御挨拶

　初めましての方も御久振の方も、拙ブログに御越下さり有難う御坐います。


　扠、私は大正十年鹿兒島縣鹿兒島市生、舊制中學を卒業後海軍兵學校七一期に進み、昭和十九年秋にヒリッピン沖の太平洋にて戰死。
したと思つたのに何故か其廿六年後に生れ變はつて來たと云ふ、何共黄泉歸りの人間であります。

　でありますので、見た目と中身の差が五拾年程御坐いますので、此方が云つてゐる事が中々傳はり辛く、解つて呉れる人は九十半ば以上か亡る直前の人だけと云ふ感じであります。

　でも、體が若いと云ふ事は、其だけ"あの時"に謳歌出來無かつた青春と云ふか、人生を謳歌致して居りますし、新しい物にも色々と興味深く接する事が出來、生きてゐるつて手荒く素晴しいと實感してゐる次第であります。

　と云ふ、前世の記憶が有ると云ふ依り、其儘若い體で續きと云ふか、最初から遣直しゝてゐると云つた處であります。


　其な人間が不取敢備忘録として日々の、基本的に休日に遣つた事や感じた事を綴るだけでありますので、時には不愉快且つ面倒臭ひ事を記すかも知れませんが、年寄の戲言と思ひ流して戴ければ幸甚であります。


　と云ふ事で、簡單乍自己紹介も兼ての御挨拶を記させて戴きました。

　正假名、正字體は出來る限り文章で云ひ度い事を傳へる爲には新假名遣ひ依り優れてゐると思ふのが自分の見解でありますので、此流儀で記して行きます。


　因に、何故新にみんカラで續けたのかと云ひますと、成長と云ふか何と云ふか、人間何處かで變化して行くのが當然でありますから、斯うして時々、今時の言葉で斷捨離と云ふのですか、其もアリかと思ひ、否、自分はさうしてリセットするのも大切だなと思ひ、新なIDで再出發した次第であります。

　だつて、昨日自分が書いた文章を見ると私は恥づかしいのでありますよ。
其が五年以上前の物何て、手荒く赤面して消し度い程でありますよ。

　だつたらネット上に殘すなと云ふ話でありますが、其處は其、何處でも見られる備忘録として便利なので恥づかし乍利用してゐる次第であります。


　まあ、此方使ひ勝手が良いでありますしね。




　本日は拙日記を讀んで下さり有難う御坐いました。


　御負
　Gerry Mulligan – Paul Desmond Quartet - Blues In Time