キャリパー清掃
目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
DIY |
難易度 |
 初級 |
作業時間 |
1時間以内 |
1
先日、街中でキーーーという高音を発しながら走っている車が近くにいたので「すげーなぁ」なんて思っていたらまさかの自分の車が発生源でした。
去年くらいから常に何かの異音と戦っている気がします。
逆にここまで手間がかかるとこの車にも変な愛着が湧いてきました。しばらくこの車に乗り続けてもいいかなと考えています。
まぁ、ブレーキの引きずりだと思います。
基本的にはピストンが錆びて動きが渋くなって引きずるというのがメジャーな原因です。
マスターシリンダーが原因の場合もあると聞いたことはありますが自分は見たことがないです。
この車齢で錆びはないだろうけど、とりあえずバラしてみるのが手っ取り早いですね。キャリパーピストン辺りを見てみます。
2
タイヤを外してローターだけの状態でも手で空転させることができるので引きずっているわけではないようです。
ここで初めて気づきましたがこのキャリパー、ブレンボじゃないですね。
ずっとチェコ産ブレンボだろうと思っていましたがADVICSって書いてます。日本のメーカーのようです。
効き具合に全く文句はないですが、やっぱり自分の中でブレーキに関してはブレンボの方が信頼性が上です。
3
パッドを抜くには裏側の針金をペンチで抜いて、ポンチを使ってピン2本を抜きます。
このキャリパーはアルミっぽいので間違ってハンマーを当てないように気をつけます。
ピンを抜いたらピストン戻しツールで少しだけパッドを広げて抜き取ります。
(ピストンを戻すとブレーキオイルが押されリザーブタンクから噴きこぼれることがあります)
4
汚いなんてもんじゃないわ、これ。こんなにダストが堆積しているパッドは初めて見ました。
まぁ、ワイヤーブラシで簡単に落とせますが、普通ダストは上手く排出されてここまでキャリパー内に溜まることはないと思うんですが。
5
キャリパー内をエアーコンプレッサーで吹いてみるととんでもないことになりました。
普通の車の3倍くらいのダストが舞い上がります。すごいです。
「粉塵爆発」という言葉が頭をよぎります笑
6
ペダルをすこーし踏んでピストンを押し出してダストブーツを見ますが特別な傷や破れもありません。ただただ、汚い。
とりあえず歯ブラシでダストを取り除きました。
ブーツに損傷はないのでピストンは錆びてないと思います。
7
清掃後はあの強烈な異音はほぼなくなりましたが、まだ右旋回中のときだけ異音が残っています。
パッドは結構きれいな減り方をしていました。残量はまだ7mmほど。確かダスト排出用の溝が1本あったと思うんですがそれはもうなくなっています。今度パッドを交換してみてもいいかもしれません。
自分の場合は制動力重視なのでブレーキダストでホイールが汚れても何も思いませんでしたが、さすがに機能にまで不具合がでるようなら低ダストパッドを考えてもいいかもしれません。
ただ、パッドとローターの相性(磨材の相性)はとても大事で純正ローターのまま低ダストパッドを入れるとローター側の消耗が早くなるケースがあります。
また、メーカーの違い、磨材の違いによってブレーキ鳴きも起きやすくなるので純正パッドから替えるのであればパッドもローターも同メーカーの同シリーズのものを同タイミングで入れ替えた方がいいです。結構ハードルが高いんですよね。
どうしようかな。。。
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