
ロータリーにターボチャージャーが付いてから、その後のパワーアップの歴史は最大ブーストのアップの歴史でもありますね。
13Bは、FD3Sの5型でやっと280HPになりました。
レシプロに比べてとても遅いタイミングです。
何故こんなに時間がかかったのでしょうか?
ロータリーエンジンはその構造上、オイルパンのオイルでアペックスシールを潤滑出来ません。
メータリングオイルの1馬力当たりの必要量は、キャブの6PIの時代から変わっていません。
それを正確にコントロール出来る様になったとも考えられます。
純正でやっと出せる様になった馬力と言う事は、安全に出し続ける事が出来る上限と言えます。
安易なブーストアップチューンは、アペックスシールの潤滑を考えるとかなりリスクの高い行為になるわけです。
メータリングポンプの吐出量も無限ではありません。
ロータリーエンジンは壊れやすいエンジンではなく、壊してしまうのです。
何の対策も取らずにブーストを上げると、ロータリーは簡単にブローします。
そこで混合油となる訳ですが、混ぜるオイルの量はその仕様の最大出力に合わせる必要があります。
みん友さんはサーキットを走られるので、日々考察されています。
ストリートしか走らないのに混合油に頼ると、何時もオイルが余っている状態で走る事になりますね。
FD3Sのパワーで、ストリートでブーストアップが必要かな?と言うのが、僕の個人的な意見です。
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2023/09/09 12:36:23