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2012年10月20日 イイね!

WEC レポーター その2 WECのパドック編

ご招待いただいた、ミシュランレポーター企画 その2ではWECのパドックの様子をレポートします。自分にとってはレース=SuperGTで、公式テストなども含め年間相当数見に行くので、パドックってどんな様子か良く知っているつもりでした、が、、、、自分の知っているのはあくまでも『SuperGTのパドック』だということが今回よくわかりました。
 
 今回、このレポートが出来るのもミシュラン様よりパドックパスを支給して頂いたお陰です。どうもありがとうございました。<m(__)m>


 
■一言で言うと。。。
SuperGTのパドックは華やか、WECは男の仕事場!そういう感じですね。SuperGT=お客さんのため、WEC=チーム&ドライバーのため とも言えるかもしれません。あ、決してWECがお客を軽視していると言う意味ではありません、念のため。

SuperGTではあまり見ることの無い風景をいくつか。
 
これはFRPを修復していると思われる様子です。溶剤のようなものを秤で計っていました。こんな風景はSuperGTでは見たこと無いですね。いやー、そこまでやるんだという感じでした。


 また、至る所にパーツがごろごろしています。外装関係のパーツが多いですが、なかにはこんなものも。耐久レースだからスペアパーツの種類も数も多くなるんでしょうか。ちなみにこれはピットガレージの中ではなく、パドックに建てられたテントの中です。たしか、LMP1クラス22号車のJRMだったと思います。
 

 
タイヤを洗っているのはよく見ましたね。これはWTCCでも同じような感じだったと思います。タイヤを綺麗に洗うことで、たとえばホイールにクラックが入っているなどのトラブルを早期に発見できる効果もあるようです。これはレースの基本だということでした。ローラーが付いていて、タイヤをぐるぐる回すことが出来る台に乗せて洗います。右の写真は洗ったあとに干している様子です。
 
 
 
 SuperGTのパドックのイメージといえば、こんな感じですねぇ。改めて見てみるとえらい違いが。。。w 個人的にはこの方向性は嫌いではない、いや、むしろ積極的に好きなのですが、WECみたいなのが本来のレースでしょうかw SuperGTは日本独自カテゴリーということで、この風景も日本独自、秋葉的とも言えるのではと。。。。。


 
■タイヤにまつわる風景 
今回はミシュラン様のご招待とあって、やはりタイヤに興味が尽きませんでした。


 これは、タイヤ表面を削っている様子。ヒートガンで暖めながら、表面を削っていました。写真はありませんが、削ったあとは硬度計で表面の硬さをチェックしていました。削っているのはいわゆるタイヤカスだそうです。結構な厚みで着くんですね。
  
 

 SuperGTでも予選で使用したタイヤを決勝で使ったりしますから同じような作業はしているはずですが、見かけたことはありませんね。きっと見えない所で作業しているんでしょう。これは、夢の世界の裏側は見せないというディズニーランドの精神にも通じる、SuperGT独自のおもてなし精神なのでしょうか??w その精神のおかげで夢の世界(おねいさん)をパドックで見られるならそれはそれでたいへん良いことかと。。w


次はタイヤウォーマー。これもSuperGTでは使用できませんからあまり馴染みの無い風景でした。タイヤウォーマーと言えば、左の写真のように巻きつけるタイプかと思っていたら、今は右のような温風で暖めるタイプがメインのようです。灯油ヒーターのようなものなんでしょう。ここに、タイヤを入れておき、ピットイン直前に運び出します。写真では一本だけ運んでいますが、台に乗せたまま4本いっぺんに運ぶ場合が多いようです。(このチームはクルーの数が豊富だった??w)
  

 

パドックの様子もなかなか興味深いものばかりでした。
次はピットガレージ訪問の様子をお届けする、、、、つもり、、、です。(笑) 
Posted at 2012/10/20 17:36:40 | コメント(0) | トラックバック(0) | LOVECARS | 日記
2012年10月20日 イイね!

WEC レポーター その1 ミシュラン タイヤワークショップ見学編

 WEC レポーター その1 ミシュラン タイヤワークショップ見学編鈴鹿の第1弾に続き、WECでもミシュラン様、河口様にご招待いただきました。もう、私はどっちを向いて眠ればいいか、分かりません。。。。(笑)

まずはミシュランタイヤワークショップ見学からレポートします。
鈴鹿でも見たから、大体知ってるよ、、、と思いきや、そこにはGTとは全く違う風景が展開されていました。GTではミシュランのサポートは2台、WECでは、えーーーっと、何台あるんだろう?とにかく台数が違いすぎますから、タイヤワークショップの規模も桁違いでした。



■レースとのかかわり
 まず最初に、日本ミシュランのデルマス社長からのご挨拶がありました。ミシュランではレースは技術開発の最前線と位置づけられており、レースのテクノロジーは随時ミシュラン製品にフィードバックされるとの事です。そういうお話を聞くと、ミシュラン製品への信頼性がますます上がりますね!
 

 
■規模
  
パドックにそびえるミシュランブリッジの向こうに建つ白亜のミシュランワークショップ。文字通りWECを足元から支えている秘密基地です。パドックの中でも一番大きな施設でした。
  

 今回、ミシュランは3000本のタイヤを持ち込んでWECを支えています。白亜のワークショップの中はまさにタイヤ倉庫!その規模には驚くばかりですが、ル・マンではこの数倍の規模になるということですので、もはや想像を絶する大きさです。  3000本のタイヤはこのテントの中だけで収まるはずもなく、隣の巨大なコンテナにもストックされていました。パドックの中にまるでミシュランパークがあるようでした。いや、大げさでなく。
  

 
■テントの中では。。。
 ワークショップ内部では、常に使い終わったタイヤが運び込まれてその場で古いタイヤの取り外し&ニュータイヤへの交換がひっきりなしに行われていました。そこは戦場のような忙しさですが、混沌とした状況ではなくきっちりとマネージメントされ、清々と仕事が流れているような雰囲気が印象的でした。
 マネージメントの代表例をひとつ。レースの現場ではあらゆる作業のスピードアップが要求されます。しかし、それは間違いを起しやすいということと背中合わせですが、もちろんそんなことはあってはなりません。このタイヤはどのチームのどのマシンに供給するタイヤなのかというのは統一したルールで表記されています。それが写真にあるものですが、この例ではサイドウォールに左から『AUDI、1、110、FL』と書かれています。Audiの1号車用タイヤ、セット番号110、前輪左という意味で、これはミシュランが供給する全てのタイヤに共通して書かれるルールになっています。こうやって、誰が見ても間違いが起こらない仕組みで安全なレース運営がされているわけです。
 
    

使い終わったタイヤはリサイクルに回されるそうです。その場で解析などはしないのですかと質問したところ、このレースは6時間なので解析してもフィードバックが間に合わないのでそういうことはやっていないという回答でした。ただし、長丁場のレースであるル・マンでは解析が行われその結果をタイヤの選択に活かすことが行われているそうです。こういう話を聞くと是非一度ル・マンを見てみたくなりますね!

  

■グローバルチーム
 
 今回、解説頂いたのはパスカルさん。流暢な日本語での解説です!ミシュランでは現地の言語でビジネスをするというのが基本だそうです。なんとすばらしい!
 中で働いている人も日本人だけでなく、世界各地からこのレースのためにメンバーが集められているそうで、まさにグローバルチームでした。
  


■レースとエコ
エコとレースというのは一見相反するように思いますが、決してそうでは無いというお話。。。
 
 レースで勝つタイヤとはどういうものでしょうか。今回のような耐久レースではタイヤのライフのいうのがかなり重要なポイントになります。タイヤ交換をするかしないかというのはピットでのタイムに大きな影響がありますからね。グリップが良いのは当たり前で、その上でライフをいかに長くするかというのが一つのポイントになります。レースで強いタイヤ=ライフの長いタイヤ といっても過言では無いでしょう。
ライフが長くなるとレースに持ち込むタイヤの本数は少なくてすみます。ということは、使う原料も少なくなるし、輸送にかかるエネルギーも減らすことが出来るということになり、エコという視点での波及効果は大変大きなものになります。

 つまり、レースに強いタイヤ=トータルでエコなタイヤということになるわけで、ミシュランはここまで考えているのだそうです。(以上は日本ミシュランの橋本さんの解説でした)

 
■この後も続きます。。。 
 この、タイヤワークショップツアーだけでもかなーり内容の濃い、素晴しい体験でしたが実はこれはまだまだこのツアーの序の口で、これからもっと^2濃い世界が展開されていくのでした。そのときはまだそうとは知らず。。。(笑)

 
続編に、乞うご期待! (と言って、自らハードルを上げる。。w) 
 
Posted at 2012/10/20 11:31:30 | コメント(0) | トラックバック(0) | LOVECARS | 日記

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