12/14 戸隠スキー場
昨晩のお好み焼き屋さんで、晴れてアースホッパーproを手に入れた。
各スキー場を2回ずつ使えるこのチケット、79,800円に値上げされたのが悩ましかったけれども、なお価格優位性があると判断した。
年々大幅値上げされていること自体に釈然としない気がするのだが、昨今の情勢、諦めるしかない。
いずれにせよ、
R1250GS ADV + R1200Sさんと足並みを揃えられるというものだ。
道の駅しなので2人揃って車中泊。
クルマを停めた時には路面は軽めのウェット。
降雪は予想されていたが、WNNでは時間あたり0.5〜1mm程度だとあったのでほとんど気にしないまま寝てしまった。
朝7時、LINEが鳴る。
「おきて。。やばい。。」

あらー、真っ白。
運転席のドアを開けると・・・

ずそっ
え、大雪?
向こう側で雪下ろしをなさるR1250GS ADV + R1200Sさん

30センチくらいある?

うちのフィットくん

ええ感じに埋もれている
そういや夜中、除雪車らしき音が聞こえていたよなぁ。

でもなんで、ボクのクルマの周りだけ放置して帰っちゃったの??

簡単に脱出できたけどね

こんな日も発電機を降ろして熱いコーヒーを淹れてくださいました
さあ、山道を登るぞ!

市街地近辺では今季初のテカテカ凍結路

山に登るにつれ、美しい積雪路
凍結路よりも滑りにくいから気楽だ。

40分ほどで戸隠スキー場に到着だ

そうそう、ボクのニューブーツはレーシングモデルだ。
一番硬くないモデルとはいえ、とても手強い。履くのが。
助手席足元に置いたままクルマの温風で温めてあったから、なんとか自力で履けたとはいえ、ここでなかなか消耗させられるんだな。
でも、カスタムフィッティングをしていただいたおかげで、レーシングモデルとは思えない快適さだ!
その分、遊び・ズレ・ブレが少ないので、昨日の滑り始めには繊細な雪面コンタクトに驚き、スピードを出すのが怖かった。2〜3本も滑ったら慣れてきたけど。

ここ戸隠スキー場は、本日、オープン初日!
営業リフトは限られていて、第2〜第4と、11:30から第6リフトが稼働。
それでも、4本並ぶ黒い上級コースがオープンするとか。
今シーズン、まだ誰も滑っていない斜面だから、ゴン降りパウダーの下に固まったコブとかが隠れていない、とても素直な純粋パウダーの予感!

素晴らしい!
面ツルってやつですか?

ボクも上級急斜面に足を踏み入れてみた
なかなかですよ、このパウダー!
激軽!とはいかないまでも、転倒したら立ち上がるのに苦労するくらい。
ええ、1度だけコケましたよ。

R1250GS ADV + R1200Sさん、ボクの遅さに付き合わないで、どんどん回して!

降りて来られた!
おー、素晴らしい!!

さすが戸隠神社のお膝元!
安全と繁盛の祈願をなさっていた。
テレビカメラも入ってるね。
アナウンスで言ってたけど、有名人が来られていたらしい。
この中に写ってるかも。
「キングオブスキー」
「長野市長」
「荻原健司」
そんなキーワードが聞こえた気がした。
聞けば、荻原さん、長野市長なんだって?へぇ、知らなかった!!
さてさて。
ボクの太ももは、朝から既に閉店状態。
階段の上がり下がりが一段一段苦行である。
ダメだね、夏のだらしない生活がここに反映されている。
なのでR1250GS ADV + R1200Sさんとは一旦お別れ、別行動だ。
レストハウスでゆっくりしていたところ、運行が遅れていた第6リフトが動いたとのアナウンスを聞いて、乗りに行ってみよう。

日差しも柔らかく出たり入ったりしてきた
天候、上り調子なのかな?

圧雪の上に30〜40cmも積もっているから、既に3歳児程度の脚力にはこたえる。

未踏峰を求める皆さん
マネできない!

いよいよ素敵なスキー日和に!
でも脚力は産み落とされたばかりの子鹿にも劣るのだな。

休んでは滑り、を繰り返す
午後1時40分、空いてきたレストハウスで集合、食べよう!
ボクは、休みながら「いいにおいだなぁ、おいしそう!」と思っていたカレー。
R1250GS ADV + R1200Sさんは、ソバ。
なんでも、あの有名な戸隠そばのプライドにかけて、ゲレンデ食堂なのにかなりのレベルのソバが提供されているとのこと。
遅い時間に注文したもんだから、これがラスト1食だったみたい。滑り込みセーフ!おめでとうございます。

美しい景色に名残惜しさを感じつつ、しかし脚がいうことを聞かない。
こんな状態でパウダーなんかを滑ったもんだから、大腿筋のみならず、ふくらはぎ上部も痛めつけているようだ。
熟慮のうえ、退散することにした。15時かな。

戸隠スキー場、かなりいいスキー場だった。
遠くから信州スキーを眺めた時、やはり志賀高原、野沢温泉、白馬のあれこれ、妙高のあれこれに目を奪われ、こんな素晴らしいゲレンデに全く気付かないままだった。
リピートしたいぞ。

美しい雪道、名残惜しや

と思ったら、脱輪フィット
ボクじゃないよ、レンタカーだった。

霊山寺湖のほとり、

天狗の館という施設で温泉
長湯したいほどのぬる湯、大粒の柔らかな雪がトントンっと露天風呂に落ちて消える。
雨粒とは異なり、波紋の一切を出すことなく消えていく雪。その存在など初めからなかったかのように。
とか思っていたら息子からLINEだ。
小遣い稼ぎ成功だとか。

B:買い
S:売り
「ふざけて20万円買ったやつが5分で26万になった」らしい。
なにか気配があったの?
という。
中学生の頃からチャートを見続けている人間に備わったセンスかな。
神戸までは日本海側から帰る。いつもの通り。
初めて気づいたのだが、富山県の8号線沿いにラーメン屋が。

家系ラーメンって、関西にいるとほとんど縁がない。
何度か行ったことのある全国チェーンっぽい--商店とかいうの、あれ、よく分からない味だと思っている。これが人気の味なのかなぁ。自分が分かってないということかな?

こちらのお店はなかなかのこだわりを感じさせられるし、吉村家直系とかプライドバリバリ。
食べログでもかなりの評点。
「キレとコクを併せ持つ」とか書かれてるし。
ちょっと食べて帰ろうかな。

とりあえず、選択肢は全て普通でお願いし、卓上のコショウ、辛いの、ニンニク、ショウガなどを、食べながら少しずつ加えて味変を楽しんでみた。
これ、おいしいかも・・・うん、おいしい。
キレとコク、分かる気がする。
濃厚だがしつこさのない、そんな感じ。
チャーシューも、香りがいいよ。
麺は割と短いのかな?家系って。
いずれにせよ、また食べて確かめたいな。
ここでまたまた息子から。
あらー、儲け損ねたか。
神戸まであと400km、ゆっくり帰ろう。
どこかで寝て帰るかも。