コロナ陽性判定から早1週間です。
お陰様で体調はもう大丈夫なのですが、体内から菌をまき散らす可能性があるということで、相変わらず外出禁止を守っております。
思い返してみると、コロナと風邪の症状って似ているのですが、決定的な違いがありました。
それは「しつこさ」です。
私の場合、風邪だったらご飯を3食しっかり摂って、水分もしっかり補給して汗をかけるようにして、あとは1日寝てれば大体治ることが多いです。
ところが今回は、2日経ってもいまいちすっきり治らず、熱が平熱になるまで3日掛かっています。
咳と痰が出るのですが、痰を出さずに飲んでしまったら菌がまだ生きているみたいで、お腹を下してしまいます。(汚い話で申し訳ございません。。)
皆様も万一感染してしまったら、もうとにかく痰でも鼻水でも何でも一刻も早くウィルスを体外に出すことに注力してみてください。
特別なことは何もないようです。
戦う相手はコロナウィルスだけではないようで…。
家で悶々としながらネットで調べながら、湧いてくる物欲さんと戦うのも大変なんですけど…。www
早くシャバの空気を吸いたいというものです。
さて、少し経ってしまいましたが、2.4Lのレヴォーグに試乗済みでしたので思い出しながら書いてみたいと思います。
基本的には試乗済みのVBHことWRX S4(ただしGT-Hグレード)と同じですが、セダンとワゴンの違いを確かめながら試乗しました。
■外観
外観は1.8LのVN5レヴォーグとまったく変わりません。特記事項なし。
変わらなさ過ぎて寂しいくらいです。もうちょっとワンポイント的に外観の差異があればオーナーの所有欲が満たされると思うんですけどね…。
そして毎回言っているのですが、テールライトのリヤゲート側がダミーで光らないこと。
特に夜ですが、ここが光るだけで後ろから見たときにテールライトが横長になってだいぶ立派に見えるものです。
ボディの両端でちょろっと光っているだけなので、ワイドなボディに対して貧相にも見えちゃうんですよね。
200万円台の大衆車ならこれでも良いんです。
レヴォーグって(日本の)スバルをリードするクルマで、STI Sportは外国車ユーザーも取り込むことを視野にしたそこそこ高価格・高付加価値の商品ですよね。
だからどうしても惜しいどころか残念を通り過ぎて貧相という厳しい言葉になってしまいます。
アフターマーケットでテールライト出てきたら間違いなく売れるんじゃないかなぁ。
「法規が~」とディーラーやメーカーが言うなら、「スバル純正でケチらず出せ!」ということです。
■インテリア
内装もSTI Sportのボルドーのレザーシートで変わりなし。
個人的にはやっぱりこの内装デザインがよくわからないです。
ちょっと話がそれますが、BP/BLレガシィの最後の方で出てた
プレミアムレザーリミテッドをご存じでしょうか。
こちらも内装はレンガ色調の赤系なのですが、黒いボディ色からチラッとのぞく赤シートがすごくお洒落で目を奪われるものです。
そこにクルマが居るだけでものすごいオーラというか存在感があるんですよね。
先日ディーラーに2.0Rのプレミアムレザーリミテッドが止まっていたときは「おぉ!」と神々しいオーラがありました。
そういうのが一連のSTI Sportには感じられない。何が違うんでしょうね。
レザーシートの表皮やサイドサポート部のハリが弱い(クシュクシュになりやすい)から安っぽく見えるのか、色調がちょっと赤黒いから華やかさがないのか。。
インテリア全体で赤の面積が多過ぎるのもお腹いっぱいになっちゃうのかもしれません。
何かがズレている気がするんです。。
あ、レザーシートの全部が全部嫌いというわけではないのです。
例えば、「WRX S4 SporVita」は華やかさがあって良いなぁと思ったことがあります。
特に「ラピスブルー・パール」のボディ色とシートのマッチングが秀逸でした。
■走行フィール
話を戻します。
走り出してみるとさすが2.4Lターボですね。大柄なボディでも余裕があります。
CVTもあえての疑似ステッピングAT風の変速が小気味よく、DCTのような節度感は走っていて気持ちいいものです。
そしてタイヤですが、ヨコハマのブルーアースGTでVBHのダンロップよりも良い印象です。
ダンロップは相変わらずサイドウォールやタイヤ表面が硬すぎて、いなしが出来ていないのが思い出されました。
ただ、ブルーアースGTもタイヤトレッド面がタイヤを叩く音が響きやすく、レヴォーグの遮音性の高さからどうしてもタイヤのパターンノイズが目立つのが玉に瑕です。
多分ですが、レグノのようなより静粛性の高いタイヤの方がレヴォーグのキャラクターには合う気がします。(レヴォーグでサーキットとか飛ばさないのが前提です)
ボディ剛性は相変わらずワゴンとしては非常に高いと感心ですが、VBHはセダンボディなので剛性がより高いことを改めて感じました。
その辺りが、後輪がギャップを超えたときの脚さばきに少なからず影響しており、特にドライブモードセレクトで足回りを「Comfort」以外の設定(Normal、Sport Sport+を含む)にすると脚の硬さに起因する剛性不足(もうちょい欲しい…の意味で)を顕著に感じます。
しかしながらこの「Comfort」の脚の設定は秀逸で、ZFのダンパー制御が緻密でヒラヒラと走れます。
ギャップを超えたときの収縮もそうですが、それ以上にギャップを超えた後の脚の伸び側のセッティングが上手なのだと思います。
あとはドライブモードセレクトがNormal、Sport Sport+の時も、脚だけは「Comfort」に固定で使える(切り替えられる)ようになったら完璧です。
■試乗を終えて
結構率直な感想です。内装と資金力さえ大丈夫なら買いですね。
燃費とハイオク指定でこのご時世での購入には躊躇するものもありますが、資金力が大丈夫ならば2.4Lターボの方が満足感高いです。
CB18エンジンも燃費はもうちょいですがレギュラー指定で普段使いには必要十分なのは重々理解しています。
ただ、「レヴォーグはスバルを代表する車種である」のだから(フラッグシップは永遠にレガシィで!)、諸々条件が許されるなら2.4Lターボの方が後悔しない選択になると思います。
何て言ったって日本の「レヴォーグSTI Sprt R」は、オーストラリアでは「WRX スポーツワゴン tS」で販売されているのですから。
どっちがユーザーに「刺さる」かは、言うまでもないですね。そういうことです。