LOVE CARS x MichelinのWECレポーター企画のブログその3です。今回はワクワクドキドキが最高潮に達したピット訪問についてです。
今回訪問したのは、LMP1クラスのNo21 StrakkaRacing、LMGTEProクラスのNo97 AstomMartinRacing、そしてハイライトはLMP1、カーナンバー1のAudiでした!Audiは全員の中からじゃんけんで選ばれた2名だけが訪問できたのですが、幸運にも私と息子の2名で参加させていただきました。(権利を譲って頂いた方、どうもありがとうございました。感謝いたします)
■StrakkaRacing
ちょうど見学のタイミングでピットイン&タイヤ交換が行われました。少し遠くから見ていましたが、緊張感がこちらにもビンビン伝わってきました。右の写真はちょうどタイヤ交換が終わってピットアウトする寸前というところですね。
■AstomMartinRacing

アストンのピットは、順調に走行していたタイミングなので、皆さんリラックスムードでした。右の写真はコース上の状況がわかるモニターとテレメトリーです。あまりじっくりと見ることはできませんでしたが、マシンの状態は常に分かるようになっているのですね。
■Audi Sport Team Joest
さて、Audiのピットです。ここは直接ピット訪問に行くのではなく、まずピットビルの2Fにある、AudiのVIPラウンジに赴き、そこで他のお客様(たぶんAudiのロイヤルカスタマー)と合流して専門の説明スタッフと同行する という手順でした。
実は、息子(小6)は当初見学NGと言われたのですが、今回特別ということでOKを出して頂きました。おそらくミシュラン様のご尽力によるものと思います。全く感謝しかございません。<m(__)m>。
ただ、カメラをクビからぶら下げたおっさんとあまりビューティフルで無いリュックを背負った小学生がVIPラウンジの受付付近でしばらく立って待っているという図はちょっとだけ罰ゲーム的雰囲気で。。。苦笑いでしたw
Audiの説明スタッフはイタリア人の陽気なお兄さんでした。説明は英語でしたが、通訳スタッフも同行して頂きました。日本は初めてだけど、すげ-気に入ったぜーって言ってましたw
さて、前置きが長くなりましたが、ここからようやくピットの様子のレポートです(笑)。
ピット内は写真撮影が禁止されていましたので、記憶をもとに起した精密な図面で説明します。(笑) ピットは2つ分を使用しているので面積は広いです。スタンド側から見えるいわゆるピットエリアは下の図では『聖なるピット』と書かれているところです。それ以外の裏側のほうがはるかに大きく、ここは大変機能的に出来ていました。
作業エリアと書いてあるところはちょっとした加工作業などをするスペースのようで、作業机とか工具のようなものが置いてありました。ピットの真裏にあるパーツ棚①はフロントカウルとかリアウイングのような大物外装品が2セットくらいありました。ちょうど見学中に、DUNLOPコーナーで1号車とアストンマーチンが接触するというトラブルが発生し、フロントカウル破損で緊急ピットインとなりました。ピット作業の様子は直接見ることは出来なかったのですが、交換したカウルがすぐにパーツ棚付近に運ばれてきて、メカニックが詳細を調査している様子を見ることが出来ました。これを今見ているのは世界中で自分たちだけだぞと思うと、ちょっと興奮しましたね。
作業エリアの後ろのほうにはタイヤが何セットか置いてあり、さらにその後ろにはFRアクスルが1セットとなぜかウインドシールドが1つ置いてありました。FRアクスルは写真の赤丸の部品(もしかしたらハブって言ったほうがいいのか?)、ウインドシールドは青い丸の部品です。 FRアクスルはル・マンでクラッシュのときに交換していて死んでもすぐ生き返るAudiなんて呼ばれましたよね。 ウィンドシールドはすごく小さくて、一瞬何の部品か分かりませんでした。
実は、ピットエリアはここだけではなく、後ろのパドックスイートにもその機能の一部があるのです!ここの2階にはテレメトリー専用のスペースとなっており、ここで色々な解析が行われているとか。そのエリアは見ることは出来ませんでしたが、なんとも凄い体制です。1階はメカニックとチームドクターの控え室になっており、ドライバーはここでマッサージなどを受けるようです。 あ、ちなみにパドックスイートの中は通常は
こんな感じみたいですよ。シャワーとかもあるようです。
で、聖なるピットエリアは2号車ピットインのときに入れましたが、なんだかそこに居るだけですごい緊張しました。
ピットエリアは全域にゲスト見学コースが決められており、見学者は赤い線の中だけを歩くように言われます。工場見学などにいくとたまにありますよね、あれと同じシステムです。それだけきちんと管理されているとともに、ピットツアーがおもてなしの一つとしてレース活動に組み込まれている証拠ですね。これは他のピットと少し雰囲気が違うところでした。Audiともなれば、たぶん相当なVIPもピットを訪れるのでしょう。
ピット訪問レポートは以上ですが、今思い出してもワクワクします。こんな素晴しい機会を与えて頂いた日本ミシュラン様とLOVE CARS!に大感謝です。今後もこういうイベントが続いて、多くの人が体験できるようになるといいと思います。
次回は、最終回、レースの模様 を書く、、、、予定。。。あくまでも予定。w
Posted at 2012/10/21 07:03:48 | |
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