2024年04月28日
銀行から融資を断られた③
隠れ家という色のついた不動産資産たるマンションを購入する契約をしたのだが、あてにしていた住宅ローンを銀行から断られた話。
まだ続きそう。
そういうわけで、トップメガバンクたるMUFG(三菱)と以前からの義理を重視しての地元地銀の2行と付き合っている現在、不動産なら地元地銀にお願いしていくことにした。
ボクは一人会社を動かしながら、彼らからの紹介で投資用など複数の物件にも手を出しており、個人としてはちょっと大きめな融資も既に受けているような現況である。
融資を受けるにあたっては、銀行の与信部から全財産の開示を求められている。
本来なら借入れをせずとも購入できる物件を、ボクがあえて借入れで賄ったという事情も、銀行側は理解しているわけだ。
またボク側からすれば、利率の安い融資を受けることで手元資金を温存して運用し、利回りを得るための機会を作ったという見方もできる。
すなわち貸したい銀行も、増やしたいボクも、共にハッピーな形だ。不動産販売会社も含め、商取引ってこうじゃなくちゃね!という「三方良し」の見本だ。
そういう実績のあるボクなのに、今回の新たな隠れ家マンション融資を断られちゃったんだな。
ようやく本題突入だ。
この隠れ家用に新たな住宅ローンを組むためには、いくつかの条件が提示された。
・15年ほど前にこの地銀で組んだ住宅ローンが走っているので、新融資を実行するまでにそれを完済すること
→ それは可能、対応する
・資産があるのは理解しているが、安定的所得が足りなさすぎる。少なくとも1000万円の給与所得などが必要
→ 現状、ボクの一人会社からの給与(正確には役員報酬)は低く抑えていた(月給8万円ですよ)が、それを1000万円程度に引き上げることで対応可能
・他行(MUFG)からの借入れがある様子だが、新融資を実行するまでにそれを完済すること
→ それはしたくない。固定金利で繰上げ返済ペナルティーのある契約であることと、残期間が2年と短いことと、借入れ残高も新融資の1割よりかなり小さいことと、他行との付き合いにも配慮していただきたいことなどが、ボクとしての拒否の理由
細かくは、他にも条件を求められたが、それらはクリアできたので問題にならない。
最後の「他行からの借入れを返済すること」は、ボクとしてはかなり呑み難い条件だったし、
そもそもボク自身の資産状況を全体的に考えたなら銀行サイドとしてのリスクは大きくなかろうとボクには思えたことと、
こちらとしても義理を感じて今までお願い営業にも付き合ってきたこと、
なんなら銀行の専務クラスとサシで接待を受ける程度の太いパイプを、こちらも銀行側も理解しているであろうこと、
そんな状況も鑑みると、その程度の譲歩は銀行側から引き出せるだろうと踏んでいたのだ。
しかし、どうも話が通じない。
与信部からは、相変わらず同じような条件が求められ続けるのだった。
この時期だから担当の異動もあったので、バックグラウンドの機微がうまく引き継ぎされていないのか?そんなこと、普通はあり得ないと思うぞ?
顧客台帳の備考欄あたりに、絶対書かれているだろうし。
ボクもしびれを切らせてきたので、普通なら圧の高い発言を控える物分かりのいい態度をするところだが、4月から新たな担当行員となった彼に対し、こう言い切ったのだ。
「そんなに自分は御行から信用がないのなら、今後の新たな取引きは願い下げるし、なんなら資金は引き上げる可能性もお伝えしておく。それを踏まえた上で、どうか与信を通していただけるよう、審査部と戦ってきて欲しい」
なかなかの強気発言だ。
こちらに資金力がないとここまで言い切るのは危険だが、こちらとしても銀行側としても現時点で余裕資金が十二分にあることは確認済みな訳だ。
それと、表面的にはケンカを売ってるように聞こえるかもしれないが、ボクとしては担当行員に、与信審査部と戦うための武器を与えたというつもりもあったのだ。
ところが!
担当行員からの結果報告は、やはりNG。他行からの借入れは繰り上げ返済せよ、とのこと。
あはは、融資を断られちゃった!
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Posted at
2024/04/28 20:08:26
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