55_リアブレーキOH ②

作業は休日の午前中しかできません。
この日は夜に時間が取れたので、屋内で翌日の仕込み作業を行います。
まずは清掃作業。
左が清掃後です。
YAMASHIDAと書いてありました。残念ながらDAYTONAではありませんでした。

キャリパーも頑張って清掃しました。
いつものパープルマジックに加え、コメリの酸性クリーナーも使いました。
これだけキレイになれば大満足です。

ピストンを抜きます。
思ったよりはあっさりと抜けました。
固着していなかったのが幸いでした。

コテコテですね。

右が新品のキャリパーシールです。
これも当然純正品です。

専用ツールで清掃しました。
それほど固着していなかったので簡単にできました。
今回は専用ツールをいくつか購入しています。高額ではありませんが、チリ積です。

きれいに収まりました。
ピストンを組む際にはシリコングリスを塗布します。

ピストンも新品をおごります。
磨いてもいいのですが、それで済む状況じゃないような気がしたので買っておきました。
清掃だけはしてみましたがガリガリです。

ブーツやカラーも一式交換します。
バラしてみると交換しなくてもよかったかなと思いますが、買ってあるので交換します。

はい、キャリパーの仕込み完了です。
ピカピカで気持ちいですねぇ。

ACパフォーマンスライン製のメッシュホースを格安で購入できました。
当たり前ですが、ボルトやワッシャーも入っています。

固定フックを組んでおきます。
ホースがかなり細くなったので、意味がないぐらい余裕があります。
車検に通らないかもしれません。
後日ガタ防止のゴミシートを巻いておきます。
確かインシュロック固定はNGでしたよね。

二日目のAMです。
続きを始めます。

ココのシールも無駄に交換しておきます。（笑）

作業性の関係で、マスターシリンダーやキャリパーより先にホースを固定しておきます。

マスターシリンダーとブレーキペダルを固定します。
当たり前だけど、外すよりはるかに難しい！！！

ステップにマスターシリンダーを固定します。

ボルト３本も新品交換します。
ハンガーピン以外は交換しなくてもよかったかな。

パッドを組む際にバネもつけないくてはいけません。（赤枠内）
外す際には存在に気が付きませんでしたが、組み付けるときにキャリパーサポートに引っかかっていて気づきました。
危なかった～っ！

ホースを組む際はワッシャーの厚さ違いに気を付けます。取説に注意書きがあります。

いよいよフルード注入です。
ネット情報によると、ブリーダープラグから圧入するとエア抜きが不要だそうです。

これまた無駄にダイヤフラムも交換します。
OHは予備整備でもあるのでやりすぎぐらいでいいと思っています。
特に状態のわからない車両では必要だと思います。

完成です。
ペダルを数回踏んで落ち着かせて・・・
ん？何回踏んでも手応え、足応えがありません。
やっちまったなぁ！

どこが悪かったかわかりましたか？
ここで二日目のAMが終わりました。

三日目のAMです。
３連休に作業してよっかったぁ。

マスターシリンダーの組み方が悪かったのか？シリコングリスではなくフルードを塗布だったのか？
マスターシリンダーを全バラして組み直してもダメでした。そしてAM終了。
昼飯食べながら、ふと「エア抜きじゃね？」と思い、すぐに正規の方法でやってみたところバッチリ！！！
数分の作業でした。

押し込み注入ではブリーダープラグのガタでエアが入ってしまったようです。

安心して脱力状態で完成写真を撮っています。
いいですねぇ。
ピカピカだし、メッシュホースもかっこいい。
ブレーキタッチもメッシュホースらしくカッチリしていてよいです。

ついでにフロントのタンクキャップも交換します。
歴代オーナーがコケて削れていましたが、スッキリしました。
って言うか、ここだけピカピカ（笑）