左フロントハブユニット交換
目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
DIY |
難易度 |
中級 |
作業時間 |
6時間以内 |
1
異音の原因探索のため(一応)プロペラシャフトを交換しましたが、変化がなかったため、左フロントハブユニットに原因を特定。翌日、交換作業を行いました。こうなることは、ほぼ分かっていたので部品は準備していました。
2
今回はハウジングも新品を用意しました。過去2回この作業を行いましたが、ハブコンプリートをハンマーで叩いて外す作業が結構大変なのと、騒音問題もあります。ハブユニット全て新品を用意すれば夜間、室内で組み立て作業を事前に行うことが出来て、時間短縮にもなります。一時、この部品は入手できなくなっていたので、購入できるなら今のうちにという思いもありました。
28313AE030 ハウジング,フロント アクスル レフト
3
28316AE000 ベアリング,フロント アクスル
4
28052AA010 ハブ コンプリート,フロント アクスル
異音の原因はこのシャフト部の摺動摩耗です。
5
一連の作業はいつものブッシュリムーバーで圧入します。
6
ハウジングの内側からベアリングを圧入します。
7
内側の溝にスナップリングを取り付けます。28035AA010 スナツプ リング
8
アウターシールを取り付け。ブッシュリムーバーのカラーを使って圧入します。
アウター、インナーシールは予めグリスが封入してあるので、グリスの準備は不要です。
28015AA0708A オイル シール,フロント アクスル アウタ
9
インナーシールの取り付け。
28015AA080 オイル シール,フロント アクスル インナ
10
ハブコンプリートをベアリングのレースに圧入します。
11
ハブコンプリートのシャフトを内側のベアリングレースに圧入します。ベアリングレースをしっかり押えることができるようにブッシュリムーバーのカラー径を選択します。
12
押し込んでいくと当たりが出て、それ以上入らなくなるので、適度に圧をかけて完了させます。※この写真はまだ途中です。
13
車体側の作業は説明省略しますが、とにかくハブユニットを外します。
14
外したハブユニットはフランジを持ってゆすると大きなガタがあることが確認できました。矢印の部分、ハブシャフトとベアリングレースの圧入が緩んで、シャフト側の摩耗が進んでガタが大きくなっています。参考までに動画を貼り付けておきます。
15
用意しておいたハブユニットを組み付けていきます。ストラットの固定ナット締め付けはアクスルナットのセンターが車重がかかった状態の位置にした上で行います(1G締め)。
16
ローター、ブレーキキャリパーの取り付け。
17
アクスルナットの締め付け 186±20N・m 。締め付け後、貫通ドライバーでナットをカシめておきます。
18
交換後、試走して異音の解消は確認できました。しかし高速道路で試走したところ、ある速度域でハンドルがブルブルと振動していました。これは少し前に把握していたのですが、タイロッドのガタが原因です。これまでハブシャフトとベアリングの圧入が緩む原因を作ってきた問題でもあります。ハブのガタがなくなった分、ハンドルに振動が伝わりやすくなり、より大きな振動になったと考えました。かなり以前から高速走行時にハンドルが微振動する事象は気づいていたのですが、対応が遅すぎました。丁度この次の週にタイミングベルトの交換作業をディーラーで予約していたので、左右タイロッドの交換作業を追加してもらい、それまで乗るのを控えることにしました。タイロッドの交換後、異音もハンドルの振動もなくなり、やっと長期間続いた異音沼から抜け出すことができました。
19
今回作業の部品リストですが、ストラットとハウジングを固定するロックナットなどが別途必要です。
[PR]Yahoo!ショッピング
入札多数の人気商品!
[PR]Yahoo!オークション
関連コンテンツ
関連整備ピックアップ
関連リンク