DSPクロスオーバー設定
目的 |
チューニング・カスタム |
作業 |
DIY |
難易度 |
  中級 |
作業時間 |
1時間以内 |
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DSPの各種設定でクロスオーバー設定とイコライザー設定は、難易度高くて私の腕と耳では正直厳しいのですが、設定しないわけにはいかないので頑張ってみました。
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その前にスピーカー構成変えました。
Aピラーに付けたツイーターはTS-V173S(TS-T930も同じ)ですが、ウーファーはTS-C1730Sのままにしていました。ただCのウーファーは低音が強調されていてサブウーファーとの相性が悪いのと、Vの方が高音まで出てクロスオーバー設定の自由度もあるんでウーファーもTS-V173Sに変えました。
磁石もVとCは違っていてVの方がサイズは小さいように見えます。音はVの方がCより自然で解像度も高いです。
サブウーファー付けないならCで付けるならVでしょうか。
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スピーカーの周波数特性と付属ネットワークのクロスオーバーを調べます。周波数特性の計測機あるわけではないのでパッケージやネットから。
ウーファーとツイーターのネットワーク通さないのが欲しいところですし、本当は取り付けた状態で計測出来ると良いのですが。
ツイーター&ウーファー
TS-V173S
周波数応答:31〜65000Hz
周波数特性:台形で250〜4000〜25000Hzがピーク
20〜250の傾斜は50〜75に平たんあり
付属ネットワーク
クロスオーバー周波数:3600Hz
ツイーターハイパスフィルター:4600Hz、-12dB/oct.
ウーファーローパスフィルター:1800Hz、-12sB/oct.
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サブウーファー
TS-WX400DA
周波数応答:20〜100Hz(-20dB)
可変クロスオーバー周波数(ローパスフィルター):50〜125Hz、-12dB/oct.
周波数特性:山形で50Hzピーク
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ウーファーとツイーターのクロスオーバー設定候補
【設定候補①】
付属ネットワークと同様の設定
通常ならこれなのかも
OUT1:FL-M&WF
OUT2:FR-M&WF
正相
Lo-P Bessel -12dB/oct. 1800Hz
OUT3:FL-Tweeter
OUT4:FR-Tweeter
正相
Hi-P Bessel -12dB/oct. 4600Hz
【設定候補②】
よくばり設定
ウーファーをもっと高音まで
Vのウーファーは高音まで出るんで
ツイーターをもっと低音まで
クロスオーバー部が盛り上がるだろうけど右ウーファーは斜めで高音不足を補強
ただ左ウーファーはうるさいかも
OUT1:FL-M&WF
OUT2:FR-M&WF
正相
Lo-P Bessel -12dB/oct. 2700Hz
OUT3:FL-Tweeter
OUT4:FR-Tweeter
正相
Hi-P Bessel -12dB/oct. 3600Hz
【設定候補③】
ウーファーをもっと高音まで
ツイーターをもっと低音まで
カーブを急にして明確に分離
OUT1:FL-M&WF
OUT2:FR-M&WF
正相
Lo-P Linkwitz-Riley -24dB/oct. 3600Hz
OUT3:FL-Tweeter
OUT4:FR-Tweeter
正相
Hi-P Linkwitz-Riley -24dB/oct. 3600Hz
【選定結果】②
検討時は③がいいのではと思ってましたが、鳴らしてみると音が分離されてスッキリし過ぎています。
②は華やかです。ウーファーから高音も出るようになり男性ボーカルが聞こえやすくなります。ウーファーとツイーターの重複部分多いのでやり過ぎ感ありますが、車なんでキラキラな方が良いかと。
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ウーファーとサブウーファーのクロスオーバー設定候補
一般的に80Hz以下が指向性が無くなると言われています。私は70Hzぐらいかなと感じています。
【設定候補①】
サブウーファーの標準カーブ
サブウーファーを55Hzと低めにして自然な感じに
OUT1:FL-M&WF
OUT2:FR-M&WF
正相
Hi-P Bessel -12dB/oct. 55Hz
OUT5:L-Subwoofer
OUT6:R-Subwoofer
正相
Lo-P Bessel -12dB/oct. 70Hz
【設定候補②】
サブウーファーの標準カーブ
サブウーファーのリモコンで50〜70Hz調整可能なんで気分で変更することも可能。
OUT1:FL-M&WF
OUT2:FR-M&WF
正相
Hi-P Bessel -12dB/oct. 70Hz
OUT5:L-Subwoofer
OUT6:R-Subwoofer
正相
Lo-P Bessel -12dB/oct. 70Hz
【設定候補③】
カーブを急にして明確に分離
OUT1:FL-M&WF
OUT2:FR-M&WF
正相
Hi-P Butterworth -24dB/oct. 50Hz
OUT5:L-Subwoofer
OUT6:R-Subwoofer
正相
Lo-P Butterworth -24dB/oct. 50Hz
【選定結果】②
55Hzだと自然ですが、車はノイズ多いのでもう少しサブウーファーから音が出るように。Vのウーファーは低音も強調されていないので。
なお、サブウーファーのボリュームはリモコンで11時ぐらいにするといい感じです。
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設定場所は下方のイコライザー設定の左右にあります。左がハイパスフィルターで右がローパスフィルター。
設定すると中央の周波数グラフに反映されます。
フィルタータイプは
Butterworth
Bessel
Linkwitz-Riley
と3種類選べます。
今回はBesselのみ使用。
周波数は
20〜20000Hz
で自由に設定可能。
スロープは
-6dB/oct.
-12dB/oct.
-18dB/oct.
-24dB/oct.
-30dB/oct.
-36dB/oct.
-42dB/oct.
-48dB/oct.
OFF
から選択。
今回は-12dB/oct.のみ使用。
全て-12dB/oct.にした場合、セオリーではウーファーは正相でツイーターとサブウーファーは逆相だが、今回は全て正相に。
ツイーターのローパスフィルターとサブウーファーのハイパスフィルターも設定。20Hzなんて出ないし、高音も歳で聞こえなくハイレゾ対応じゃないんで余計なものはカット。
マスターボリュームは-15dBにしました。0dbだと音が大き過ぎるので。
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DSPの設定:OUT1とOUT2のウーファー
OUT1:FL-M&WF
OUT2:FR-M&WF
正相
Hi-P Bessel -12dB/oct. 70Hz
Lo-P Bessel -12dB/oct. 2700Hz
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DSPの設定:OUT3とOUT4のツイーター
OUT3:FL-Tweeter
OUT4:FR-Tweeter
正相
Hi-P Bessel -12dB/oct. 3600Hz
Lo-P Bessel -12dB/oct. 20000Hz
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DSPの設定:OUT5とOUT6のサブウーファー
OUT5:L-Subwoofer
OUT6:R-Subwoofer
正相
Hi-P Bessel -12dB/oct. 20Hz
Lo-P Bessel -12dB/oct. 70Hz
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イコライザーはまだ設定してないです。
おそらく凸凹してるんで下げるべき周波数があるとは思います。特に左ウーファーとか。
まだゴールには程遠いんでしょうが、タイムアライメント設定とクロスオーバー設定で一旦は良しとします。
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