
日程:2016年04月30日(土) 日帰り
天候:曇/晴 (強風)
鳥海山-山スキー(猿倉口)
◎猿倉駐車場 → 七ツ釜避難小屋 (ピストン)
みんカラ繋がりのAJ5さんと鳥海山を滑走!
★みんカラ繋がりということで、久々にこちらへもアップです...
<山のブログはこちらでやっております>
AJ5さんとは昨年7月の北アルプス焼岳以来、半年ぶりの再会となる。
現地で前泊するAJ5さんに合流するため、私も前日の夜に移動した。
21時過ぎに待ち合わせの場所へ到着。
そして安着ビールで乾杯!
現地(フォレスタ鳥海付近)では雨に加えて霰が降っていた。
強風も治まらず、翌日の天候が気になる...
<4月30日>---------------------------------
車中泊より目覚めると、昨日の雨は上がり若干の日差しもあり。
青空も見えていたが、鳥海山は雲の中だ。
半分あきらめ気味に朝食を摂り、猿倉口を目指して移動を開始する。
何とも、途中から積雪が増してきた。
私は今年の雪の少なさに油断して、ノーマルタイヤ...
途中積雪で車が滑り出したので、AJ5さんの車へ乗り換える。
雪の壁も例年に比べると迫力に欠ける。
7時過ぎに猿倉駐車場へ到着。
既に10台ほどが駐車されており、皆さん入山の準備中だ。
我々もゆっくりと山行準備を開始する。
その後も猿倉駐車場には順調に車が入ってきた。
今朝の悪天候と強風につき、七高山登頂はこの時点で諦めていた。
軽量化の為、ストーブやクトーやらを車に置いていく。
寒いのでノンアルビールなども置いていこう。
出発していく団体さん達。
▲8:00 猿倉口出発
さて、我々も行けるところまでと決めて、猿倉口から出発だ。
登りではスノーモービルのルートを使わずに最短のルートを選択した。
例年より大分雪が少ないとは言え、鳥海山は流石に積雪豊富である。
昨日の積雪が若干あり。
この新雪がどう滑りに影響してくるか?
このまま気温の上昇とともに溶け出せば厄介なストップ雪になるだろう。
この付近は真冬に戻ったという印象。
その遠方には緑の山が見られる。
春と冬の境目をここから見ることが出来た。
見上げれば雲の動きがとても早かった。
たまに青空が見えることもあり、回復を期待する。
前回登った時の記憶にもある藪の箇所を抜ける。
ここは意外と簡単に通過した。
予想以上にまずまず積雪有り、ということか?
依然、山頂方面はパッとしない...
スノーモービルのフラッグは左の谷の中を通っている。
我々は右側の尾根を歩いた。(尾根は風は強めである)
すると右手に祓川ヒュッテを眺めることができた。
今日の祓川駐車場も満車であろう。
上空の雲の様子が変わった。
この雲を見てからか...
次第に青空が広がるようになってきた。
青空となれば霧氷も一段と美しい。
風を防げる場所に来て一本休憩を入れる。
AJ5さんと、一緒に登っている軽トラのおじさん。
軽トラのおじさんは山頂まで行く気が満々だ。
それに釣られて、自分らの気分も高まってきた。
しかし、クトーなどを車に置いてきている。
この気温(雪面状況)と強風から言って、シールやシートラーゲンでの山頂登高は難しいだろう。
休憩しながらおやつを食べて、いろいろと考えていた。
休憩中に団体さんが別トレースで追いついてきた。
意外と賑やかな今日の猿倉ルートである。
休憩を終えて再び歩き出す。
その後は完全なる樹林外へと出ていった。
新雪は飛ばされて硬いアイスバーンになっている。
まだまだシールで行ける。
しかし、強風に混じって霧氷が飛んでくるのには参った...
顔に当たって痛い...
直登する元気な軽トラのおじさんとはここでルートを変えた。
直ぐそこに七ツ釜避難小屋がある。
まずは小屋を目指そうと、右手へ反れた。
▲10:10 七ツ釜避難小屋
軽トラのおじさん曰く。
七ツ釜の小屋の扉は冬季用が無いため雪に埋まって開かないこともある。
といっていたが、今日も問題なく登山者に利用されていた。
扉が積雪対策で上下二段階になっているところが特徴的かな。
小屋にお邪魔して休憩する。
小屋に入れば風が無いだけでこんなにも暖かいと感じさせられる。
ここでパンを食べる。
温かいものでも食べたいが、ストーブまで車の中に置いてきた事はいけない...
しかし、みんな小屋内でスマートフォンを使っている。
SNSか投稿か?
ふとAJ5さんのスマートフォンに目をやると。
「ここをゴールとした」とのメッセージをFBへアップ中...
そうか。
やはり、ここが今日のゴールだよね。
(もちろんその意識は共有出来ています。)
▲11:05 下山開始
小屋を出ると強風には変わりはないが、一段と景色が良くなっていた。
祓川方面を眺める。
猿倉方面とAJ5さん。
それでは滑走開始!
小屋から暫くはガリガリのバーン。
ガリガリを滑ってその斜面を振り返れば、見覚えのある方々が...
やまめさんが私に気づいたみたい。
軽く手を振って先に下っていくAJを追いかけた。
周辺に樹林が見え始めた辺りからは新雪の滑りやすい斜面に変わる。
これは気持ちが良い!
板も止まらずに良く滑る。
そしてこの谷が今日の最高の斜面だ!
斜度もあり、雪も良い。
ここは風も弱くてとてもイイ場所。
ここで登り返して滑ることにした。
4回滑って、もう一回とシールを付けようとすると。
何とも、ディアミールのヒール部分が破損していた...
これはアカン...
何とかヒールは一部分で固定されているが直ぐに外れそうである。
これで今シーズンの山スキーは終わりだ。
あとはこの先を慎重に滑って下れればいいかと...
そんな中、破損したディアミールのヒールを探しに行く。
見事、見つかり...それを回収できた。
3つに割れているのね...
保守部品で修理できないものか??
この状態でも一応ヒールは固定できている。
あとは無理せずに下るのみだな...
しかし、最後まで雪は良く滑った。
昨年はベタベタだったが、全くそんなことはない。
無事猿倉口まで戻ることができた。
お疲れさんでした。
▲12:30 猿倉口下山
今朝の積雪の面影は無く、駐車場のアスファルトは既に乾いていた。
車へ戻り、ニセビール(ノンアル)で乾杯。
雪で冷やして美味しいところを頂く。
猿倉の駐車場を去り、ノーマルタイヤのマイカーを取りに行く。
今朝は自分の車だけだったが、同じ場所に多くの車が有り?
これらノーマル軍団...
そんな中、見えなかった鳥海山が山頂まで見えていた。
帰りに晴れる法則?
下山後の温泉はフォレスタ鳥海を利用した。
大人400円。
その後は昨年同様、秋田県の湯沢まで戻り、キャンプ宴会の準備を行う。
昨年利用した無料キャンプ場へやってきた。
野外で宴会を開始するが、今日は何か寒い。
そこでAJ5さんのテントが活躍する。
テントは暖かい。
ちょっと火を起こせばとても温まる。
そこへ地元でAJ5さんの後輩のSさんが宴会に加わり改めて乾杯!
恒例のアサリの酒蒸しは特に美味い。
で、テントではやってはいけない例の餃子をやってしまった...
やはり、その結果は同じである。
カプサイシン充満...
それがこのGWの思い出となるわけだ...
鳥海山へのリベンジもしたかったが今季は終わった。
また来年、山スキーを楽しもう!