Superchips Bluefin  

2番目に気になる回転落ちの悪さは対策が大変なのでとりあえず置いておいて、その次に気になっている低速トルク改善のため、Bluefinをネットで購入しました。K&Nのエアクリーナーは一緒についてきました。
まず、K&Nだけつけて走ったところ、エンジン音がガサつく感じになり、トルク感も変わらずでいいことなしでした。
次にBluefinをインストールしたところ、低速域のトルクと2000~3000回転くらいから踏み込んだ時のトルクが明確に改善しました。

　ここからはこの結果からの推測ですが、ST220のエンジンは北米のマツダMPVの3Lエンジンをベースにしてインマニとカムを変えて高回転型にしたものと思われます。ただし、そのままでは当時の欧州の排ガスやスモークの法規制を通せなかったのでしょうね。NGになった部分の燃料噴射量を落としてなんとか規制をクリアした結果がノーマル車のトルクカーブなのだと思われます。　このBluefinはメーカーがやむなく噴射量を落とした箇所を使用過程車の車検が通る範囲で本来のエンジン性能に近づくように噴射量を復活させた上、フィルター変更等で吸気量が多くなっても対応できるところまで噴射マップを拡げたのかなと思いました。
ブルーフィンのカタログ出力で10PS程度のアップをするようですが、馬力アップなしでは売り物にならないという商売上の理由でやらざるを得なくなっただけで、あまり意味はなさそうです。
エンジン性能的にはこれをインストールしても、悪化する部分はありませんでしたが、低速トルクが改善した分、エンジンの回転落ちが感覚的にさらに悪くなり、とてもじゃないけどヒール＆トゥはできないレベルにまでなってしまいました。 これでフライホイール軽量化は必須かなという気になりました。