どうも。
今日の話題はねぇ、そらぁセド様のお話に決まってますよ。遂に、遂に引き取ってきたんですもの。自分宛ての2ヶ月早いバースデープレゼント、そうなりゃ書かずにはいられません。下書きにしてた途中で仕事中にオカマ掘られて時間ができちゃいましたので、サクサクっと書いてしまいましょ。
引き取りがバレンタインに決まっていた事は前回お話ししておりましたが、その前日まではフツーに仕事してましてね。ちょうど帰庫した時、ケータイのディスプレイに見知らぬ番号が表示されたので出た訳ですよ。電話の主は前オーナーさんの娘さんでして、かつてセド様を眺めに来た時に何度かお会いしてたことに加え、かつてのバイト先のスタンドに何度か洗車に来てくださっていたこともあり「いやぁ、お久しぶりです〜！」という調子で和やかな空気だったんですが、まぁ〜勢いがお父様であるおじさん以上で・・・w
「何が何だか分からないまま印鑑証明取っときました〜♪」と言われた瞬間、ワタクシの腹筋は壊れたのでした(爆)
頭ん中に思わず茂雄がリフレイン・・・(爆)
そして、電話を切ってから「うん、この勢いの良さは間違いなく親子だ！」とも思った訳でw
何せこんな感じで「明日お待ちしてます〜！」って電話終わったんだもの、そう思わずにいられない(爆)
その後、ジサーンの家に向かう前に友人と食事。
やよい軒の中で「Y31営業車を新車で買うなら」という話題が繰り広げられました。「メシ食いながらなんつー話題してんだ」って？ ウチらでは平常運行です(爆)
その後たぶんBJYと最後のツーショットを撮ったんですがね、肝心なとこで目をつぶってしまったおかげで「素人は黙っとれ」ってアレみたいになっちゃったw
…………あ、ちなみにワタクシが新車で買える頃に個タク始めて買うとするならMJY中期の前期クラシックSVのセパコラMTのジェントルブルーパールか、BJY前期ベンコラATの黒です。もちろんフェンミえみりでね(←クソほどしょーもないギャグ)
そして迎えたバレンタイン。もうまるで寝れなくてですね、ジサーンの家で目覚めたのは6時。
もう遠足の前の子供ですよ、えぇ・・・（苦笑）
そんな困った戸籍上23歳児はジサーンの野暮用を済ませた後、チキン南蛮弁当を食っていざタクシーを呼び、おじさん宅へ一路向かいます。
その途中、「俺とおじさんだけが動いたんじゃなく娘さんにも動いてもらった事だし、ただ手ぶらで行くのも無粋だよな・・・」と思ったワタクシは、近所のスーパーに寄って菓子折りを買うことにした・・・まではよかったのです。
いざ聞いてみたら「菓子折りは置いてない」と言うではあーりませんか。えぇ、パニックです(爆)
頭の中には中村由真の「パニック」が流れる中、菓子のコーナーから酒のコーナーを右往左往して「酒でも買ってくか？？でも好みが分からん！ 娘さん家のご家族が飲めるのかどうかも分からん！！ そもそもおじさんは膵炎やってから酒やめたから飲まねえ！！！」と焦りながら、とあるコーナーでワタクシの足はピタッと止まりました。
そう、お米です。
「そういやおばちゃん(前オーナーさんの奥さん)、『孫(男の子)も中学生になった』って言ってたよなぁ・・・。我が身を振り返ってみると、中学生男児って食い盛りだから米の消費量多いよなぁ・・・。菓子折りだと『好みじゃないなぁ』で手を出さないも往々にしてよくあるけど、米ならみんなが食べるしあって困らねぇ！よし、米だ！！！」と思ったワタクシは、北海道米の新米10kgを抱えてレジへ向かい、米を抱えてコンフォートに乗り込んだのでした(爆)
運転手さんも「米ならみんな食べるし、持ってくならいちばんいいねぇ！」と笑ってたw
まぁそんなこんなでおじさん宅に到着すると、なんと玄関ドアがフルオープンw
一声かけて玄関に入ると娘さんがいらっしゃったのですが、「掃除してて汚いよ〜」という中でワタクシは先に買ってきた米を「せっかく動いてもらって何も渡さないのは無粋だなぁと思って買ってきた」と手渡します。
「なんもいーのに・・・」と言われつつ、「メッチャ助かったw」と続いたことで娘さんのイメージが崩壊しますw
その間にワタクシはボンネットを開けてバッテリーを繋ぎ、エンジンをかけたのでした。
娘さんのイメージ崩壊に追い打ちをかけたのは譲渡証明書を出した時。
「ここに親父の名前と、印鑑ね〜♪」と言って書き始めたのを見て、ノリの良さより「えぇ、親父呼びなの？！」という驚きが勝った(爆)
それに続いた言葉は「このクルマがエンジンかかってるのホントに久しぶりに見たわ〜」だったというw
ただ、その後の言葉にわたしゃ涙腺が崩壊しかけたのです。
(↑影の功労者・実家ドッグの真白さん)
「なんか知らないけど、最近このクルマ高いって聞いたから『オークションにでも出せばいいじゃない？』って言ったのよ。そしたら『いや、売る相手は決まってる』って譲らなかった。2〜3日前に聞いて『えぇ、あのスピッツ(＊実家の犬ですw)の子！？』ってびっくりした。交流続いてると思ってなかったからさ。でも、『いちばん妥当なところに行くんだなぁ』って安心したわ。ずっと来てくれてたから大切にしてくれるの分かるしさ、親父の代わりにかわいがってやって」と言われた時、危うく泣くかと思いました。
わたしゃ言いましたよ。「俺からしたら『もうひとりじいちゃんがいるようなもんだ(おじさんはウチの祖父の4つ上です)』って思ってるからさ、転職する度に身内と仲間内以外で唯一報告してた」と。
最初はクルマから始まった交流でしたが、気づいてみたらもう「じいちゃんと孫」でおかしくない関係性になっていたんですよ。それ故に世間話9.9割な感じにもなった訳ですし、近年セドリックの話がほとんど出なくなっていた辺り「話し友達としての付き合いが深くなっていた」というのがいちばんの理由だったんでしょうね。
「たぶんあと10年はおじさんがセドリックに乗るだろう」と本気で思ってましたが、それを抜きにしても電話だろうが直接会おうがいつも最低30分は喋ってましたもの。近年名字かHNで呼ばれることが多いワタクシのことを身内以外で名前呼びで呼ぶ貴重な人ですし、もうただのご近所さんでは括れない仲になっていたと思います。奥様であるおばちゃんは「変わり者同士気が合ったんだべさ」と笑ってましたけどね（笑）
そんなこんなで見送られ、ジサーン宅で撮ったのがこの写真。うん、非常に病的な並びですな(爆)
ここで荷物を移し替え、BJYは駐車場にインしたのでした。この時イベント用のネタとしてシートバックへ置いていた南野陽子写真集を忘れて来ましたが、まぁコレはあさって取りに行きます、はい(備忘録)
ちなみにこの時、ワタクシを含めた関係者一同が名変に関わる大事な忘れ物をしていたことは、まだ誰も知りません。長くなりましたからコレはまたの機会にしましょう。
荷物の移し替えがひと段落したところで午後ティーを買いに行ったワタクシは、ここぞとばかりに写真を撮りまくります。
なぜなら、この日が「室蘭33」を掲げて走る最後の日。本当は継続したかったのですが、管轄外在住+苫小牧がクソッタレな苫小牧ナンバー管轄になってしまったことで叶わぬものに・・・。ただ、おじさんが最初の段階で「ナンバーは記念に持っておきたいんだよなぁ」と言ってくれたおかげでわたしゃ救われました。
2桁ナンバー至上主義も分かりますが、「ナンバーじゃ絶対に買えない、一台のストーリー」はきっとあるとワタクシは信じてます。そう、MDを信じる谷村有美みたいにね(←ネタが古い)
そんなこんなで回送する中、ふっと流した曲が吉田真里子チャンの「未来(あした)」。
この曲には「信じる心は奇跡を起こすのよ」という歌詞がございます。BJYにCDチェンジャーを付けた頃からよく聴いていた曲でしたが、今日はこの歌詞がいつもの比にならないくらいよく沁みるんですね。ここまでの11年が走馬灯のように蘇り、「免許を取ったら俺に譲ってください！」と言ったあの日が昨日のことのように鮮やかに駆け巡っていく。
気づいた時には、サングラスの向こうに涙が滲んでました。それは悲しい涙じゃないんです。
長年の片想いを叶えた自分自身への「よくやった！」という嬉し涙でした。泣き上戸なワタクシが人生で流した幾多の涙の中で、間違いなくいちばん綺麗な涙だったと思います。
翌日に名変を終わらせて、無事新しいナンバーが付きました。30年ぶり(たぶん)の新しいナンバーは「54-08」。祖父が乗っていたU14ブルーバードのナンバーです。元々と同じ番号も考えたのですが、「332」だとか、アルファベットが来たら目も当てられない。
「それなら希望ナンバーでは不人気であることに実績がある54-08だろ」と思ったところでよく考えてみると、「ダークグレーでシルバーメッシュが似合う4ドアの日産車」がブル以来19年ぶりに帰ってくることに気づいたんですね。
こうなるともう、これ以外には考えられませんでした。「クルマは変われど、思いは引き継ぐ」。コレが私のスタンスです。
そんな訳で、半ばお惚気のような笑いあり、涙あり？なブログでございました。
来月から車検に向けての整備強化月間をスタートさせますが、今のところ走行に支障がある不具合は皆無。オーナー孝行ないいコです。
今の目標はたったひとつ。それは「おじさんがそうだったように、俺もこのクルマと一緒に歳を重ねていけたらいいな」という、それ以上もそれ以下もないたったひとつの願いごと。
整備・板金・ドレスアップとやりたいことはたくさんあるし、いつもおバカなパーツレビューばかり書いていますけれども、それがいちばんの目標ですね。最後の最後でずいぶんクサいこと言った気もしますが（苦笑）
ではまた。
