3S-GTE パワー系仕様②(ハイカム・ポン付けタービン)
パワー系仕様② ハイカム、ポン付けタービン仕様のレビューです。
パワー系は特に多種のパーツを使用しますので、単品のレビューではなく
まとめて紹介します。
【使用状態】
07年11月~ 装着
現在も使用中
【チューニングしたきっかけ】
エンジン壊して直すついでにパワー系もステップアップしました。
詳しくは【レビュー番外】を参照ください↓↓
【使用パーツ&工賃】
(主要項目)←購入価格相当
・タービンキット TRUST TD05H-18G
・インタークーラー TRUST SPEC-R
・ハイカム HKS IN&EX256°
・プーリー HKS
・バルブスプリング HKS
・タイミングベルト HKS
・ヘッドガスケット HKS 1.6mm
・フューエルデリバリー HKS
・フューエルポンプ SARD
・フューエルレギュレーター SARD
・インジェクター SARD 1000cc×4
・プラグ プラチナ8番相当
・コンピューター HKS F-CON VPro
・クラッチ OS技研 ツインプレート
・ヘッドカバー塗装
・取付工賃
・現車セッティング
・その他消耗品等
(本仕様以前から付けてたパーツで必需品)
・ブーストコントローラー BLITZ DUAL-SBC
・マフラー APEXi N1マフラー
・エアクリーナー HKS パワーフロー
・ブローオフバルブ HKS S-SQV
・プラグコード ULTRA
・スポーツ触媒 ガレ福 SPLキャタライザー
(必要ではないけど活用しているパーツ)
・コンピューター APEXi パワーFC&FCコマンダー※
※パワーFCはアイドリング設定、モニタリングのみ、燃調・点火はVProで制御
【スペック】
(ノーマル) → (ブーストアップ) → (ハイカム、タービン)
馬力 245PS 280PS 330PS※
ブースト圧 0.8kg/cm2 1.1kg/cm2 1.3kg/cm2
※馬力は大体の予測です
【○なところ】
・タービンサイズは大きくないのでノーマルレスポンスと変わらない。
・タービンがノーマルのセラミックからメタルになるため、MAXブースト圧が上がり
パワー感は飛躍的に上がる。
・コーナーからの立上りを重視するSWにとってはマッチングの良いチューニングだと思う。
【×なところ】
・鈴鹿本コースだともう一回りサイズの大きいタービンじゃないと物足りないかも。
(完成するまでの出来事)
・タービンキットについてくるエギゾーストパイプは触媒レスのストレートなので車検に
対応はしません。なのでパイプを加工して触媒を取付けられるようにしてもらいました。
・インタークーラーのコア~サージタンクのホースが前からつけていたTRD製タワーバーに
干渉してしまい急遽CUSCO+純正タワーバーに変更する必要がありました。
・セッティング時、ノーマルインジェクター(540cc×4)でいけると思いきや、
ブースト1.0kg/cm2が限界、急遽インジェクター交換、Vproを導入して
1.3kg/cm2がかけられるようにしてもらいました。
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【レビュー番外】
もともとサーキット走行中突然エンジンがオーバーヒートしてしまい、
エンジンブローから修理をかねてこの仕様になりました。
それまでの苦労話などを自分でも忘れないようにちょっとまとめてみました。
(エンジンオーバーヒート)
ミニサーキットを3周も走行するとリザーバータンクから水蒸気が噴出してきました。
純正の水温計が上まで振り切ってしまい、FCコマンダー表示で水温145℃となってました。
はっきりは分かりませんがエンジンブロックかどこかにクラックか歪が入り、
ウォーターライン内に空気が入り込んでしまい、クーラントが蒸気化して冷却ができなくなり、
オーバーヒートに至ってしまうものらしいです。
クーラントが蒸気化する量はエンジン負荷に比例し、サーキット走行をするとあっという間に
沸騰し冷却できなくなります。高速走行だと30分~1時間で同様の状態になってしまいます。
一般走行だと症状は出にくいですが、少しずつクーラントを蒸気化させ、エンジンに負荷が
かかってしまうため、乗り続けるほど状態は悪くなります。
さほど前触れもなく(気付かなかっただけか?)こんな事態になってしまったため、
なぜにエンジンが壊れたのかはいまだに分かっていません。
(オーバーヒート後の対策)
3S-GTEエンジンのオーバーヒートの所見をネットで探しまくったのですが、やっちゃった
ヒトはいても、「原因はコレです」「こうやって直しました」と言う話はまったく見当たり
ませんでした。そのため、ウォーターポンプ、サーモスタット、ラジエータコア&ホースなど
怪しい部分は全てチェック、交換しましたが、補器類は特に問題はなく、原因はエンジン
本体の問題であろうと結論が出ました。
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対策としてはエンジンのヘッドとブロックをまるまる交換する以外方法はないようです。
一度エンジンを下ろして、ヘッド、ブロックを組立てなおし、エンジンを再度搭載します。
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ヘッド、ブロックだけでも数十万、エンジン積み下ろし、組み立ての工賃にも数十万の費用が
必要になってくるため、修理にはある程度覚悟が必要です。
クルマの乗り換えも選択肢に入ってくるレベルだとは思いますが、私の場合は、エンジンを
積み下ろすなら、この際ハイカムとポン付けタービンもいっとこうと勢いに任せてこのメニュー
に突っ走りました。完成後のクルマの出来栄えは申し分ないですが、修理&チューニングに
かけた費用はけっこうな額になりました。
また探り探りの修理とセッティングを含めると故障から修理完了まで1年近く費やしました。
できればエンジンを壊すことなくパワーアップは計画的にやりたいものです。
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