~前回までのあらすじ~
寺社仏閣に触れ、ダースベイダーさながらの暗黒面を露呈させてしまった筆者。目的の食べ物・温泉を堪能できず、すっかりションボリーニと化したジョナサン。追い打ちを掛けるかの如く、さっさと眠りについた筆者に怒り心頭のジョナサンとの漢旅2日目は果たして…?
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早朝6時、出発の準備をする。
降雪はほぼないが、フロントガラスが凍り付いている状態だ。
北の大地には必須のエンジンスターターが威力を発揮する。
ナイスミドル達は、やりたいことがいっぱいだ。
6:30過ぎにはホテルをチェックアウト、次の目的地へ向かう。
私はと言えば、相も変わらずジョナサンを車中で待たせ、マイペースでパシャリを決め込む。
【元町ぼん・ぱん】さんである。
賢明な読者はお気付きだろう。
いやこの糞カメラがぁあああッツ!!
(iPhone欲しい…iPhone欲しい…iPhone欲しい…)
そこには“定休日”と書かれている。
(*^^)v
此度のチョンボ、犯人は私である。
出来たてのカレーパンが頂けるとあって、朝ではあったがいけるだろうと喰うことにばかり意識が行き、まさか、かきいれ時の日曜日が定休日とは思いもせずのリサーチ不足。
やはり、初日のシュークリーム売り切れの悪い流れが続いているようだ。
ジョナサンの
「ガッカリするのはお前の番だ。」という囁きが聞こえてきそうではあったが、代替案として
【ムックル】さんを見付けてくれた。
【ムックル】をクリックすると別ページに飛ぶとは思うが私のことだ、多分やり方を間違っている可能性があるため下記にURLを載せようと思う。単なるgoogle mapだが。
https://maps.app.goo.gl/Wq6qYJFzJwKWQkXy8
こちらのお店、6:30から営業されており、全体的にやや小振りながら完全に
秀逸。
何故、何故これまで出逢うことが出来なかったのか。
GLAYも出会うのが遅すぎて泣き出したくなるのが分かる分かる。
もし、函館に行くことがあれば、是非訪問して欲しい。
シュークリームはクリームも生地も秀逸、他のパンも秀逸秀逸、秀逸過ぎて写真を撮り忘れた故、URLを載せた次第である。
2024年2月に再度道南方面を目指すため、嫁さんを連れて行ってあげようと思う。
いやはや、ごっつぁんでした!
また来ます!!
【ハセガワストア】さんでお馴染み“やきとり弁当”を晩飯用に購入。
デリ公よ、何処にいても絵になるじゃあないか。
考えてみると、20年くらい前?に食べて以来だったが、旨かった記憶の通りのお味であった。
ちなみに、納豆のフィルムをフタで挟んでスイームと綺麗に取れるように、このやきとり弁当も容器の“ミゾ”に串を這わせ、フタで挟んでスイームするとあら不思議、やきとりだけが残る仕様となっている。
何故、豚を焼いているのに“やきとり”を名乗るかは知る由もないが、そんな破天荒なところも、良き。
続いて、道南方面で幅を利かせている【ラッキーピエロ】さんへ。
駅チカ店舗のため、お得意の函館駅前市営駐車場の30分無料を有効活用する。
ジョナサンの母上がラッピのバーガーを所望しているとのことで、ここはなんとしてでも達成しなければならないミッションである。
しかし、何やら行列が目に入ったため、他所のラッピを目指すこととなった。
この選択が、後々に裏目に出るとはこの段階では知る由もない。
函館駅から東へおよそ40km車を走らせ【道の駅 なとわ・えさん】に到着する。
“なとわ”とは“あなたとわたし”を意味するようだ。
“あなたとわたし・えさん”
若干、日本語の繋がりがおかしいようにも思えるが、よしとしよう。
こちらの道の駅、過去に根ぼっけのお刺身を頂けたそうなのだが、現在では提供がないのが残念である。
が、私はこちらの海岸線がとてもLIKEなのである。
白糠町にある【道の駅 しらぬか恋問】からの海岸線と並び、好きな海岸線の一つだ。
なんだか、月とすっぽんでゴチャゴチャしている上に、カメラの性能不足により素晴らしさが伝わらないのが残念であるが、とても綺麗なところ故、機会があれば是非訪問して頂きたい次第である。
尚、景色に興味がなく、私の写真撮影に辟易しているジョナサンは、すっぽんモザイクの向こうであからさまに嫌な顔をして写真に納まっていた。
私は、満面の笑み。
奇しくも、GLAYのライブが行われていたようだが、それを知らずにGLAY気分の私。
しかし、カメラの画質が悪いにしても先程から何かがおかしい。
恐らく、ペイントでの編集段階で何かを間違えているのだろう。
気を取り直して【恵山】に到着する。
登山道近くまで車で行くことが出来るため、本格的に登らないのであれば軽装でも十分と思われる。
景観に興味のないジョナサンではあるが、こちらの恵山は霊場となっているらしく、そこいらに積石や小さなお地蔵さんがあり、そのちょっとした異世界感を味わって貰いたいがために連行したのだが…
ジョナサン「ハァ…ハァ…帰りたい。もういいって。帰ろうぜ。」
と、帰宅願望全開で私に訴えかけてきた次第である。
私「大丈夫だ!いい運動じゃないか!」
しかし、有無を言わさず連行する私。
途中、本当に嫌そうだったため、ジョナサンをある程度のところで留まらせる。
あっ、画質が復活している。
ペイントの気持ちを理解出来たようである。
写真奥からモクモクと出ているのは有毒ガス、もう少し接近することも出来ただろうが、命の危険を感じこの距離でパシャリ。
いつか、きちんとした装備をして山登りにも挑戦してみたいと思うが、ジョナサン曰く「山登りを楽しいとか言ってる奴の気がしれねぇ」とのことだ。
…彼はどのような人生を送って来たのだろうか。
山、キライ。
景色、キライ。
のジョナサンをおもんぱかり、デリ公に乗り来た道を戻る。
と、見せかけ、途中の展望台で恵山をバックにパシャリ!
いやぁ、本当に絵になる漢だよデリ公や。
こちら、所謂“野湯”であるが、脱衣所アリ、水着アリなのでそこまで敷居は高くないだろう。
現に、我々が訪問した時は、一組のカップルが水着姿で湯を愉しんでいる様が遠目から確認出来た。
本当は、近くまで行ってその湯に触れたかったが、ここは“漢”として野暮なことはせず立ち去った次第である。
ということだ。
ちなみに、帰宅後に嫁さんにその話をしたら「私なら関係なくガンガン行くけどね!w」とのこと。
凄い女だ。
野湯を味わうことは出来なかったが、400円という安価な料金で楽しめる温泉が近くにある。
じゃらんのクーポンを使えば、一人400円→200円というバーゲンプライスで入浴することができたのだが、デリカに乗ってるどこかの阿呆がわざわざ切り抜いて準備していたクーポンを自宅に忘れ、正規の料金で入浴することと相成った。
私「…申し訳ない。」
ジョナサン「仕方ない。」
と、やはり夢グループに辿りついてしまうチョンボな私をどうか許して欲しい。
こちらの温泉は過去に宿泊したこともあるのだが、
「あれ?こんなに泉質良かったっけ?」と思える程に良きであったため、意外な発見にも繋がった。
いらっしゃっているのは、ほぼ、じーさんばーさんである。
脱衣場の体重計の前でスイッチ等を押さなくても乗れば測定出来るタイプの体重計とは知らずに片足を置いては戻しを繰り返していたお爺さんがおった。
しばらく見守っていたが、このままではお爺さんのニーズを満たすことは出来ないと判断し声を掛ける。
私「お父さん、その体重計そのまま乗ったら計れますよ♪」
お爺さん「歳取ると駄目だなぁ(笑)」
私「いやいや!まだまだ!!」
私・お爺さん「わっはっは!笑」
と、体重計の前でお爺さんのニーズを満たすこととコミュニケーションを図ることに成功したのだった。
温泉を五臓六腑に染み渡らせ、空腹の我々が目指したその先は「ひこま豚食堂」さんである。
こちらは、豚さんの様々な部位を100g単位で愉しめるお店となっており、比較的安価であることも魅力的である。
ジョナサンはトンカツを愛しているため、並々ならぬ豚愛を以てリサーチしてくれていたお店である。
なんだか、札幌にもあるようなので今度はそちらに訪問してみようと思う。
私はリブロース200gとウデ100g(あれ、100g+100gだったかしら…)に+100円でご飯を大盛りでオーダー。
いやはや、かなり美味でございましたが、ご飯は通常サイズで十分でございました…。
結構、中に詰まっておりまして…Orz
そして、ジョナサンが母上とした約束を果たすべく、こちらのラッピへ。
実は、先程のひこま豚さんからとても近いのである。
しかし…
とんでもなく行列していた。
Orz…三3(ブッ)
そして、その列がなんとも動かない。注文を受けるレジが一つしかないようだし…。
(いや…これは厳しいだろ…。)
待つことが嫌いな私は、七飯にあるラッピ本店ならばレジは2台+αあった記憶を頼りに活路を見出すべくジョナサンに相談する。
ジョナサン「そうだな。行ってみるか。」
総本店まではおよそ10分程度の距離、そして到着する。
きッ…貴様等ぁああああああッツ!!!
他に!他にいくらでも行くところがあるだろぉおおおッツ!!!!
なんでそんなに…ぅくぅううううッツ!!!!!
ジョナサン「そんな気はしてた。」
…さすが、総本店だぜ。
結果として、商品が手元に到着するまで1時間強を費やすこととなる。
ジョナサン曰く“もう二度と来ない”そうだ。
まぁ、母上にバーガーを渡すことが出来たのだ。よしとしようではないか。
とても、とても嫌そうな、心底「お前それはないだろ…。」という
ジョナサンのツラを拝むことも出来たし…。
ソフトクリームを優しく保持し、巨大イスにてジェントルな佇まいで行列に嫌気がさしているお客様に魅せる“漢気”のポーズ、良き。
(えっ?)
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私が旅をしたのが11/11
このブログを書いているのが11/21
もう、10日も経っているのに書き終えることが出来ない私の無能多忙っぷり。
そう、私はもうダレているのである。
【濁川温泉 新栄館】さん。
日帰り400円、男湯は希望すれば女性も入浴することが出来るが、混浴となる。
おじさん二人の加齢臭が女性を、お客を遠ざけたのか、
誰も、いない。
しかしながら、明治時代から脈々と受け継がれてきた源泉かけ流しの名湯に、先人たちを思いながらの名湯に、芯から癒された次第である。
(実は、もう閉館してしまったが【濁川温泉 ふれあいの里】さんの方が私好みだったのは内緒である。)
帰って、寝た。
これにて!
漢旅2023~函館編~!
閉幕!!
~あとがき~
長い、長すぎる。書いている本人がダレてしまった。嫌、ジョナサンが悪いのか?そうだ、そうに違いない。
今週末は層雲峡夫婦水入らず、湯けむり混浴旅2023を予定している。
さて、うまく纏められるかどうか…。
皆様、お付き合いありがとうございました(笑)
またのブログでお会いしましょう♪
かしこ♪