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7月4日、鈴鹿サーキット国際コースで開かれたチャレンジクラブグランプリのクラス3位入賞盾が送られてきました。

自己ベストの4秒落ちという不甲斐ないタイムだったけど、盾を手にすると、素直に嬉しいですね。

思い返すと、セカンダリシャッターバルブの不調とか、リアデュヒューザーが落ちかけていたとか、リアが下がりすぎていたとか、タイムが出る車両状況じゃなかったのが残念だったんだけど、それも車両コンディションを整えることが出来なかった自分の責任。そういうことも含めて、勉強になった大会でした。

■駆動系の剛性アップ サーキット走行でシフトミスが目立ってきました。鈴鹿サーキットのダンロップや最終コーナーのように強い横Ｇがかかている状態でのギアチェンジで、うまく入りません。おそらくエンジンマウントがへたってきて、エンジンの揺れが大きくなっていたのでしょう。 駆動系の剛性アップを狙って、エンジンマウントの交換と、ＰＰＦを補強することにしました。
	■セミリジットのエンジンマウント エンジンマウントは一度、メーカー補償で交換しています。それからサーキット走行も含めて10万キロは走っているので、ヘタリは限界を超えています。駆動系の剛性アップは以前から NRF さんに相談していたのですが、とりあえずエンジンマウントを強化してみようということで、セミリジットのエンジンマウントを作ってもらうことにしました。 写真の赤い部分がアルミ、黄色い部分がウレタンです。 セミリジットに交換してから、サーキットは走っていませんが、街乗りレベルでもエンジンマウント強化の効果は体感できます。フィーリングがガラッと変わりました。マウントの剛性がアップしたので、強い横Ｇが掛かっている時のギアチェンジが楽になると思います。 ただ、純正マウントに比べると、振動は大きくなりました。これは仕方ないですね。
	■PPF(パワープラントフレーム)にクラック マツダのFR車はミッションマウントを持っていません。エンジンマウント、デフマウントで車体に固定されていて、ミッションは宙吊り状態になっています。PPFはミッションとデフを一体的にしっかり固定する役割を持った重要なフレームです。 PPFにはアクセルのオン、オフの際に、大きな応力が掛かります。以前から、機械式のデフに交換してサーキット走行を行っている FD3S では PPF の剛性不足が指摘されていました。 RX-8 の PPF は FD3S より剛性アップされていることと、トルクがないので、PPF のトラブルは聞いたことはないのですが、機械式のデフに交換し、サーキット走行も含めて、16キロも走っているシビアコンディションな車なので、PPFを補強することにしました。 PPF を外し、塗装を剥がしてみると、中央部に小さなクラックが入っていました。トルクのない RX-8 と言えども、PPF に掛かるストレスは大変なものなんですねぇ。 ■PPF(パワープラントフレーム)の補強 クラックの入った部分を溶接で補修し、重ね合わさった部分の溶接、スポット増しで補強してもらいました。 結果としては、街乗りレベルでも僅かですが体感できるほど、剛性アップした感じです。ATS のカーボンデフの唸り音は良く知られていますが、耳障りな唸り音はほとんどなくなり、デフも良く効くようになった感じがします。サーキット走行での効果は大きいと思います。 エンジンマウントとFFPの強化は効果ありです。