どもっ、フルっす!
今回は、結構ディープな?カメラ・レンズ話なので、写真に興味が無い方は意味不明な記述が多々あるかと思いますが、なにとぞご容赦のほどを。
最初に謝っちゃいます。。。
m(_ _)mぺこり
今日は、パシフィコ横浜で開催されたCP+に行ってきました。
(実は木曜日にも行ってるので、今日で2回目だったりします(笑))
写真が趣味ではない方はご存び(じ)ない方も多いかと思いますが、この展示会はカメラや関連機材、用紙などなど、写真関連の国内最大の展示会です♪
写真好きの同僚から「土日はすごい混雑するよ」とは聞いていましたが、朝10時の開場時には、仕事でよく行く展示会ではあり得ないくらいの行列!!!
東京ディズニーランドか!?っていうくらい混んでました(汗)
木曜日は、ほぼ全ブースを見て回りましたが、各ブースで頂いたカタログの合計が膨大すぎて(推定10kg以上)、人気の製品コーナー(実機で撮影ができる)に並ぶ気力が残っておらず、比較的空いているブースに立ち寄り、担当者にあれこれ相談したり、興味のある用紙メーカーのブースに写真家の先生がいらしているのを見つけて話しかけたり、ブースでの講演会や撮影実演を見たり・・・と、新しいカメラにはあまり触らずに、見たり・聞いたり・話したり、って感じでした。
そして、横浜から電車に乗ってほっとした時に思い返してみたら、新しいカメラやレンズにあまり触ってない!?って事に気づいたわけです。
いやあの、ゼロではないですよ、ゼロでは。
お姉さんにうつつを抜かしていたわけではありません(大汗)
タムロンの150-600㎜レンズや、シグマの50㎜-500㎜レンズ、ソニーの新しいツァイス35㎜F1.4レンズ、オリンパスのOM-D、キャノンのEOS-M3などなど、・・・もちろん実機も触ってます。
今日のメインのお目当ては、木曜日に行けなかったキヤノンのEOS-5Ds!
そしてオリンパスのOM-D E-M5 MarkⅡやタムロンの新しい15㎜-30㎜F2.8、できたらZeissのOtusレンズ(40万円以上する超高性能な高額レンズ)、そして画質の評判がいいFUJIのX-T1など、まだまだ興味が尽きません(笑)
細かく書くとレポートみたいになっちゃうので、感動したのを書きますね(笑)
まず何と言っても感動だったのは・・・キャノンじゃなくて、ZeissのOtusレンズ85㎜F1.4と55㎜F1.4です!!!!
40万円以上のレンズなのに、自分のカメラに付けて撮影させてもらえました。
(イメージとしては、東京モーターショウでAlpinaブースに入ってAlpinaのドライバーズシートに座らせてもらった感じ!?)
手前の対象物にピントを合わせ、わざと背景に点光源(丸くぼけて写る)を入れて撮影し、ボケ味や色収差などをチェックすると・・・うわぁ♪ 綺麗~♪ 何と言うことでしょう!!!
ピントの合ったところから違和感なくボケていき、背景の強い光の点光源にも色収差は見事に押さえられ、且つ、そのボケ身は中判カメラのような綺麗さ♪
自分のカメラから、このような絵が出てくるなんて・・・ヤバイ!ヤバイです!
ブースの担当者(以下、おじさんと書きます(笑))に撮った画像を見てもらったところ、おじさん自体が別の意味で驚いてました(爆)
僕は画質の良さでおじさんに話をしましたが、おじさんは、ちゃんとブレずにジャスピンで撮っていたのに驚いたみたいです(笑)
ちなみにカメラに詳しくない方はごぞんびないと思いますが、Zeissのレンズ(Sony用以外)は全て、MF(マニュアルフォーカス)のレンズなので、ピントは手で合わせるのです。
最近はAF全盛なので、カメラのファインダーもプロ用機のEOS-1系と言えどもピントの山が掴みづらいので、F1.4の解放で撮るのは至難の業です。
幸か不幸か僕は長らく(約20年間)MFのカメラとレンズを使ってましたので、AFに慣れきった・・・かもしれませんが(笑)まだまだMFもイケます♪
と、自分では思っていたのですが、おじさん的にはそんな簡単に解放(F1.4)でピントが合うわけ無いじゃん、と思ったらしく、「あの・・・念のためにライブビューで拡大ピント合わせして撮影してみて頂けますか?」と言われ、ライブビュー撮影開始。
先ほどの通常のファインダーでの目視ピント合わせで撮った写真と比べてみると・・・同じでした(笑)
葉っぱの細かい筋や表面の塵、ちゃんと点が点に、線が線に、どちらも同じように写ってたので、差違なしでした♪
いやあの、これ、自慢なのではなくて、レンズがすごいんです!!!
自分の持っているOtusではない、通常のZeissプラナー85㎜F1.4はとにかくピント合わせが難しい!!
目視だと10枚に1枚も合うかどうか・・・(撮影会などで)本気を出すと、やっと3~4舞に1枚・・・って感じで、ピンぼけの雨あられ、大量生産って感じなんですが、Otusはとにかく見ていて自然。
ここがピントの合ったところだってのが、ごく自然に!?分かったんです。
更に誤解がないように言うと、これはレンズの方向性の違いで、僕のプラナー85㎜が悪いレンズなわけではありません。
僕のZeiss85㎜は、昔ながらのプラナー構成(Zeissには、確か開発者のドクターの名前だったと思うのですが、広角から標準レンズのディスタゴン、中望遠から望遠のプラナーのシリーズがあります)で、何というか・・・2重人格的なレンズなんですよ(笑)
絞り開放付近、特にF1.4はとにかくピントが狭ぁーーーーい!!!
3mくらいまでの近距離では、数㎜か?っていうくらいちょっとしかピントの合う部分がないので、これが先ほど書いた、ファインダーでピントの山が見つけにくい、って事なわけです。
しかし、手ブレしてなければ、当たり前ですが確実にピントの合った部分はあり、そのピンポイント以外のボケ味の柔らかいことったら・・・トロットロのボケ味で、昔のプラナーレンズの味を継承している部分でもあり、デジタルカメラ全盛の現在において、色収差も残ってたりします。
これが、絞りをF2.8以上に絞るとあら不思議。
かなりきちんと写ります(笑)
普通にF4とかF5.6に絞って風景を撮ると、キャノンのLレンズのようなクリアさで撮れます。
これが2重人格レンズ(僕が勝手にここで言ってます)たる所以です。
そして話は戻って、Otusの85㎜。
これはもう、理想のレンズそのものです。
収差、ボケ味、ピントの切れ・・・何から何まで完璧・・・そんなわけあるか!?
っていうくらい見事な写りです。
ブースに展示してある、Otusの55㎜で撮られた夜の街で賑わう風景なんて、その写りたるやもう、2Dなのに3Dかと思うくらいの立体感に、精緻な解像感、自然なボケ味、破綻のない色。
いやぁ・・・これは車に例えるなら、まさにAlpinaの世界ですね。
それもB12(笑)
ディスタゴンもプラナーも、AlpinaのB3やB5、B6くらいの実力はあります。(この例えでいいのだろうか・・・)
しかし、その優等生ぶりと、普通のようで普通じゃない、異常ともいえる描写力は、まさに12気筒のAlpinaの世界で味わえる天上ぶり(通常の走りでは超じぇんとるで快適で・・・しかしひとたびアクセルを踏み続けることが許されれば、それはもう夢のような・・・ね♪)ではないか思った次第です。。。
ん?
あちゃーー。
Otusだけで何行書いてるんだ!?
すみません。。。
次はFUJIのX-T1とオリンパスのOM-D E-M5 MarkⅡです。(ここはひとまとめで)
FUJIのX-T1はAPS-Cサイズのセンサーを積んだ高級機で、オリンパスのOM-D E-M5 MarkⅡ(長いので以下M5Ⅱ)は、マイクロフォーサーズ規格のセンサーを積んだ、小型・高性能な中級機だそうです。
ある意味、昔からキャノンやニコンの一眼レフを使っていて、現在もフルサイズやAPS-Cサイズのミラーレスではない一眼レフのデジカメを使ってる人は、見向きもしない事が多い種類のカメラかもしれないです。
昨年までの自分がそうでした・・・(大汗)
今年は違います!(キッパリ)
キャノンは初代EOS-Mがかなり酷かった(酷いせいで安く買えたんですけどね)ので、2代目で少しは改善しましたが、他社との溝は埋まらず・・・今年はM3が出ることに。
このミラーレスのジャンルは技術の進歩が早いみたいで、とにかく他社は機種が多く、矢継ぎ早に新機種が登場します。
そういうわけで、以前は興味がありませんでしたが、デジタルな訳だから最新機種の実力に興味があります。
先ほどのOtusがAlpinaなら、こっちは・・・BMWの1シリーズとかAUDIのA1とか、メルセデスのAシリーズとかですかね。(競争が激しくて、高級メーカーには新しいマーケット)
結果・・・(X-T1もM5Ⅱも)これはこれで良かったです!
レンズも現在はラインナップが充実していて、明るい単焦点(Fujiは56㎜F1.2!)とか望遠ズームのF2.8レンズとか、ある意味、フルサイズだったらとんでもない価格と、かなりの大きさのレンズも、庶民でも買えそうな(笑)価格と、持ち運びが苦にならない大きさで、それでいて、描写も通常使いには十分すぎるくらいの写りでした。
EOS-Mでも僕には衝撃的でしたが、さすがは最新機種に最新レンズ、キッチリ、カッチリ、ボケ味も自然に写ります。
その代わり、この分野は、レンズの味とか、空気感とかは求めてはいけません。
Alpinaのあの空間、あのエンジンのレスポンス、甘美なエキゾーストノート(これはC2ね(爆))、それを、小さな高級車に求めるのは野暮ってもんです。
普段使いに、風景もポートレートもちょっとしたスポーツも、何でもこなせる小型機、凄いですねぇ。
しかも、両社とも、自分のメモリカードを入れて撮らせてくれたので、その実機で撮った写真を自宅PCで見ることも出来ます!
これも、CP+の醍醐味ですね~♪(はぁと)
今回の膨大な写真を整理できたら、上記の写真をアップしてみようと思います。
圧縮画像でどこまでこれらの雰囲気が伝わるのかちょっと不安ですが、気長にお待ちください。
ではまた!
あっ・・・今日のお目当てのキャノンの5Dsの話が書いてないぢゃん。。。
実は、インパクト的には、先に書いた話題の方が僕にとって衝撃的だったので、飛ばしました(爆)
悪しからず。。。