PORSCHE 968 Fly wheel Damper
自動車部品には衝撃や振動吸収の為に、色々なところにゴムが使用されています。
足周りやマウント系は言うに及ばず。プロペラシャフトのジョイント部やクランクプーリーのマスダンパーなどなど・・・
ゴムを使用している以上、何時かは切れたり破損したりするのは宿命みたいなものです。
で、破損した場合 クランクプーリーなどは交換も簡単ですが(締め付けトルクが大きく、大変なエンジンもありますが)ポルシェ968に使われているフライホイール(AT)ダンパー。
付いている場所は、ベルハウジングの中。MT車で言うところのクラッチ部分に相当します。
ですが、こやつはトランスアクスル方式の常で、交換するにはマフラーにAT・エンジンとリヤのパワートレインをつなぐトルクチューブも外す必要があります。
車によっては、リヤの足回りもすべて外さなければ出来ない車もあります。
アルファ・ロメオ系のトランスアクスルは、通常のFR車のようなジョイントで交換も簡単ですがPORSCHEのようにここまで作業すると工賃もそれなりに高くなります。
しかも、年数が経っているので部品の値段も上がっている。15~16万ぐらいだったのが今は20万ちかい(ひぇ
どの車も「お約束」と言われるほどの定番修理はありますが、出来れば避けたいと思うのがオーナーの常。ですがこいつはゴムだけに「乗っていればいつか必ず壊れる」パーツなんですよね。でも、お客さんはこの修理をした後「これでスッキリして乗れる」って喜んでらっしゃった。
まっ、それぐらいは覚悟していないと乗れる車じゃないと言う事ですね(苦笑
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修理 | 日記
Posted at
2010/01/29 12:01:32