7月4日(土)、鈴鹿サーキットで開催されれたチャレンジクラブGPに参加してきました。今回は NRF さんも参加するので、楽しみにしていました。
■結果
CLASS 3 ラジアルクラス
1位 中村旬さん 2'36.616
2位 もりたさん 2'39.104
3位 わたし 2'43.261
と、NRF Tifaria 仕様の RX-8 が 1-2-3 という結果でした。
私の場合、3位入賞と言っても、自己ベストから4秒落ちのタイムですから、情けない結果でした。
■問題発生
実は私の RX-8 は突然、セカンダリ・シャッター・バルブが開かなくなるという重大な問題を抱えていました。しばらく前から、セカンダリ・シャッター・バルブのガタツキが発生していて、インマニ付近から、カタカタ音が発生していました。走行には全く問題なかったのですが、前日練習で2コーナーの立ち上がりでアクセルを全開にした瞬間、”ボボボボボッ”、全く吹け上がらなくなり、エンジン警告灯が点灯。アクセルを床まで踏みつけても全然回転が上がらなくなりました。何とか、ピットまで戻って、再始動すると、吹け上がる。バッテリを外して、ECUをリセットすると、何事もなかったように、エンジンが回ります。
とにかく問題なく動くようになったので、NRFさんに車を持ち込んで、チェックすることになりました。予測のレベルだけど、ほぼ問題が特定されたんですが、修理している時間がない。「明日はエラー診断機を持っていくので、問題が出たら、何とかしましょ」ということで、問題を抱えたまま参加することになりました。
■1本目
アウトラップ。西ストレート付近から全開走行に移って、コントロールラインを通過。アタック開始。5速からのフルブレーキングで4速にシフトダウン。2コーナーに向かってアクセルを踏む。吹けない。6速に入ってしまった?3速に落として2コーナーを立ち上がる。やっぱり吹けない。セカンダリ・シャッター・バルブのトラブル発生です。”あ~、これでチャレクラGPは終わりか”。のろのろ運転でピットに戻る。
NRF の社長が駆け寄ってきて、故障診断機をつないでチェック。エラーを消して、また何事もなかったようにエンジンが動き出したので、ダメ元で再出走することにしました。サポート付きの走行会はありがたい。
残り5分になったところで、ピットアウト。全開でコントロールラインを通過し、1コーナーに進入、2コーナーを全開で立ち上がる。問題なく吹け上がる。S字、逆バンク、ダンロップ。全く問題なく全開で走れる。良かった。と思った瞬間、デグナーでシルビアに引っかかり、高架下でパスするまでにタイムロス。後は何とか走りきって、チェッカー。
1本目はこんな感じでした。
2'45.810
■2本目
レブまで回さず、早めにシフトアップすれば問題が発生しないような感触をつかめたので、そこに気をつけながら走ることにしました。
鈴鹿はコースが長いので、37台も出走すると、なかなかクリアが取れません。何とか工夫しながらクリアらしきラップを作って、タイムは 2'43.261。
結局、クリアらしきラップはこの1本だけでした。
■3本目
全然、クリアが取れないまま赤旗中断。130R でインまきしていました。
再開直後、一発に賭けるつもりで気合を入れなおして走ってみましたが、ダンロップ付近からシビックに捕まり、コーナーでは詰まるけど、直線で離されるの繰り返しでかなりタイムロスしてしまいました。
そんなバトルが次ラップのS字の1個目で譲ってくれるまで続きました。前が空いたのでS字を気合を入れて走行。この日、最も走れている感触があったのですが、ダンロップを駆け上がっている時に、無念のガス欠。3本目に備えて燃料補給したのですが、計算ミスをしてしまいました。帰ってからロガーをチェックしたら、このラップ、1秒近く速いペースでした。
3本目のベスト 2'44.199
■最高速が出ない・・・
GPS 計測で最高速は 191~193Km/h しか出ていませんでした。やっぱり 200Km/h は出て欲しいです。
最高速が出なかった原因はいろいろあるのですが(腕は置いといて)、
①セカンダリ・シャッター・バルブなどのトラブル
②熱
水温 110℃、油温120℃でした。もっと下げないとね。
③リアデュフューザーが落ちていた
鈴鹿からの帰りに判明したことなんですが、リアデュフューザーの右側のステーが折れて、かなり落ちていました。ドラッグを減らすためのデュフューザーがこれではパラシュート効果でドラッグを増やしてしまっています。車載を見ると、ストレートや西ストレートでかなり振動が出ています。折れた原因は多分、鈴鹿に向かう途中で立ち寄ったコンビニの車止めです。
■電気系にも問題が・・・
走行が終わって、ピットに戻った途端、エンジンが止まってしまいました。原因はイグニッションキーのヒューズ切れ。ヒューズを交換しても、すぐに切れてしまう。もしかしてと思って、EDFC のコントローラーを外すと、ヒューズが切れなくなりました。どうも、EDFC のコントローラーもしくは配線に問題があるようです。
車載ビデオを見ていて気づいたのですが、KAAZ のドライビングモニターで表示される回転計の数字がおかしい。高回転で 9990 rpm というありえない数字が表示されています。最近、P-LAPのタイムが表示されないなど、ドライビングモニターの調子が良くないので、故障?それとも、回転数は ECU から信号を取っているので、誤信号を拾っている?ひょっとして深刻な問題を抱えているのかも。
■満身創痍の RX-8
こんな状態でよく走ったものです。お疲れ様でした>まあタン号
これもNRFさんと一緒に参加したこと、最初から社長がサポートに回ると言ってくれていたことの安心感の賜物です。
感謝、NRFさん m(__)m
GPが終わって、NRF の緑号の先導に後はもりた号に守られて、NRF に直行しました。O/H の終わったエンジンの載せ替えともろもろのリフレッシュです。15万キロ超になると、エンジン本体だけでなく、補器類や電気系統など、いろいろリフレッシュが必要になってきますね。
Posted at 2009/07/05 19:20:46 | |
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