ALPINE KTP-600  

旧システムの2wayでDSPと合わせて導入。
車両特有の問題で省電力（15Aまで）と小型であることが必須。
カロの小型アンプはゲイン調整が無いしデモボードで聴いてイマイチだったのでこっちを選択。

鳴らしてみると当然内装アンプとは比較にならないパワーと音質。
デジタルアンプにしては良い意味でウォーム感のある印象。
安いアンプなので解像感や広がりみたいなものはないですが適度に締まっていてそれなりに余韻も感じられます。
普通に鳴らす分には普通に良い音です。
残念な点は排熱とノイズです。

排熱については筐体全体がヒートシンクなっているのみでファンが付いてないので足りていない印象。
しばらく鳴らしてるとヒートシンクでの排熱が追いつかず高温になり保護回路が働いてしまう。
設置は助手席シート下だが、わざとエアコンの冷風が当たるようにした。
いくつかヒートシンクを筐体に貼り付けてエアコンの冷風を当てていれば真夏以外は何とかなる。
カロもそうだが「超小型なのでコンソールやダッシュの僅かな隙間でも設置可能」と言っても…熱の問題はどうなんでしょうね。
小さい音でBGM的にしか鳴らさない人なら全然大丈夫でしょうけど。

ノイズの件はホワイトノイズがずっと出てる。
そこまでレベルは高くないので控えめな音量で聴いている分にはそれほどは気にならない。
大きめの音量で鳴らしていると曲間はもちろん曲中の無音に近い部分などでは相当気になる。
アンプ単体で安定化電源で動かしてたりしてみたが、変わらないレベルで出ていたのでアンプ固有のホワイトノイズのようでした。

総じてBGM的に控えめの音量で鳴らす分には充分良い音だと思いますが、ガンガン鳴らすには不向きだと思います。
ひょっとしたら自分の買ったものがハズレだったというオチはあるかもしれませんが…それはそれで問題なのでやはり評価は星2つにしておきます。