
栗駒山 (須川岳)1,627m
二百名山 (岩手県・宮城県・秋田県)
宮城側(いわかがみ平)登山口より
天気:曇/晴
しばらく行けていなかった山スキーだが...
GWの晴れ間を狙っていた。
そして今回、地元の岩手・宮城・秋田の3県に跨る「栗駒山」(須川岳)へ行くことが出来た。
今年の5月、東北の山(奥羽山脈)は例年より雪が多いらしい。
車から山々を眺めながらやって来たが、まだまだ雪で真っ白だった。
5時半には家を出て、宮城県側の登山口である「いわかがみ平」を目指す。
地震の影響で通行止めになっている道路もあるが、カーナビで確認しながら順調に登山口へ向かって来た。
しかし、登山口までの道路が「いこいの村」までで冬季閉鎖...ゲートが閉まっている。
ネット情報で4月28日に除雪は終わっている、と聞いていたので安心して来たのだが...
暫くの間、「午後5時」から「午前9時」までの時間帯通行禁止だった...

朝早く出て来たので、7時にはここへ到着していた。
ここから登山口の「いわかがみ平」までは、歩いて1時間くらいだろう。
ならば!
と思いザックにスキーを括り付けここから1時間歩くことにした。
が、出発するとゲートの前にいたおじさんに
「歩いて行くのも駄目!」と言われた...
ただいまパトロール中で、地震が多いから、危ないから、ということ...
ここは素直にその指示に従う。
ゲートが開く9時まで2時間もある。
どうしようか...ウロウロしていたら、
車を停めた広場の近くに小さな雪渓を発見!
2時間も時間があるのでここで遊ぶことにした。
で、せっせとスコップで「ジャンプ台」を作成!
スキーを履いてこのキッカーでジャンプの練習だ。小さな雪渓だが、加速すればまずまず遊べる...


自分はエアーのようなパフォーマンスは出来ないしコツも良く分からない。
なので山スキーの相方のお手本を見せてもらう。
グラブは右手で左足スキー外側を掴むミュート。クロスも入り、これがなかなか決まっている。


で、自分も! と思ったが手が届かない...(手は長いほうだが...)
いろいろとコツは聞いたが、簡単にはいかなかった。


まあ、こんなところでコケて足でも痛めたら、これから山スキーするのにも支障が出るし、ここは程々に遊ぶ。
これからスキーを担いで登るのに、こんなところで無駄な体力を使ってしまった...
そんなことをしているうちに冬季閉鎖のゲートが開いた。
ちょっと早く開けてくれるのだろうと思っていたが、
係員はしっかりAM9時ジャストに開けた。
▲9:10 いわかがみ平
道路脇の「雪の壁」を見ながら、登山口の「いわかがみ平」へ到着。

しっかり駐車場の脇まで雪が残っている。
これなら帰りはスキーを脱がずに最後まで滑って降りてこれる!

▲9:15 登山開始
いつものスタイルでスキー靴をザックに入れ、スキー板を担いで登る。
もうこの時期になれば「スノーシュー」は必要ないだろう。
足には軽アイゼン(モンベル:スノースパイク 6本爪)を装着しつぼ足で登る。


雪は黄砂の影響で積雪期の様な白さが無くなっている。
クラック(小さいクレバス)が沢山出来ていた。
沢沿いを登っているので大きな穴も空いている。
滑る時は要注意!


晴天では無いが、日差しが強すぎるよりいいかなと...
空を見上げると太陽の周りに虹が出来ていた。更に外側にも濃い目の虹、2重になっている。
ちょっと奇妙にも見えた。
結構上まで登ってきた。
それほどきつい傾斜では無いが疲れが...体力はかなり落ちている。
しかし、久ぶりの雪山の景色はとてもイイ!帰りの滑りも楽しみだ!

<続く>
Posted at 2011/05/04 14:15:36 | |
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山スキー | 日記