以下のURLにあるような9pinのコネクタが使われている。(これはSVXの例)

ttp://www.alcyone.org.uk/ssm/hardware/index.html

この時代のプロトコルは、同じサイトに紹介されているが、最近のものとは異なるようである。

ttp://www.alcyone.org.uk/ssm/protocol/index.html

日本でも自分で解析したという人がいた。その努力には脱帽。なお、レガシィBG5でも同じ9pinコネクタが用いられているようである。

ttp://homepage1.nifty.com/BG5A59D/romtune/dataread.html
3
概ね2001年頃以降に発売されたモデルでは、コネクタ自体は各社共通のOBDコネクタ(16pin)に切り替えられている。しかし切り替え後の初期のモデルでは、そのピン配列はスバル独自のものであり、それ以前のSSMの接続方式がそのまま使えると思われる。ただし、プロトコルについては各モデルごとに異なる部分があり、互いに互換性がない場合もある。

OBDコネクタのピン番号をWikipedia(U.S.)のものに準じて表現すると(台形の車両側コネクタの辺が長い方を上として、左上を1番、右下を16番とする・スバルの整備マニュアルでは異なるピン番号が振られているようなので注意)、以下のような接続になっている。

 5番:GND
12番:TX
13番:RX
16番:常接+12V(車載バッテリーより)
4
概ね2002年以降に発売のモデルでは、OBD-IIに対応し、接続ピンもそれに準じたものになっているが、ECU-ROMのreflashのために+5V電圧を供給するラインが存在する。Tactrixのケーブル(Openport1.3)では、以下のような接続になっている。

 3番:K-line/OBD規格外(接続が無いバージョンもあり)
 4番:GND
 5番:GND
 7番:K-line
 9番:L-line/OBD規格外(接続が無いバージョンもあり)
11番:+12V供給(EEPROM Reflash用)
15番:L-line
16番:常接+12V(車載バッテリーより)

この世代から、従来タイプのSSMと、OBDに準じたプロトコルが併用(?)されているようであり、各社共通部分については一般的なOBDモニタによって情報を取得することが可能と考えられる。スバル独自のSSMの部分については、flash書き換えなども含めて独自のプロトコルでアクセスするようである。
5
2007年以後発売のモデルでは、OBD-IIコネクタがCAN-BUS対応のコネクタに仕様変更されいている。確認できている接続線(ピンに配線があるもの)は以下の通り。

 3番:不明(SAE J1962規格にはない)
 4番:GND
 5番:GND
 6番:CAN-high
 7番:K-line/OBD
 8番:不明(SAE J1962規格にはない)
14番:CAN-low
16番:常設+12V(車載バッテリーより)

本来は15番に旧OBD互換のL-lineがあるべきだがスバルの車両側コネクタにはその接続自体がない。OBD-IIコネクタの接続ピン情報の出典はここ。

ttp://en.wikipedia.org/wiki/OBDII

K-lineを利用した独自プロトコルのSSMも使用可能だが、2006年以前のモデルとはpinの配列が異なっているため、少なくとも、同じケーブルでreflashなどは出来ない模様。
コーティング

イイね!0件




タグ

関連整備ピックアップ

ドライブレコーダー交換

難易度:

アクセルペコペコ

難易度:

23万キロ

難易度:

ウォッシャホースASSY交換

難易度:

ウォッシャーホース

難易度:

2024.5.6 レガシィの維持り

難易度:

関連リンク

この記事へのコメント

2008年2月28日 11:47
> 11番:+5V供給

は,リフラッシュ用の電圧で,12±0.4V程度を加印します.
車種によっては,この線とECUとの間にジャンパコネクタが存在する場合がありますので要注意です.(GDB, SG5系など)

コメントへの返答
2008年2月28日 21:30
ご指摘ありがとうございます。修正いたしました。
2013年5月22日 0:32
初めまして、GDBEインプレッサに乗っていて、COMTECのODB2-R1ケーブルを調べていて巡り巡りたどり着きました。
※適応表ではGDBは対応しているのに、ODB2接続のレーダー探知機の電源が入らない
(ODBケーブルは1~5番と9~11番まで端子が入っています。)

この記事とSAもなもなさんの指摘を読んで
>リフラッシュ用の電圧で,12±0.4V程度を加印します.

ジャンパコネクタ(通称白コネクタ)で電圧が上がれば、
11番ピンから12Vを取り出す事が出来て、レーダー探知機へ電源が入るかもってのに気がつきました。

不思議な事にユピテルのODBケーブルは、同じ端子で普通に動いている・・・。

参考にさせていただきました。ありがとうございます。

プロフィール

車好きですが、車はほぼノーマルです。
みんカラ新規会員登録

ユーザー内検索

愛車一覧

スバル レガシィツーリングワゴン スバル レガシィツーリングワゴン
NAエンジン大好きなので、敢えて選んだ2.0Rです。
トヨタ スプリンターカリブ トヨタ スプリンターカリブ
8年間、103,500kmを走り引退。
ヘルプ利用規約サイトマップ

あなたの愛車、今いくら?

複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!

あなたの愛車、今いくら?
メーカー
モデル
年式
走行距離(km)
© LY Corporation