スーパーハンドリングだが、おすすめはＧ60

カルマン社のデザインです。
まあ、悪くないです。

山道ではとにかく曲がる車でした。
街中で急に出てきた車を、当方が現在過去に所有した他の車たちでは不可能なレベルのフットワークで躱して事故を回避できたことが2回ありました。ゴルフクラスの車体に2.9Ｌは十分以上の動力性能ですが、VW内製のATはトルコンのスリップが酷いです。4000rpmまではエンジン馬力をろくにタイヤに伝えずにトルコンがスリップしまくり、その分だけATFの油音を上昇させるという、とんでもないシロモノです。この型のA/Tを最後にVWが内製をやめたのも当然かと。

フロンヘビーのV6＋剛性の低いRr車体まわりの組み合わせは非常に厳しかったです。一般路ではＲrがはねまくりで、高速では常にピッチングがあるため馬力的な余裕があっても速度を出す気になれませんでした。実際、山道以外での平均車速は歴代所有車の中で最も低い状態で使用していたと思います。燃料が少なくなってきた時の乗り心地は特に極悪でした。でも、Ｒｒのタワーバーを追加したら大幅に改善したので、重量配分の悪さより車体の後ろ側の剛性の低さが大きな要因なのでしょうね。

ゴルフⅡベースですので形状は悪くないですが、車高が低い分だけ、積載量は落ちます。

ＶＷ内製ATの効率が燃料を無駄に捨ててました。