
品薄のために手軽に買えないウイスキーと知られるサントリーのシングルモルトウイスキー「山崎」。昨日はその「山崎」がつくられているサントリー 山崎蒸溜所に行ってきた。
私はほとんどお酒を飲まないので、ウイスキーの話はできないけど、山崎蒸溜所に関する小ネタを紹介します。
(1) 山崎蒸溜所は大阪府にある
山崎蒸溜所の紹介文に「京都の南西・天王山の麓、山崎」とある。昔のCFでも「京都郊外 山崎」と紹介されていた。これだけを見ると、山崎蒸溜所は京都にあるものと思うだろう。しかし、山崎蒸溜所の住所は「大阪府三島郡島本町山崎」、大阪府なのだ。ところが、最寄り駅のJR山崎駅の住所は「京都府乙訓郡大山崎町大山崎」で、こちらは京都府になる。地図を見れば、JR山崎駅と山崎蒸溜所の間に府境(県境)があり、ギリギリで京都ではないことがわかる。
※線路はJR京都線。山崎蒸溜所は電車から見える
※駅からサントリーへの順路にある府境の標識。両側に大阪と京都のそれぞれの表示がある (Google Earth より)
(2) 山崎蒸溜所内に公道がある
山崎蒸溜所の入口から真ん中に伸びる道を進むと突き当りに鳥居がある。そこにサントリーと地域の人が復興させたという椎尾神社(しいおじんじゃ)がある。住民が神社に手軽に行けるようにと、この道はサントリーの私有地ではなく公道になっているそうだ。
椎尾神社では、1924年に山崎蒸溜所が完成し蒸溜施設を稼働させた記念日である11月11日に毎年祭礼が行われているとのこと。また、サントリー「ローヤル」のボトルキャップのデザインは椎尾神社の鳥居をモチーフにしているということだ。
※人が歩いているところが公道です
※この辺りはほのかにウイスキーの香りが漂っている
※突き当たりにある椎尾神社の鳥居
※神社側からみた山崎蒸溜所 その1
※神社側からみた山崎蒸溜所 その2
(3) 山崎蒸溜所は天王山のふもとにある
「京都の南西・天王山の麓、山崎」という紹介文から、山崎蒸溜所は天王山のふもとにあることがわかる。天王山は、「本能寺の変」の後の1582年に豊臣秀吉が明智光秀に勝利した戦いの戦場で、「ここ一番の勝負時」や「運命の分かれ目」を「天王山」と表現するのは、この合戦を由来としている。そんな山が背後にひかえているのだ。
この天王山にある天王山トンネルは名神高速道路の渋滞スポットとして有名だ。また近くには複雑な分岐がある大山崎ジャンクションと名神の大山崎インターチェンジがある。車でお越しの際は、大山崎で降りてください。
JR山崎駅は私の最寄駅から2駅ということもあり、10kmほどの道を歩いて帰りました。その途中で見かけた新名神高速道路の高槻~城陽間の工事風景。完成までまだまだかかりそう。
◆関連情報
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ウイスキーづくりの精神を守り継ぐ椎尾神社、秋の祭礼。|山崎倶楽部|
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アクセス | サントリー山崎蒸溜所(大阪府)|ウイスキー蒸溜所見学
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【山崎蒸溜所】こだわりが込められたウイスキーのボトルデザイン
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Posted at
2025/04/07 03:06:22