IMA警告灯への対処_①ヒューズ確認とDTC消去
目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
DIY |
難易度 |
初級 |
作業時間 |
30分以内 |
1
とある日、駐車場から出ようとエンジンをかけた際に、警告音と共にメータのマルチインフォディスプレイにオレンジ色ワーニングが表示されました。
IMAシステム点検というと、ハイブリッド機構の何かの警告ということでしょうか。
2
何かの間違いかもしれませんので、ひとまず IGN ON ⇒ OFF ⇒ ONをしてみます。
すると、一時的に警告灯は消灯するのですが、走行するとまた警告灯が点灯してしまいます。
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”IMAシステム点検”が点灯するというのはどういう状況なのか。
色々と調べてみますと、どうやらIMAバッテリー回りでトラブルが発生している場合にこのワーニングが表示されるようです。
よくあるのは、
IMAバッテリーを冷却するファン動作不良
↓
IMAバッテリーが高温に
↓
充電不良となり、”充電できません”のFatal Warning発生
こうなると、IMAバッテリー冷却ファン交換をしなければならないのはもちろん、IMAバッテリーも温度上昇によりダメージを受けてしまうことで、被害は広範囲に及んでしまいます。
取扱説明書によれば、
常時点灯するようであれば、ただちにHonda販売店で点検を受けてください、ということのようですが、残念なことに付き合いのあるHonda販売店がありません。
いきなり飛び込んでいくのも気が引けますので、自分で出来るところまでトラブルシュートをしてみます。
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現状を把握するために、まずはヒューズの確認を行います。
取扱説明書によると、運転席右下の53番(10[A])がIMAシステムのヒューズになっているとのことです。
IMA冷却ファンが故障して停止すると、このヒューズが切れる場合があるとの事。
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ヒューズを確認したところ、こちらは正常な状態であるようです。
半溶解ということでもありませんので、この部分は問題なしと判断しました。
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次に、IMAシステム点検の元となったエラー情報を調べてみます。
Amazon等で1,000[JPY]程度で購入できる、ELM327というOBD情報をBluetoothでスマートフォンに送ることのできるツールを使います。
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スマートフォン側のアプリはCarScanner。
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運転席左下のOBDコネクタにこちらを差し込んでIGN ONすると、通信待機状態になります。
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スマートフォン側で、”OBD”というそのままの名前のデバイスとペアリング(PINは1234)すると、CarScanner側で接続が可能になります。
この際にCarScannerの通信プロトコル設定を行います。
最初”HondaHybrid”を選択したものの、こちらではGP1と通信できず。
次に”INSIGHT2010-2014”を選択したところ、無事に通信・接続されました。
honda Green Machine 001(ZE2)~004(GP1)あたりのIMA車両は通信関連が殆ど同じなのかもしれませんね。
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接続後にCarScannerでDTCを読みだしたところです。
保存されていたエラー情報は、
P1448
Battery Module Overheating
予想通りでした。
これ以外のエラー情報はDTCに保存されていないようです。
DTCが確認できたので、検証はひとまず終了させ、次の手を考えます。
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そんな中、日を改めてGP1を動かしてみたところ、何の警告も表示されなくなっていました。
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今回表示された”IMAシステム点検”のワーニングについては一時的なもの(コネクタ接触不良等)であると判断し、今回のところはダイアグ情報クリアで様子を見ることにしました。
ただ、これだけでは気分的にすっきりしませんので、今後もう少し突っ込んで対応してみようと考えています。
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