
アウディは15日、新型「TT RSクーペ」及び、
「TT RS ロードスター」のさらなる詳細を公開。
2015年に発表された3代目「TT」の、
最高性能バージョンとして追加された新型TT RSは、
先代と同様に2.5リッター直列5気筒ターボ、
「TFSI」エンジンを搭載してます。
その内部はフリクションの低減やエンジン単体で26kgの軽量化など、
様々な改良が加えられ、最高出力は340psから400psに、
最大トルクも45.9kgmから49.0kgmへ、大幅に向上したという。
これにより、0-100km/h加速はクーペが3.7秒、
ロードスターは3.9秒と、先代の最強版「TT RSプラス」より、
さらに0.4秒(ロードスターは0.3秒)も短縮されました。
又、エンジンの全長も従来の5気筒より50cmほど短くなったため、
車体の前後重量配分もより最適化されたという配慮。
筒内直接噴射とポート噴射を使い分けるデュアル・インジェクションも採用されています。
トランスミッションはローンチ・コントロール付き7速デュアル・クラッチ式、
「Sトロニック」のみの設定となりマニュアルは有りません。
マルチプレート・クラッチを使ったフルタイム4輪駆動システム、
「クワトロ」が前輪に加え後輪にも適宜駆動力を配分するシステムに。
最高速度は250km/hでリミッターが作動するらしいですが、
オプションで280km/hまで引き上げることも可能なんだって。
ちなみに燃費はクーペが8.2リッター/100km、
ロードスターが8.3リッター/100kmと発表されてます。
スプリングとダンパーが固められた専用の「RSスポーツ・サスペンション」は、
標準モデルのTTより車高が10mm落ちてます。
「アウディ・マグネティック・ライド」と呼ばれる電子制御ダンパーを備えた、
「RSスポーツ・サスペンション・プラス」もオプションとして装着でき、
その設定はパワートレイン、ステアリング、そしてエキゾーストのフラップと共に、
「アウディ・ドライブ・セレクト」システムで切り替えることが可能との事。
足回りは19インチの5スポーク鋳造ホイールに245/35タイヤが標準、
20インチの7スポーク鍛造ホイールと255/30タイヤも用意されており、
カラーはシルバー、マット・チタニウム、グロス・アンスラサイト・ブラックから選べるとか。
ブレーキ・ディスクは前370mm、後310mm。
オプションのカーボン・セラミックを選ぶとキャリパーがグレイに塗られ、
それと分かる仕様になるようです(通常は黒または赤)。
ハニカム・グリルと拡大されたインテーク、
固定式リア・ウイングなどが目を引くエクステリアですが、
最大の特徴はテール・ランプにアウディの市販車で初めて、
マトリックスOLEDが採用されたことかもしれません。
ボディ・カラーはRS専用の「ナルド・グレイ」「カタルーニャ・レッド」を含む全9色が。
先代より35kg軽量化されたというクーペの車両重量は1,440kg。
オープントップ化と共に各部が補強されたロードスターは1,530kg。
5層構造の電動ソフトトップは50km/h以下なら走行中も10秒で開閉可能。
インテリアにはダイヤモンド・ステッチが施されたヘッドレスト一体型の、
「RSスポーツ・シート」を装備してます。
レザーとアルカンターラのカラー・コンビネーションは4パターンから選べるらしい。
計器板の替わりに12.3インチTFTモニターを組み込んだ、
「アウディ・ヴァーチャル・ディスプレイ」には、
シフト・インジケーター付きタコメーターなどが表示される、
RS専用画面が用意されているそうだ。
又、アウディ初のスマートフォン・インターフェイスが採用され、
「アウディ・スポーツ・パフォーマンス」アプリを使えば、
ラップタイムや、Gフォース、ペダル踏量、ステアリング切り角等の車両データが表示出来る。
欧州における販売価格はクーペが6万6,400ユーロ(約758万円)から、
ロードスターは6万9,200ユーロ(約790万円)から。
昔ブッチしたTTとは変わってしまいました。
完成度と進化にもう追い付けないかもしれませんね。
やはり新しい車というか、機械は新しいに越した事有りませんね。
もう追い付けないのかぁ~・・・