純正ECUチューン

過去ネタのアーカイブ。

AE86純正ECUのモトローラ製MC6801系チップからデータを吸い出し、逆アセンブルしてプログラム解析と基盤解析のためにはデータシート必須だがネットが十分普及してない頃のため、あらゆる伝手を辿って入手した思い出。

その後にプログラムを1行目から少しづつ読んで半年くらいでデータ領域を割り出しましたが、この系列のチップはCPUとROMが一体化されているため当初は専用プログラマーも電子工作してMC68701で
データ作成→ROM書き込み→専用プログラマーによるチップ自己書き込み
という流れでROMチューンする必要があり効率が悪く面倒でした。

当時とある方から、開発用のスペシャルチップが存在したことを教えてもらい、国内では見付られず、やっと日立がCMOS化したデッドストックのHD63P01M1を海外でみつけ辞書片手に個人輸入でなんとか入手。

AE86用のチップは内部タイマーが2つあるスペシャル品のため、タイマーが1つのこのチップ用にプログラム本体を改造する必要がありましたが、今となると解析含め若いからできたことだと思う。

このチップになってからはROMを背負わせるだけでよくなり、予め複数のROMを用意してテスト走行に出れるようになって、格段に開発スピードアップしたがその後に悪夢が…

当時のデータは4Kbyteとか8Kbyteで動いてたから逆アセンブルで対応できたけど、現代のOS搭載されたECUの解析ってどうやってるんだろ？