純正水温センサー

純正水温センサーの場所

カプラーを抜いたところ

このカプラーの両端の端子に抵抗を挿してCANバス上の水温データを集計しました。カッコ内はそのときの抵抗の両端の電圧です。

2204 Ω → 23 ℃ (2.434 V)
1099 Ω → 41 ℃
996 Ω → 44 ℃ (1.530 V)
685 Ω → 55 ℃
466 Ω → 67 ℃ (0.866 V)

CANバス上の水温データからは小数点以下の値が取れなかったので、精度はイマイチです。

以上のデータから水温センサーのサーミスター定数Bを、
B = (ln Rn - ln R0) / ( 1/Tn - 1/T0) から求めることができて、
約3550[K]となりました。

電源電圧V、プルアップ抵抗Rxとすると
Rx = Rn * (V-Vn) / Vn なので、
V≒4.73 [V], Rx≒2080 [Ω] となりました。

水温センサーの両端電圧Vt[V]から温度T[℃]を計算するには、
T = B / (ln(Rx/R0) + B/(273.15+C0) - ln((V-Vt)/Vt)) - 273.15
なので、R0=2204,C0=23,B=3550,Rx=2080,V=4.73 を使うと

T = 3550/(11.929-ln(4.73/Vt-1))-273.15

となります。(多分)
だれかこの式をもっと簡単にして(笑)

青色が T = 3550/(11.929-ln(4.73/Vt-1))-273.15 のグラフで、
ピンクが -17.1600983604794*Vt^3+80.5733170536915*Vt^2-150.698820082386*Vt+147.912604767744 のグラフ
黄色が 14.3042735806579*Vt^4-82.9620775189282*Vt^3+184.28816893588*Vt^2-215.19291677956*Vt+160.755805210381 のグラフになります。
35～110℃くらいの範囲から外れると誤差が大きいです。