
※3月31日の記事に追記した上で日付変更しています。
以前に007シリーズと
アストンマーチン、
BMWとの関係(後者は『ミッション:インポッシブル』シリーズも込みですが)を書いたこともあり「『あぶ刑事』でもやってみようか」と思い立ったもので。『あぶない刑事』シリーズの劇用車は
以前に書いてますが今回は日産に特化の方向で。
ただどれぐらい覚えてるか…。少なくともモブは殆ど覚えてないですしむしろ
Wikipediaの項目の方が詳しいでそちらに任せてこちらには書かないです。ある意味自分より凄いですし(細かいグレードとかまでは流石にわからなかったです)。
*レパード

中でもF31型はシリーズを代表する車両で、発売当初はライバルであるトヨタ・ソアラの陰に隠れてたのが劇中で大下さんの愛車兼覆面車両として登場したことで歴代最大の人気を誇りました。なお、そのソアラとはドラマ1期27話で対決しており俺得でした。
特にドラマ1期および2期序盤、映画2作目、映画7作目に登場していた前期型・ゴールドツートンは今でも人気といえます。ただそれぞれ別個体なのかナンバーは「横浜33の54-17」(
港303。これが一番有名)「横浜33に47-53」「横浜302の45-05」です。
ドラマ1期に登場したものは挙げればきりはないですが初回の序盤から登場してたり2話でゴミ集積場に突っ込んだり48話で爆弾を積んだ車両を追って道路を逆走してたのが印象的です。
映画2作目では序盤の片輪走行と終盤の列車追跡、銃撃を食らって穴が開いてました。
そして映画7作目では旧来のファンに向けたこともあって大下さんが劇中で最後に乗った車両です。港303の外観に港302を踏襲したナンバーとあって個人的には「おおお!」です。
劇中では重要物保管庫にあったもので終盤これに乗って闘竜会との最終決戦に臨みます。撮影には2台使われておりうち名古屋ナンバーのは走行用に用いられてました。
また撮影仕様個体ではなく準じた個体ですが一時期京急上大岡駅や
日産グローバル本社ギャラリーで展示されました。うち後者は期間によってパトランプが装着されてたりされてなかったりしているほか助手席側には無線がついてました。ナイス。
さらに言えば日産サイドからは新車だけでいくよう打診があったそうですが説得の末に実現したそうなので一歩間違ったら出なかったかもしれないと思うと…です。
ついでに大下さんのデスクの上には港303と港302のプラモも置いてあるのは流石です(日産グローバル本社ギャラリーでも展示されてました)。
他にもモブとして『フォーエヴァーTVスペシャル』で登場していますがこれは運転手がわざと映る位置に停めたからなので粋な話です。
またブルーツートンの個体も前期型がドラマ1期の地方ロケ回、映画1作目に、後期型がドラマ2期5話以降~映画3作目にかけて登場していましたがCMでは前期・後期ともにこのカラーリングの個体が登場してたので標準色なのかもしれません。
ドラマ1期13話はいつもの癖で「港…」といいかけていたのがツボです。
映画1作目は序盤のナンパやミサイル砲撃の際に登場しています。なお、こちらは広報車のようです。
ドラマ2期以降の個体(
港302。これもF31型レパードの中では有名な方)はこちらも広報車ですが最終回ではペンキにまみれたり終盤の銃撃戦で破損がありました(その後修繕したっぽいですが)。

なお、先代であるF30型(厳密には当時のチェリー店で取り扱われていた兄弟車「レパードTR-X」のほうですが。こちらはヘッドライトが角型4灯)もドラマ1作目13話に登場しましたが不人気車で放映時点で生産終了されてる事情があるのかこれっきりでした。
個人的にはスタイルはF30型の方が冒険してるけどF31型の方が保守的とはいえ好きだなあ。それに内装はF31前期型が最高です(
あのデジタルメーターがまたいい。後期でなぜ廃止されたし)。
*セドリック/グロリア

レパードほどではないにせよこちらも少なくとも初期に関していえば代表的といえますし当時の新旧にかかわらず初回から登場しているモデルもあります(しかも放映翌年の6月にY31型がデビューしてますが続投してたりします)。白黒パトカーに至ってはSY31型が映画6作目まで使われてたこともあります(ただし当該モデルは2014年まで製造されてたので当時現行型)。

とはいえ流石に時期を経るにつれて新型にだんだん切り替わってたでしょうが。とにかく何台も使用されてたのですべて語るのは不可能ですが映画2作目では片輪走行で調子がおかしくなったレパードの代わりに430型グロリア(ただし本当にそうかは不明とのこと)に乗るも横転し暫く滑走してたのが、3作目ではY31型グロリアを強奪し道端の若者の持ってたトランザムと交換してたのが印象的です。

なお、一部車両はナンバーの下4桁が「37-10」でしたが『相棒』シーズン7~10で神戸さんが乗っていたGT-Rもそうだったので意識した可能性が指摘されています(偶然かもしれませんが。現に「湊」のごろ合わせも推測されてるので)。
またモブとしては映画6作目まで登場しており息が長いです。ただしこちらはSY31型(営業車仕様)です。

またY32型グロリアが映画6作目では敵の車両として登場し横転させられていました。
*スカイライン

R31型が映画1作目から登場しておりシリーズを代表する1台です。いろんな人が用いているものの主に町田さんが用いていましたし、実を言うと町田さんと言えば後述のセフィーロよりこちらのイメージが個人的に強いです。
映画2作目では逃走する二人のもとにこの車両で向かってますし映画3作目ではフロントガラスが割れガソリンスタンドの店員が反応に困ってました。

なお、それは4ドア仕様の話ですが2ドア仕様もドラマ2期11話で二人がレンタカーとして乗ってました。

その後映画7作目ではR34型が登場し、しかもドラマ2期の個体(
港305)を踏襲したナンバーとなっています。まあ最終的にガルシアの銃撃で横転しましたが。
因みに撮影には2台使われたそうで、横転した方はよく見るとトランクが凹んでおりかつホイールが非純正です。

またV37型も登場してますが実質モブです。なお、広報車です。

因みにR30型も初期から映画4作目まで登場してましたがいずれもモブです。ただドラマ1期13話では愛媛県警の本物のパトカーが用いられていました。
*セフィーロ

ドラマ2期より同年9月にデビューしたばかりのA31型が町田さんの車両として登場しておりこちらもシリーズを代表する1台です(自分の印象は先述の通りですが一般的にはおそらくこちらの方がイメージとしては強い感がしますし自分もそれに関して納得できます)。ただ犯人の逃走に使われ清水市のお茶畑に放置されたこともあります。
この時CMになぞられ「くうねるあそぶ」と述べられてます。
また映画3作目でも登場しますがそれっきりです。
*フェアレディZ

映画1作目ではZ31型が松村課長の愛車としてそこそこ登場しています。なお、実際にはスタッフの私物でドラマ2期初回でもモブで登場していました。

そういうわけで1回限りでしたが「松村課長といえばフェアレディZ」の方程式がこれでできたのか映画7作目ではZ34型ニスモ仕様が松村会長の愛車として登場していました。赤ならなおよかったかもしれませんがそこは自分の中では重要でなく松村会長の愛車として登場したのが重要です。
4/8追記
もしかして
警視庁のパトカーに起用されたのはこれがきっかけじゃないですよね?いや多分ないでしょうが。
*GT-R

映画7作目において主役車両として用いられ劇中では新車である設定となっています。
ドラマの時に当時新車のF31型レパードが主役車両として用いられたのと同じような意味合いといえるでしょうが何にせよいい選択だと思いました。
なお、撮影仕様の個体は一時期日産グローバル本社ギャラリーにおいて展示されていました。時代的に当たり前っていうか映画5作目からなくなってるのですがこちらは助手席側に無線はなかったです。
(6/18追記)
別記事でも述べましたが、ハイパフォーマンス&ラグジュアリー2ドアクーペという意味ではF31型レパードのポジションをある意味GT-Rなら担えてるのかもしれないな、と思います。
まあ、性能に関していえば車の性格的に並みの車と比べて高すぎなのですし価格に関してはプレミアムエディションであることに加え本革インテリアのオプションを付加してるので普通に高額なのでもはやレパード以上にポジションの意味合いが強力となってる感もありますが。
*NV200タクシー

映画7作目において港署から出たディーノ・カトウが乗っていました。
モブですがこちらも日産グローバル本社ギャラリーで展示されていました。
大体挙げられるのは以上です。
そもそも日産による提供は映画3作目以来27年ぶりとなった映画7作目では脚本を担当された柏原寛司氏から作品の復活をきかされたトミーテックの社員が日産側に投影に働きかけ話を持ち掛けたことで実現したことがUstreamでの放送で語られたそうです。しかもPR動画まで作るあたり力の入れようが半端ないです。
いずれにせよあぶ刑事といえば日産なので復活したのは素晴らしいです。
(6/18追記)
別記事でも述べましたが、『あぶない刑事リターンズ』『あぶない刑事フォーエヴァー THE MOVIE』で車両提供した三菱自動車工業が日産自動車の事実上傘下となる予定ということもあり、つくづくあぶ刑事シリーズと日産は縁がある気がします。