ドアミラー劣化樹脂塗装

ドアミラー、コーティングだけでは太陽光が当たったときに艶の無さが見えてしまうので塗装しました。
作業は初級並みですが、非分解のASSYパーツを脱着し、破損しても部品で出ないため注意です。

塗装前のマスキングですが下部3つのネジ（非分解部品）を外し、ステーとミラー、ゴム部品に分離。マスキングはポリ袋を使用して時短します。

分解や取り外しは過去記事を参照してみてください↓
https://minkara.carview.co.jp/userid/3585244/car/3506852/7612200/note.aspx

塗装はデイトナ樹脂ブラックです。
新品樹脂のような艶感に仕上がり、プライマーなどいらずそのまま塗装できます。
脱脂はしっかりやっておきました。

乾燥時間は30分ほど。塗れない面があるので乾燥後に裏返して塗装中。
塗装はパラパラ吹く感じで3回ほど吹き付け。

装着。純正樹脂に比べると少し光沢が抑えめです。

塗装に見えず、最初からこういう質感と言ったら騙されそう。
光に反射させると多少のムラはありますね。
精進精進。

で、ここからが本編。運転席側の中古ミラーはかなり程度が悪く、3本のネジの内2本がさび付いてナメてしまいました。インパクトドライバーを使ったらカバーの塗装に剥げが。
結局ネジザウルスリキッド+ネジザウルスPZ-32の組み合わせで外せました。

ミラー内部のネジも壊滅。どうやったらここまで錆びるの？
ヤスリで研磨し、ネジザウルスリキッドに繰り返し浸します。

余談ですが、このミラーは北海道の業者から仕入れました。送料安くてラッキーと思ったら大外れ。
ミラーがこの状態なので車も錆びて廃車になったんでしょうか。

少し錆が残っていますが3本とも除去。ネジザウルスリキッドは使用後の防錆が必要なのでラスペネで仕上げ。

まだまだ問題は続く！
ミラーステーには小さな突起があって、ボディ側のゴムにはまるようになってますが、これがえらく折れやすい。端っこ2箇所が脱落したままゴムに挟まっており、1本は消失。
もう1セットミラーがあるのでプラリペアで型取りして1本増やし、瞬間接着剤で取り付け。

壊れやすいのに単品部品で出ないのツラい...。

下部のナメネジは再使用できないので交換します。
当然これも純正部品なし。ホームセンターでM5 8mmのナベ頭小ネジを買ってきてワッシャーを挟んで取付けました。
（しっかり固定しないと振動したりミラーの開閉が上手くいかなかったりしたので注意。このネジは車に取付けたまま増し締めできません。）

塗装後に直射日光をあてるといい感じ。トラブル対処で同時に塗装できず、2回目なのでちょっと上手くなった？
セオリー通りスプレー缶の距離に注意し、2回目以降の重ね塗りは塗れてない部分を先に処理。

やらかしエリアはタッチアップ。ホルツのタッチペンはW13→A12→A4の順番だけどそのままやったらこんもり。
でもパール（A12）のクォリティがGOOD！
同色の予備カバーをストックしてるので色々実験。
どのタイミングでヤスリを入れたら綺麗に仕上がるんだろう。

工具や部品の調達を含めると一週間かかりました。もう無理なんじゃないかと思ったものの、無事完成して良かったです。
コーティングで解消できないシミが消えて清潔感あふれる一品に仕上がりました。
でも動かしたらモーター〇にかけに（ほんと程度悪い...）