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2024年01月03日 イイね!

年始ひとり旅、3〜4は連チャンスキー、まずはAPPI

年始ひとり旅、3〜4は連チャンスキー、まずはAPPI


本来なら、1/4には一度神戸に帰っておくつもりだったんだ。
カナダ留学中の娘が一度帰国する必要があって、格安航空券を使う都合で1/6に成田へ降臨するという暴挙に出た。
それを迎えに行くため、ボクと息子は1/5に神戸を立つ予定だったから。それに、RXはあまり乗ってないから、成田往復でその快適性を満喫してみたいという思惑もあった。

東北と京阪神をクルマで行き来するのは、日本海側ルートが近い。
ところがこの度の地震の影響で、石川県って通れるの?渋滞とかは?・・・と、1/3の時点ではまるで情報がない。

じゃあ関東経由で帰るか?

いや、それならいっそ、この一人旅を延長して1/6に成田入りすれば良いじゃないか。ナイスアイディア!

ということで、1/3と4をスキーに、1/5を東北から成田までの移動に使ってみよう。



1/3 APPI (PPAPみたいやなぁ)

安比高原スキー場のことだ。
バブルの少し前ごろにリクルート(!)による開発がスタートした安比は、蔵王か安比かというくらいに東北を代表するビッグゲレンデ。

そういう知識を持って、件の兄に「安比に行きたい」って言うと、彼による評価は必ずしも芳しくない。

「どのコースも同じようなもんだ。留守都みたいに」

との回答。ゲレンデマップを見て、なるほどルスツと似てるかもしれないと得心したものの、とは言え一度は経験しておかないとね。






広すぎて、マップも左右に分けて表示。

とりあえずこの日の目標は、オープンしている全コースの制覇だ。
広いぞぅ、「コース数: 21コース; 総滑走距離: 43,100m」という。43.1kmですよ。全コース1日で周り切れるかな?



遅寝遅起きのボクなので、営業開始とともにリフトに飛び乗るってことがほとんどない。

しかし、ここは広大な安比。気合いを抜くと、全コース制覇が危うい。前日からスキーセンター真ん前にクルマを停めて車中泊、営業開始と同時にボクも活動開始できた。



まだ誰も踏んでないピステ、さあ、いくぜ!!





ゴンドラ山頂駅。巨大な中華製モニターでコースマップなどを映し出している。さあ、どこから行くかな。










朝のうちは山頂はフォグ。中腹以下は見通しが良い。
ただしここ安比は、綺麗な山体に開発したゲレンデによくある「上部は急、下部に行くほどなだらか」というレイアウトなので、30度を超える上部斜面を見通しの効かないままで飛ばすのは怖い。



時間が過ぎると、上部でも半分だけガスって、半分は晴れるという状況になってきた。山体に当たる風の向きによるものだな。面白い。


たざわ湖スキー場同様、降雪量が不足気味なので、クローズされているコースもある。そういうコースは、いわゆる非圧雪の急斜面なので、入れないことにホッとしなくもない。もちろん、表向きは「残念だが仕方ない」とつぶやいてみせるのだが。



また、バーンを貸し切ってポールを立ててスラローム競技の練習をしているコースも。




なにせ超巨大ゲレンデだし、ロングコースばかりだし、分岐コースも多いし、全コースを色塗りしていくには計画性が必要で。

途中で何度もマップを見ては、こっちで良いのかな?と考えながら滑る。初めてのスキー場ならではの探検的ワクワク感だ。

結果的に、この日オープンしている全コースを制覇できた。





ここ数年で最も長時間かつ長距離を滑ったことになった。
10年くらい前までなら、昼食も取らず朝から夕方まで滑りっぱなしってことも珍しくなかったのになぁ。


ところで、明日行くべきスキー場のことを、リフトでたまたま相席したうちのお二人に聞いてみた。お一人はインストラクターのお兄さん、もう一人は地元のベテランスキーヤーおじさん。

明日、岩手県内の八幡平リゾートおよび下倉スキー場か、夏油高原スキー場のどちらかで滑りたいが、オススメはどちらですか?

アースホッパーの権利を使える両スキー場、どうやら滑り応えがあるのはお二人揃って夏油高原スキー場だという。

初めて知った名前だ。そもそも読めない。「ゲトウ」と呼ぶそうだ。字面からは、到底スキーができるとは思えない暑苦しさ、脂ギッシュさ。

しかし、豪雪地帯で有名だそうな。

ただし、「安比や八幡平よりもかなり南だから、雪質は良かない」と言う。

おお、岩手というだけで北国だと思っていたが、その中にもヒエラルキーがあるってことか!ストイックに見えて仕方ない(^^)




そしてこの夜は、一部のスキーヤーの皆さんが誇るように、ボクも倣ってみた。




半額バーゲンハンター。

閉店の1〜2時間前のハイエナ。楽しいですな。

結局選んだのは、コイツらだ!



特に、岩手牛の弁当、おいしかった。せっかくここまで来たのだから、食べとかなきゃね。







Posted at 2024/01/14 11:30:48 | コメント(3) | トラックバック(0) | yukiyama | 日記
2024年01月01日 イイね!

年始ひとり旅の果て

年始ひとり旅の果て


1/1 たざわ湖スキー場

兄は、医者らしいある種のバランスの悪さを見せる男だ。
そんな兄が学生時代に回った東日本のスキー場を経て「日本一」と絶賛するのが、ここたざわ湖スキー場。

ずっと関西住みのボクにとってあまりに遠く、それこそ北海道よりも遠く、話を聞いてから数十年、ようやくたどり着くことができた。

いかんせん降雪量が不足していて満喫すること叶わなかったが、中規模以上のスキー場としてはバラエティーに富んだ斜面構成と山の資質から、かなり飽きさせられない、いいスキー場だと感じられた。日本一かどうかはともかく。

全くの初心者も、カービングが楽しい中級者も、30度を超えないとアドレナリン不足に陥る上級者も、それぞれが満足できるだろう。


それよりも何よりも、ほぼどのコースからも眺められる田沢湖の絶景。







天候に恵まれたことにも感謝しなければならないか。
青空の広がる午前中は良かったが、午後2時を過ぎてほんのり雲が空を覆ってくると、雲の隙間から差し込む光のなんと神々しいことよ。


3:30にクルマに戻ってからの下山道中には、こんな光景が。



「!」

高緯度のこの時間ならではの温かい色味の光が、ただ1ヶ所だけ開いた雲の隙間から差し込む。

それも、神の宿る田沢湖のど真ん中に!

思わずクルマを道路脇に停めて、スマホで撮影するしかなかった。
なんてなんて、神を信じざるを得ないこと。




それからしばらく盛岡方面に向かって走っていたところ、パイオニアの楽ナビから異常な警報音が鳴り響く。

緊急放送を受信したからテレビをつけるか?と聞いている。


能登半島を中心とした大地震だ。

今でこそあれこれと気持ちの整理がつき始めているが、この時はちょっと動揺せざるを得なかった。

昨日まで走り抜けてきた福井石川富山新潟。
近日中にも、帰途となろうその地域。

ボク自身も、阪神淡路を経験している。空を飛ぶ報道などのヘリに向かって叫びたい衝動のことは、未だに忘れ得ない。


現実的には、世界には祈りを被災地に向けてくれている人がたくさんいることを理解しつつ、出来ること(していただけること)は限りなく少ないことも分かる。

そんなこんなで、1月2日は祈りの時間にすることとした。



1/2 初詣〜北上川水系の水源地

昨夜は元旦ということもあり、車中泊道中で欠かせない日帰り温泉にありつくことができなかったので、朝風呂を探した。



この日から通常営業という情報を信じ、やってきたのがここ「七時雨鉱泉」。岩手の山あいと言うか山奥というか、このもう少し先は冬季通行止めというような場所。道は片側1車線の舗装路なので悪くないんだけど、除雪は追いついてない。



湯船には冷たい「鉱泉」が垂れ流しなので、時折り過熱水蒸気のバルブを開いて湯温を上げなければいけない。自分で(^^)

恐る恐るバルブを開く(青鬼オンラインみたいやな)と、バルブから湯船の湯全体に「ブビババババビバ」という振動がリアルタイムで伝わり、裸の身体の芯にまで伝わり、単純にビビる。
遅れてカァッ!と湯が熱くなり、これまた恐ろしい。

そんな原始的機構による原始的恐怖を面白がって、2時間もの長風呂を堪能した。


さて、初詣、どこいこう?

岩手でしょ?奥州藤原氏のゆかりの寺とか、ほら、金色堂とかそんなんあるんとちゃうの?

と思って調べると、かなり南なんだね。ここは盛岡より数十キロ北なのに対して、平泉の中尊寺は宮城のすぐ北。広い岩手県の北と南。遠いわなぁ。

この辺りで名所は?と調べたら、北上川の源流と言われる泉があり、しかもそこがお寺の境内になっている、と。よし、行こう!




坂上田村麻呂が建立されたと伝わるらしいから、平安時代、西暦800年代の寺だ!すごいなぁ。正覚院という。


笠コ地蔵ならぬ、笠コ狛犬。


森の斜面に造られたこぢんまりとした古刹で、都会の大規模で絢爛な寺院では感じられない風情が宜しい。雪景色も加わってね。



境内はこの一角




ここ、ここ!

古木の根の元に湧く水こそ、日本有数の大河たる北上川の源流だという。


お寺の前には水辺の公園も整備されており、正月早々、良いところに来た感覚が強かった。
地震のことと、昨今大きく変わった自身の環境のことなどを祈って、ここを後にした。


と言いつつ、この寺と公園を両脇に従えた車線もない細い道こそ、旧奥州街道の一部だそうで、国道4号が逸れて開発されたゆえに古代からの原風景らしきイメージが残っているという。少しだけ走ってみようか。一戸、二戸くらいまで。



「ヨノ坂」なんて名の峠。 難所だったそうだ。集落も何もなく、寂しいことこの上なく。



続く、かな。
Posted at 2024/01/13 18:38:50 | コメント(2) | トラックバック(0) | | 日記

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