フロントパイプ・マフラー交換
目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
DIY |
難易度 |
初級 |
作業時間 |
6時間以内 |
1
純正のマフラーのタイコの根本からマフラーパイプの先が錆で朽ちて知らない内に落下していたのでマフラーを新調することにしました。
AW11の新品マフラーでワンオフ制作以外の製品だと車検対応品はフジツボだけになるかと思います。インナーサイレンサー付ければ5次元の304も選択肢には入るのかな。
今回はフジツボのレガリスRを選択。パワーゲッターでも良かったのですが砲弾型が好みでないというだけです。
フロントパイプも純正ですがおそらく納車以来交換されている様子もないので、まだ生産がある内にTBS製SUSフロントパイプと交換することを決意。
しかし排気系周りの30年モノの錆はなかなか厳しく、触媒周りのボルトは軒並みネジとナットが一体化して固着していたため、ラスペネ等浸透潤滑剤は役に立たず、ほとんどのボルトはグラインダーでぶった切ったり削ったりするハメになって1日で終わらせることを断念しました。この作業さえなければおそらく1日で終わる作業です。
マフラーは触媒との接続を切離せば簡単に外れます。
フロントパイプの外しは、画像は取り外してしまっていますがエキマニスタッドのナット3つ(1つは見えないですね)と、あとはパイプの途中にあるブラケットにホースバンドのようなものでボルト1本で固定されているだけなので取り外しは難しくありません。
ただクリアランスはお世辞にも確保されているとは言い難いのでウマ掛けて下に潜って作業するのは相当な苦労でした。
2
新旧フロントパイプ比較です。
言うまでもなく画像下が元々接続されていたフロントパイプ。遮熱板がところどころ錆で朽ちていて状態は良かったとは言えません。
新しいものは上記通りTBS製60Φステンレスフロントパイプです。本当はホームページに載っている76Φが欲しかったのですが、在庫があるのは60Φのみということだったのでそちらを頂きました。私のAW11は競技車両でもないのと街乗りでしか使わないので特段問題ありません。ボルトオンで接続できます。
なお、触媒との接続用ガスケットが大小付いてきましたが、おそらくTBS60ΦフロントパイプはNA用触媒に合うように作られているっぽい?
SC用触媒(内径約65Φ)とはどちらのガスケットも合わなかったので、70Φ用汎用ガスケットを別途購入しました。
純正触媒と純正フロントパイプの接続は、触媒側に凸があってフロントパイプに刺さるようになっているのですが、今回のようにフロントパイプ側の径が小さい場合、凸が邪魔になってフランジの面接続ができません。
触媒の凸部を削り落とすことも考えましたが、結果的に70Φガスケットを2枚重ねて使用し、凸部を埋めるように接続することにしました。
なお、純正ガスケットを使えば普通に接続できた可能性は否めません。
3
フロントパイプ取り付け後です。
TBS製フロントパイプは形状的に純正フロントパイプを接続するのに使用していたブラケットが干渉するので、ブラケットを取り外す必要がありました。
現物見ればすぐわかりますが、ブラケットはボルト1個とナット1個で止まっているだけなので取り外すのは容易です。
4
フロントパイプ接続後はマフラーを先に取り付け、その後に触媒を接続しました。触媒は錆でボロボロだったため、全体的にヤスリがけして耐熱塗装をしています。
触媒が邪魔になると思いマフラーを先に取り付けたのですが、逆にマフラーが邪魔になって触媒のボルト取り付けクリアランスがほとんどなく、かなり時間と力を使いました。触媒を先にフロントパイプに接続したほうがいいのかもしれません。
フロントパイプ側、マフラー側のフランジ接続用のボルトナットはそれぞれの製品に付属していたのですが、サイズが揃っていなかったためになんとなく気に入らなかったのでトヨタ部品で純正ボルトを購入しました。
ボルトだけなのは本来は触媒と共締めするように遮熱板のブラケットがあり、そのブラケットにナットが溶接されているのでボルトのみで接続できるためです。
今回の取り外しでブラケットが錆でダメになっていたので、遮熱板の取り付けは諦めました。(今はなくても車検通るはずです)
その結果、ボルトだけでは接続できないのでナットが必要になります。
トヨタ純正ボルトは細目のM10なのでナットも細目を用意する必要があります。
あと、今回塗装する都合で触媒から一度排気温センサーを外しているのですが、その場合は触媒を取り付ける際は先に排気温センサーを取り付けましょう。
触媒を取り付けてからだとセンサーを取り付けられないのでまた取り外すことになります(猛省しています)。
とにかくクリアランスがほとんどないので、ボルトナットは2山くらいかけるだけにして遊びを作ることを意識しないとボルトの穴位置合わせにも相当に苦労するという教訓を得ました。
取り付けが終わったらエンジンを掛けて排気漏れのないことを確認したら交換終了です。
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