どうなっても知らんぞ!RHF5 VF23ハイレスポンスチューン5/8
目的 |
チューニング・カスタム |
作業 |
DIY |
難易度 |
初級 |
作業時間 |
12時間以上 |
1
排気バイパスバルブ面も凸凹アリ
砥石面出し
2
タービン周囲のアバタ状のコレは・・・何だ?
恐る恐るダイヤモンドを当てると・・・
タービンスレスレまで堆積しているカーボンだ
・・・またカーボンだよ~(涙)
クリアランスほぼゼロ・・・
1次背圧、排気温度、サージング、ブースト不安定など
様々に悪影響していると思われる
これは見て見ぬフリはできん
心を鬼にしてカーボンに挑む
3
問答無用で削り落とす
削る
削る
削る・・・
ダイヤモンドバーを高回転で回して僅かずつ削り
カーボンと鉄の境目が見分けにくいので測定しながら研磨
その後
カーボン付着対策の鏡面仕上げ
・・・カーボンという言葉がだんだん嫌いになってきた(笑)
4
板を削り出す
5
うむ、ピッタリにできた
これをどうするのか???
はい、そうです、やっちゃいます
6
ハウジングを予熱
赤外線スポットヒーター+バーナーにて
徐々に500℃弱まで全体をゆっくりと温める
これだけでも1時間以上は必要
500℃を超えると組成変化を起こす可能性があり
また強烈な輻射熱を発して危険(周囲のものが異常に熱くなる)
カメラを近付けて撮ろうとしたが
余りの熱さに危険を感じてズーム撮影
写真がブレてしまった
バーナーはブタンガス用を使ったが
燃調を確実にとり
カーボンを出さないよう注意
7
ガツンと溶接
・・・と言いたいところだが相手は鋳物
局部的な高温状態は割れ歪みが発生しやすい
黒鉛(炭素)による硬化割れが発生しやすい
など問題の多い素材である
カーボン、錆除去をしつこく行ったのは
溶接時の炭素混入を防ぎ
酸化の進行を抑えるため
・カーボン、錆、異物除去完全脱脂
・溶接前予熱(急熱割れ対策)
・低電流
・ストリンガ短ビード
・溶接後除冷450℃~100℃ (急冷割れ対策、残留応力除去)
などなど温度管理と溶接法に細心の注意を払い
白銑化やブローホール、割れなどを避ける
それらがやられていない場合や、不適切な場合は
・溶接後から「ピン、ピン、ピシッ・・・」という割れ音を発する
・溶接部がダマ状になり、ポロリと取れる
・大きなブローホールができる
・いつの間にか割れ剥離している
などの症状が発生して失敗に終わる
事前に同素材を用いた充分なテストとセッティングを行い
本番でチップ、トーチなどを充分に整備しなければ
鋳物溶接は成功しない
溶接後除冷は8時間以上行いたかったが
4時間で忍耐力の限界が来たため終了(笑)
ショットによる残留応力除去を行いたいが
素人には無理なので後割れが発生しないことを祈るだけ・・・
過度の力がかかるところではないので
経験上大丈夫なはずだが
極端な温度変化がある場所なので、どうなるのかも実験
タービンとバイパスの干渉を防ぎブースト安定と1次排圧低減、排気温度低減・・・
ハウジングにクラックが入り始めていたので
広がらないよう補強も兼ねて仕切板取付を考えた
ま・ウンチクはともかく
イマドキ風にしてみたいだけなのだ(笑)
・・・どうなっても知らん(笑)
8
2週間放置後割れ等確認
歪み測定、スパッタ、スラグ除去
ガスシールドも完璧に近く行ったつもりだが
スラグが多少あるということは
下処理で不純物が残ったのか?
それとも溶接時に鋳物の不純物が出たのだろうか??
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