硬化型ガラスコーティングは剥がせるのかを実車部品を使い実験しました。
結論は
強酸性ケミカルでの剥離が可能です。
今回の実験の目的は、「硬化型施工ミスはやり直せるのか」検証することです。
施行後に失敗に気づかないケースを想定し、表面硬化が終了する24時間でコーティング剥離を行います。
ガラスコーティングを塗布しました。
一般的な低分子シラン系と思われるモノタロウ製です。
塗布面はドアミラー用カバー。三菱純正ホワイトパールです。
あえて全面に塗布せず、ざらつきを拭き上げないことでコーティングの有無を確認しやすくしました。
余談ですが、濡れたみたいに反射した分、少し暗くなってます。これは施工業者が触れないデメリットですね。
24時間で表面硬化。硬化は室内気温約20~25度+直射日光照射で行いました。
「コーティング施工車はコーティングが落ちます」と記載のあるKeeperのコート前クリーナーを使用し3回洗浄を行い結果を観察します。
洗浄後の表面です。水垂れみたいなものが意図的に作ったムラで原形を保ちました。
埃はガラスコーティング内部に閉じ込められたままで表面のザラつきもそのままです。
「コート前クリーナーで硬化型ガラスコーティングが落とせる」という話がありますが、トップコート(撥水層)の剥離を誤認したと思われます。
水垢クリーナーも同様です。
一方でコート前クリーナーはガラス層を(大きく)剥がすことなく、水垢メンテナンスに使用できそうです。再度トップコートを行えば綺麗なガラスコーティングを維持できるのではないでしょうか。
翌日、酸性ケミカルで再度剥離作業を試すことにしました。
使用するのはWSC酸性特殊クリーナー。付属スポンジで3回こすります。
コーティング独特の艶が消え、残骸が残りました。酸性ケミカルでの剥離が可能で、完全硬化後も同様の結果が得られました。
今回施工方法が特殊だったので残骸なって残りましたが、きちんと施工した場合の剥がれ方は不明です。
基本的に魚のウロコみたいにボロボロ剥がれていく感じだったのでピンポイントでうまく剥がすのは難しそうな印象でした。
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ギャランフォルティス | クルマ
Posted at
2024/05/22 21:31:53