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shark-sの愛車 [ホンダ フィットハイブリッド]

整備手帳

作業日:2023年5月2日

IMA警告灯への対処_②IMAバッテリー冷却ファン清掃

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目的 修理・故障・メンテナンス
作業 DIY
難易度

初級

作業時間 3時間以内
1
数日前にIMAシステム点検のワーニングが発報されましたが、その日以降警報が再発しなくなったために、一時的なものと判断してDTCを消去しました。

しかしながら、臭いものに蓋をしただけの上記対応にモヤモヤとした気持ちを抱いたまま数日間過ごした後、もう少し何かしてみようと思い立ちました。

参考:DTC消去後に表示されたアプリのメッセージBOX
2
IMAシステム点検の元となった、P1448‗Battery Module Overheatingを少しでも解消すべく、バッテリー冷却ファン周りの清掃を行うことにします。

トランクフロアのカーペットを取り外し、トランク後端(バックドアキャッチ部分)の内張りを外します。
この辺りはクリップで止まっているだけなので、上に引っ張るだけで外れます。

トランクのカーペット下は中々の汚れ具合。
IMA冷却ファンの吸い込み口は後席右脇なのでこの汚れを吸い込むことは無いのでしょうが、車内の汚れはトラブルの原因になりそうな気がしますので、この辺りはきっちりと清掃しておきます。
3
冷却ファンに至るためにはこの先に進む必要がありますが、そのためには覚悟が必要です。

覚悟を決めた後、気休めのゴム手袋を着装して臨みます。
4
まずは、赤丸のボルトを外します。
5
ここを外すとIMAシステム(バッテリーのみ?)のON/OFFスイッチが現れますので、これを上側に倒して”OFF”状態にします。

ONにする際は、赤いボタンを押しながらスイッチを下に倒します。

このスイッチ穴部分にもバッテリーカバーを止めているボルトがありますので、この時点で外しておくと良いかと思います。
6
次に、黄色部分のボルト5本と緑色部分のクリップ2本を外します。

黄色のボルトは星形(頂点6個)の特殊形状です。
以前は100円ショップでも入手出来ましたが、今ではどうでしょう?

緑色部分はいやらしいクリップで、内張りはがしだけではなかなか外れません。
最終的に、内張りはがしでできた隙間にラジオペンチを突っ込んでクリップをつぶしながら引っ張ることで取れました。
7
カバーが外れました。

鉄製なのでしょうか、中々の重さです。
8
こちらがIMAバッテリーです。
下側にある黒い樹脂部分が今回取り外す冷却ファン及びダクトです。

バッテリーにはKEIHINのシールが、PCMと思しきものにはPanasonicのシールがありました。
KEIHINというとキャブレターのイメージしかないのですが、バッテリーも供給しているのですね。

この際、トランクルーム左側の内張りも剥がしています。こちらは冷却ファンの排気側です。
9
冷却ファン排気出口を外します。
赤丸のクリップ部分のひっかかりをかわして上側に引っ張ると抜けます。
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冷却ファン本体が見えてきました。これが”IMAシステム点検”が発報された際に、交換対象となるモジュールですね。

シロッコファンの羽には付着したホコリが見えます。

また、左側の冷却ファン排気側にもホコリの塊が飛び散ったような跡が見えます。

冷却ファン本体を取り外して、これらの掃除にかかります。
11
冷却ファン本体は赤丸部分のボルトで縦方向に伸びるアルミフレームに取り付いています。

上側2本は外し易いですが、下の2本は横向きに刺さっているので外しにくなっています。
ここはラチェットではなくメガネレンチと指を使って緩める必要があります。
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ファン本体にはコネクタもありますので、これも抜くのを忘れないようにします。

また、付近に配線をフレームに固定するクリップもありましたので、これもペンチで外しておきます。
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これでようやく冷却ファンが外れます。

このファンとフレームは、再度付けるときに知恵の輪状態になりますので注意が必要です。
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IMA冷却ファンユニットからシロッコファン本体を外すには、赤丸の+ネジ3本を取り外します。

制御基板が見たい場合は、赤丸以外のプラスネジ4本です。
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シロッコファンは御覧の通りのなかなかの汚さです。

これはブラシでホコリをおおまかにかき出したのち、ショップタオルで拭き上げます。
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ファンから出たホコリはこちら。

中々の汚れ具合です。

仕上げにファン本体のホコリも掃除機で吸い込み、エアガンブローで〆。
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せっかくなので冷却ファンの制御基板も見ておきます。
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制御基板中心、丸穴部分がモーターのようです。
モーター上の3点のはんだと、5か所のネジを外せば、基板上に実装されている素子の交換もできそうです。

ただ、ネジにははんだが流し込まれているようで、これを外してほしくない雰囲気が漂っています。
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海外BBS情報によりますと、P1448 のエラーでIMA冷却ファンが故障した際は、写真手前のヒートシンク裏にあるMOSFET(旧NEC製2SK3755)が不良になっており、これを交換することで解消する(場合がある)そうです。
ただ残念なことに、この2SK3755自体がEOLになっているため、怪しげな2SK3755をAliExで購入するか、代替部品を選定するかしないといけない現状なのだとか。

今後私のGP1において、IMAシステム点検が常時点灯するようになりましたら、良品中古ファンを購入して交換するとともに壊れた現品の基盤を解析し、故障しているFETの交換を行ってみたいと考えています。

ただ、私は回路の専門家ではないので、代替部品の選定がうまくいくかどうか不安なところです。
20
見たいところが見れたので、ファンその他を元の状態に戻していきます。

基本そのまま戻していけばいいのですが、冷却ファンとアルミ製フレームの装着のみ注意が必要になります。

アルミ製フレームの丸穴に、冷却ファンケースの丸いゴム足を入れつつフレームを取り付ける部分が知恵の輪の如し。

言葉ではうまく説明できませんが、とにかくうまくやるしかないです。

最後に忘れてはいけないのは、IMAバッテリーのスイッチをONにすること。
OFFのままでも走行可能ではあるようですが、IMAバッテリーから補器バッテリーに充電がされなくなり、”充電できません”警告の状態と変わらなくなるものと思われます。
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今回の作業で掃除機が吸い取ったホコリたち。

これで、冷却ファンの負荷が少しでも減って、バッテリー冷却ファン基板上のFETが長持ちしてくれればありがたいところです。

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