今日はビートのボンネットを磨いています。
先日のブログにも書きましたが、ボンネットは車の顔だと思いますし、一番目に付くところなので作業も時間をかけて行います。
塗装をした場合ベストなのが、乾燥をしてそのまま作業なしで納車です。
ですが、実際問題どんなに凄い工場であっても難しいと思います。
実際には、少なからずゴミが付きますし、塗装の肌の調整も必要な場合があります。
今回はゴミが少々付いていましたので3000番のペーパーでゴミを研ぎました。
荒さが3000番ぐらいの傷ならコンパウンドとポリッシャーで綺麗になるわけです。
逆に言えば3000番のペーパーで済むように塗装を仕上げなければならない訳です。
ボンネットを塗装する場合、吊り下げて塗るか、横に置いて車に装着されているのと同じ格好で塗るかになります。
前者の場合は上からゴミが付着する面積が小さくなるのでゴミの付着する確立が少なくなります、その代わりに肌調整が難しいです。
後者の場合は上からゴミが付着する面積が何倍か解らないぐらいに増えますのでゴミの付着する確立が凄く高くなります。その代わりに隅々まで見ながら肌調整が出来ます。
私は後者の方で塗装をします。
そこでゴミをなるべく付けない努力をするわけです。
自分で自分の仕事の評価をするのはおかしいとは思いますが、今回はなかなか綺麗に仕上がったと思います。
ですが、作業者は自分の仕事に満足をしたらそこで成長は止まってしまいますので、満足することは有りません。次はもっと良い仕事をするようにと努力することを心がけています。
あとは肌の調整ですが、車というのはツルツル過ぎても変ですし、ゆず肌過ぎても駄目です。
車に合った肌を作らなくてはなりません。
これは塗装の最中に調整をしながら吹きますし、それでも違和感があれば磨きで調整します。
何事も適度に、違和感無く仕上げる努力をいたします。
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Posted at
2009/11/30 18:50:20