03年 VW GOLF WAGON
「時々、ATが滑る」で入庫。
調べてみると、どうやらロックアップ(直結)領域ですべりが発生しているようだった。
ロックアップクラッチは、トルクコンバーター内部にあるのでATを下ろす必要がある。
念のためDラーリビルトの値段を調べると、工賃含んで約80万ぐらい(げっ
中古GOLFならもう一台買えますがな(汗
お客さんもさすがに「その値段は勘弁して」と泣きが入ったので現物をオーバーホールをする事に。
7速だ8速だって言う今のATとは違い、昔から使われているVW製4速ATなので構造も簡単です。
しかも、このATは昔、苦労して修理した事もあるので今回は必要部品だけを交換してサクサクっと終了。値段もリビルドの約半分で、お客さんも大満足。
画像は、トルクコンバーター内部(GOLFのATでは無いです)
今は、非分解式ですが、分解可能だった時代のトルコンです。
画像の中央のフィンが、タービンランナとポンプインペラ。
仕組みをめちゃくちゃ簡単に説明すると、2つの扇風機を向かい合わせに置き、「片方のみを回すと、もう一方も回りだす」といった原理(はしょりすぎ?
この風の流れをオイルでやってるのですが、オイルで動力を伝えるだけに少なからずロスがあります。
なので、ある一定の領域だけこの2つを直結させて燃費を稼いでいるのです。
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AT修理 | 日記
Posted at
2010/02/01 17:57:48