
此度の目的地は大雪山の麓、大雪高原山荘さんです😊
2018年に日帰り入浴で初訪して以来、今回は念願の宿泊となり、去年から予約していました(笑)
大雪山の沼巡りもセットで予定していますが、先日のニュースで取り上げられたヒグマが巡視員に迫ってくる映像の場所です😅
ちょっとあれは恐怖ですよね💧
と、言う訳で
金曜日の夜、なんとも言えない時間に出発します。
みんな大好き上川セブン
およそ3時間半で到着
小腹が空いたので菓子パンを頂きます👍
層雲峡の無料駐車場にて車中泊です
お仲間が結構いました😅
早朝、4:40
厠完備の素敵な場所です
屋上駐車場は夜間の駐車禁止とのこと
一日が始まるなんとも言えない時間、良き。
層雲峡をあとにし、見えて来ましたこの青看。
そしてこの看板😊
ワクワクの林道の始まりです😆
何故か途中現れる舗装路
横断するシカ太郎
ファミリーっぽいですね😊
ちなみに先日の林道には…

ヒグマ情報センターFacebookより引用
いやもうこんなん怖すぎでしょう…
特に車を怖がる様子なくのしのししていたようです💧
ヒグマに出会うことなく林道を楽しみ
見えてくる幸せの予感
【大雪高原山荘】さんに到着です
こちらの駐車スペースは宿泊者専用となっており、到着時は6:00過ぎだったのでチェックインの時に撮影しています。
そしてこの大雪高原山荘さん、一年の営業期間は123日、他は雪に覆われてしまうマニア心くすぐる設定が魅力的なところです。
http://www.daisetsu-kogen.com/
ちょっともう見て頂いた方が早いのでURLを貼ります。
↓ちなみに沼巡りの概要は↓
こんな感じになっていて、熊吉の影響で緑沼までの開放、おまけに数日前にも新たに目撃があったので、この日の9:00に緑沼までの沼巡りを開放するか判断されるという状態でした。
3時間余りの待ち時間…
( ̄.. ̄)
待つことが嫌いな私は思案する
よし、緑岳目指そう!
大雪高原山荘から緑岳にアクセス出来ること、急登り→お花畑→ガレ場急登りという情報しかリサーチしていませんでしたが、
出発します(笑)
沼巡り用に山っぽい装備は整えておきました。
ただ、登山グッズは往々にして高額、山に一度も登ったことのない我々にとってはちと厳しい額なので、ワークマンさんにて一通り揃えた次第です。
帽子・レインウェア・パンツ・トレッキングシューズで諭吉もとい栄一1人と英世もとい柴三郎2人くらい、ネットで安いトレッキングポール、トライアルで速乾ロンTと靴下を、全部で15,000円以内といったところでした。
まずはこちらで入山届の記入をします
少し進んで
モクモクと温泉の煙が
なんだかグツグツしてますね
緑岳まで4.5km
車なら5分程度の距離
人生初挑戦の登山、登れるのか全く未知数ですが、ワクワクします😊
「あぁ~靴下下がってくる!靴合わないわ足痛い!」
と、歩きだしてすぐ嫁さんが喚いている😩
「なしたのさ💧靴紐きちんと調節した?長い靴下履いてこなかったの?」
嫁さん「ちゃんとやったよ!いやー靴下あったんだよな!持ってくれば良かった!」
靴紐の調整をしますが、まだ痛いとのこと、靴下は短いものではないものの下がってくるのは変わらず😔
「分かった分かった、俺の靴下履きな😔」
夫婦生活初、靴下の交換を行いました(笑)
靴の痛みは耐えられない程ではないそうで、とりあえず靴下でビービー言うことはなくなりそうです😅
そして最初の急登り、結構急です。
花っぽいの、ブルーベリーっぽいの、きのこがちょこちょこと。
1kmくらい歩いたかなと思いましたが、まだ500mという現実。
そしてずっと急です。
でも、登山してんだなと感じるこの景色。
急登りを終え、木道が現れます。
嫁さんは歩くのが元々遅く、注意力もないため先頭を嫁さんのペースで歩いてもらい、崖が左側にあるなら「いま気を付けるべきはどういうところですか?」と投げ掛け、「崖が左側にあります。」と意識を持たせます。
「もし、転びそうになったら崖とは反対側に転ぶように意識を持っておくんですよ。」
口うるさい糞旦那ですが、嫁さんのぼやっと具合を考えると崖に落ちかねないのでしつこく意識付けをします。
しかし、本当にペースが遅い(笑)ので、(これ…いつ着くんだろう…。)と不安がよぎります。
そして第一花畑到着
先に見えているのが緑岳です
何故か私は土俵入り
そしてややして
第二花畑
チングルマの綿毛もかろうじております
自然を五感で味わいながら歩を進めます
そして難所と思われる場所へ
見辛く分かりにくいですが、◯の部分の角度がおかしくよじ登る形になります。
嫁さん「ねえ…これ登るの?ってかこの道なの…?」
真剣に嫌がる嫁さん、かく言う私もちょっとビビってます。
しかし、ここで踵を返して緑岳の頂を踏むことはできません。
「まず俺が行くから、どう行けばいいのか見ていてね。」
まずはデモンストレーション、私が登ります。
(うわ…こわっ…)
そして、降ります。
(うわ…こわっ…)
嫁さんのリュックとトレッキングポールを預り、少しでも身軽になってもらい登ってもらいます。
そしてなんとか登れましたが、リュック2つとトレッキングポール4本を持っている私の難易度は上がります。
(俺…いつから歩荷さんに…)
なんとか私も乗り越え
どんどん登ります
歩荷さんも登ります
頂は遥か先
明らかに急です
しかし、景色は格別。
頂が近付いてきます
画面左奥が第一・第二花畑がある場所ですね
距離感バグります
必死に歩く嫁さんを待ちながらマイペースに自撮り
(憎いね!糞旦那!)
そして、念願のぼっこが見えてきます。
おおおお…なんて神々しいぼっこ…。
初登山にして、無事緑岳の頂を踏みしめることが出来ました。
これまでは「山登る人ってなんか楽しいんだろうねぇ」と思っていて、自分で登山をすることはないと思っていました。
しかし、実際に登ってみて分かりましたが、これはハマります(笑)
あるのは自然、困難を乗り越えた後の達成感、五感に訴えかけてくるものの素晴らしさは正に“生きている”を実感出来るものでした。
トレッキングポールでお侍の真似もしてしまいます
スーパーのパンが糞旨いです
緑岳さん、ご馳走さまでした!
しかし、行きはよいよい…とは言いますが、下りが滅茶苦茶怖かったですね。
嫁さんは登りの段階で足に来ていたようで、生まれたての子羊のように足が震えていてちょっと笑ってしまいました(笑)
かく言う私も下りの足への負担が想像以上で、途中から膝が笑い出してしまい、“スマイル・ニー(膝)”を発動してしまいました。
「ずざざっ!」
という音で振り返れば嫁さんが転んでおり
「転びましたぁ」
と呑気なことで、買ったばかりのトレッキングポールを曲げてしまいます。
「ずざざっ!!」
「また転びましたぁ」
と、2回も転んでくれましたが、崖に落ちなくて良かったです(笑)
最初は見ていませんでしたが
緑岳はグレード3と4が合わさり4の方が距離長めという登山レベル1の我々が来るような場所ではなかったようです😅
大体往復で5時間を見ておくようですが、我々は往路3時間20分、復路3時間10分、合計6時間30分かかりました(笑)
時間はかかれど、無事に帰って来れたのでよしです👍
そしていよいよチェックイン
良きお湯、懐かしさを覚える部屋、良き食事…たまりませんね。
この日のビールは格別でした。
夜から降り始めた雨は強く
前日とは変わって悪天候
シカ太郎はそんな中でも元気に朝ごはんです
朝食バイキング
auユーザー以外はデジタルデトックスを強いられる
暖かい薪ストーブ
こちらのお宿、決して豪華な食事やお部屋ではありません。
電波もありませんし、周りには自然しかありません。
かといって、格安でもありません。
しかし、実に素晴らしいお宿です。
こったら山の中でお宿を営んでくれていること自体が素晴らしいです。
そして、何より素晴らしいのが支配人さんのお人柄。
6年前と変わらぬその人柄にほっこりさせて頂きました。
早朝からせっせと玄関の掃き掃除、他にも色々とお仕事されているんでしょう。
素晴らしき支配人さんにお願いして写真撮影
楽しくお話もさせて頂き、ありがとうございました😊
これからも是非頑張ってください
恐らく来年、沼巡りでまたお世話になります!
河原を見付けて寄り道
ちょっとタイヤを切って決めポーズのデリ公
ソフトクリームも忘れずに
カレーラーメンを頂き
(なんだか、カレーでした。)
ちょっとマニアックな祝梅温泉さんのお湯を頂き、帰路に着きます。
こちらは汗が止まらなくなるタイプのホンモノですが、私の中では松原温泉さんに軍配。
でも、良きお湯でした😊
今回は登山と言う、自分の中での新たなジャンルの発見があり、実りのある旅となりました。
家族も増えました(笑)
新入りは“ジョン”と名付けられました😅
他の子たちを置いて海外に行っていた父親という設定のようですが、嫁さん頭大丈夫かな?
砂利道が好きな私は人のこと言えませんが😅
実は日勝峠走行中に事件が起きますが、そちらは整備手帳にまとめようと思います。
では、此度はこれにて!
またの旅でお会いしましょう😆
かしこ♪