入念なボディのお手入れで愛車は輝く！

　まず洗車方法です。

　昔は洗車機に入れていましたが、もうココ１０年以上はすべて手洗いです。
　どうして洗車機をやめたかというと、いくらスポンジブラシで「手で洗うよりも力はソフト」といっても、「力」ではなく僕はその「ブラシが叩く振動回数」が気がかりだからです。
　そうとうの数のブラシが水を含んで重くなった状態で数えきれないくらい回数で塗装面を「バタバタバタバタ！」って叩くと、その細かい振動がどこかで共振して、塗装面（とくにクリア層）を浮かせてしまうのではないかと心配なのです。
　購入時の塗装は電着塗装でガッチリ固着していますが、再塗装はスプレーで塗って赤外線で乾かす程度でとてもその振動に耐えきれないと思うのです。
「デルちゃん」は買ったときから雨ざらし３１年ですが、塗装は車検の度にパーティションごとに塗り替え、ほぼ全面が３度塗装しています。
　そして、洗車機をやめてからというもの、塗装面の劣化（というかクリア層の剥離）が無くなりました。これは度重なる微細な振動が塗装面に悪影響を及ぼしている
証左ではないかと思っています。

そして手洗いです。

①水道の水にシャワーヘッドをつけて、やわやわと水を掛けながらマイクロファイバークロス（以後クロスと記載）で軽く流します。最初は軽く、２回めは砂粒等は取り払われているのでほんの少しだけ拭き流すようにして洗います。
②そして水を止めて、洗ったクロスで拭き上げます。
③その状態で、細かい拭き傷など気になり出したら、プロスタッフ「X-MAL 1」（エックスマールワン　https://prostaff-jp.com/products/s191/）をクロスで優しくこすって傷が付いたクリア面を研ぐようにして傷をけしていきます。マールワンにはワックスが入っているので、クルマ全体を磨いたら１週目は終わります。

④次のお休みの日。①②③を行った後、今度は、プロスタッフ「CCウォーターゴールド300」（https://prostaff-jp.com/products/s121/）でコーティングをします。
⑤CCウォーターは分離するので、使用前にはよく振っておいて、ボディが熱くない状態で、思ったより広めに吹き付けます。そしてムラや拭き残しがないように均一にクロスでのばします。
⑥夏であれば、のばしつつ乾いていくのでついでにそのまま拭き上げて液の残ったツヤのない部分が残らないように、ボディを磨きます。磨きあげたら、最後に水で固くしぼったクロスを使ってボディ全体を拭き上げて仕上げます。ココで２週目も終了。

⑦また次のお休みの日。（毎週日曜日×３週くらいかかっている）①～⑥を繰り返します。このCCウォーターゴールドは、塗り重ねるのが可能なので、上記のように２～３回施工をすると、鏡のような、そして濃く深いツヤのあるボディが完成するでしょう。

※確かに手洗いに前処理、コーティング２～３回はタイヘンだと思いますが、週を分けて施工していくと、１回めの前処理をして１週間くらいであれば、本当に土埃も付きにくく、雨が降れば流れてしまうので、次の週の手洗いも楽です。そして施工を重ねると深いツヤをたたえたボディが徐々に仕上がり、作業の成果が楽しみになってきますので、苦労に感じなくなります。

　後は毎週の手入れを欠かさず上記を繰り返せばよいのです。