イタリア出張のついでに聖地巡礼にでかけてきました。同じ跳ね馬でも,元祖??跳ね馬のFerrariです。ほんと正直なところ,別にFerrariに行きたかった訳じゃなかったんですけど,Porscheは日程的に合わなかったのです。
では,写真を主体にご報告します。バーチャルにお出かけシミュレーションになるかと思いますよ。

ミラノ・チントラーレ(中央)駅から電車に揺られること,約1.5時間でModena駅に到着します。できれば朝7:35発の特急に乗りましょう。
予約は
ここからどうぞ。英語版もありますので,誰でも予約できるはずです。ちなみに費用は約28ユーロです。
それから,
こちらで入場予約しましょう。シャトルバスも予約できますし,Museo Enzo Ferrariも予約できます,つか必ず行きましょう。それと,フィオラノテストトラック&ファクトリーツアーもありますから,こちらも必須予約しましょう。いずれも日本語では解説ありませんので,英語必須ですよ。明るいオネィさんと楽しくお話しできますよ♪
ここら辺,Porsheはちゃんと日本語の解説が聞けるんですが,Ferrariは不親切です(-.-#)
Modena駅を降りたら,目の前のバスターミナルへ。

シャトルバスはターミナル4が乗り場です。不安だったら,案内所のオネィさんに聞いてみて下さい。英語でオッケーです。

シャトルバスは思った以上にショボイです。フィアットなのは当然,でしょ??
もろもろマラネロまでの道を楽しんで下さい,単なる田舎道です。
博物館に隣接して・・・

オフィシャルかと思いきや,全然関係ありません。中古車屋でもありません。単なるレンタルフェラーリ屋・・・試乗レベルみたい。日本語通じません,やはり。
それで,バスを降りると・・・
どどーんと,博物館入り口♪
受付でバウチャーと出しましょう。イタリアンなオニィさんが入場券と交換してくれます。
では以後は写真でご紹介。

美しいですよね・・・・

そうそう,こういうのは滅多に見られません。

ちなみに,接近しちゃダメと書いてありますが,来館者は全くお構いなしでベタベタ触りまくっています。某国人に至っては・・・・自己規制。

1Fと2Fの間にモンディアルが展示していました。い,いかん。欲しくなってきた(^^ゞ

美しい。オールドフェラーリの方が断然,美しいです。

プロトタイプカーも展示していました。へぇ〜〜。

これは日本人のためのサービスと思いました。はっきり言って,こういうのは大嫌いなんで(-.-#)

La Ferrariも展示中,開発背景もご説明しているようでしたが,あっさりスルーなう(^_^)

La Ferrariの車内検討用サンプル。

250GTBでしたっけ,素晴らしい美しさですよね。ため息が出ます。やはりオールドが良いです。

今回の展示の多くはF-1マシンの進化でした。正直,F-1に興味がない自分には全然面白くありません。

一方で,こんなスペシャルマシンも展示されています。
そして,自分的に大好きな・・・・

です。いやぁ,目の保養になりました。
最後には・・・

F1シミュレータ。25ユーロで7分間・・・は流石に高いのスルーです(^^ゞ
ファクトリーツアーの時間になると,エントランスにお出かけ。ツアーは12;30と13:30の2回だけ,どちらに参加するか,事前に予約しておかないとなりません。

フィアットのバスで,ファクトリーツアー&フィオラノテストトラックツアーにお出かけします。生解説ですが,案内は英語&イタリア語ですので,お好きな方で理解して下さい。日本語はなし。
おっと,これからは撮影&録音不可です。でも,このツアーは最高の経験でした。オーナーでも入れないと思います。新車を購入したら,本社工場で内装のコーディネートなどができると言っておりました。
フィオラノテストトラックには,エンツォの執務室と,今のF-1パイロットの事務所があります。兎に角,ここにきたら,フィオラノテストトラックを走れる(バス同乗です)体験はやっておきましょう。ファクトリーツアーは,私にとっては,はっきり言って面白くありません。だからどうした,という状況です。

こちらがフィオラノテストトラックの入口です。ここは外から写真が撮影可能です。
そんなわけで,一日を費やしてフェラーリ三昧でした。後半のEnzo Ferrari Museoは,また後日にアップします。
感想ですが,チャイニーズとアラビアンが大量参加で,日本人は居ませんでした。
展示方針ですが,如何にFー1で素晴らしい成績を収めているか,ということが主軸で,プロダクション展示に対する熱意は感じませんでした。そのため,フェラーリ購入予備軍にはなりませんです。展示ボリュームもPorsheよりも断然少ないし,入場料金はお高めでした。ミラノから往復すると,ほんとに1日使いますし,トータルで100ユーロ近くを払うことになります。そんだけ払って,これだけ?ミタイナ感じです。Ferrariが本当に好きならさておき,そうでないならミラノ市内観光に使った方が良いかもしれない・・・です。
そもそもフェラーリ購入予備軍は,いちいちミュージアムには来ない,逆説的に博物館に来るような素人や貧乏人は相手にしない,というのがフェラーリの方針みたいです。それはそれで潔いですが,生憎と自分には寒々しい感じでした。兎に角プロダクションカーにしか興味がない私にとっては,これでは折角聖地巡礼だって盛り上がってきたのに,ガッカリ度が高くなってしまうんです(T-T)
そういう方針なので,当然フェラーリショップも面白くなく,真面目に購入する品がナイ状態で帰ってきました。この点はサイアクです。隣接して来場者を当て込んだカフェやミニカーショップがありますので,そちらを冷やかしてきました。
シュトッツガルトのPorscheと比較すると,私にはPorscheが身近で,楽しく,見て良かったと思います。Ferrariは,工場の一棟一棟に有名な建築家がデザインするほど潤沢な予算を割き,年間販売台数を7000台でしたか・・・制限する会社ですから,素人は相手にされていません。当然,私も相手にされていません,それはそれで良いけど,できればそういうそぶりは見たくない,と思います。
あと,プロダクションもモデルも近年のものが多く,オールド品やレストア品はみられませんでした。もしかしたら,Ferrariは日本で見た方が沢山見られるのかもしれませんね。
いずれにしても,私にとっては相対的にPorscheの評価を上げることになりました。
というわけで,相変わらずとりとめないですが,ご参考まで(m_m)