電動ウインチの取付(ウインチ取付完成まで)
目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
DIY |
難易度 |
 初級 |
作業時間 |
3時間以内 |
1
これが搭載するウインチです。WARN社XD9000です。M8000とよく似ているのですが、力が少し強いようです。
説明では、未使用のまま長期保管されていたとのことです。少し埃をかぶっているだけで良品です。付属品もほぼ揃っていました。
2
HZJ70は24V車ですから、24V用のウインチを取り付けます。
しかし、24V用ウインチは少なく、特に中古品は探してもなかなか見つかりませんでした。
3
モーターには、結構大きな放熱用フィンが付いています。相当な熱を発するということなのでしょう。
この放熱用フィンが後々問題となるとは、この時点では気付きませんでした。
4
コントロールボックス(以下「CB」)です。古い型で、端子は3ピンです。
5
3本のネジを取ると簡単にCBの黒色カバーは簡単に外れます。ソレノイド4個で構成されています。
6
最近はハウズフェアリードが多いようですが、見た目重視の私にはウインチと言えば、このローラーフェアリードです。
重量は計りませんでしたが、結構重たいです。
7
リモートコントロール(以下「リモコン」)も、当然、古い型です。
トヨタ純正電動ウインチのリモコンと比べると、軽量で、安っぽい印象を受けます。それに、磁石もついていないので、ちょっと置くのにも使いづらいかもしれません。
8
クレビスフックです。
純正品だと思いますが、WARN表示はありません。「FORGED USA」の表示があります。古い型のためか外れ止めが付いていません。
9
ウインチ本体をウインチベッドに固定するボルトナット、フェアリードの取付用ボルトナット及び電源端子保護ブーツなどです。
ウインチ本体側に取り付ける四角ナットは欠品だったので、ヤフオクで入手しました。
また、フェアリード固定用のボルトナットはインチのようだったので、利便性を考えて、同等のメートルねじを使いました。
10
取扱説明書と取付説明書ですが、英語で書かれています。平易な英語であり、イラストもあるので、分かりやすいと思います。
購入前に確認した画像には日本語説明書も写っていたのですが、残念ながら同封されていませんでした。日本語説明書にどんな内容が書かれているのか知りたかっただけで、取付や取扱に支障はありません。
11
いよいよ取付です。ウインチ本体の取付には、バンパー部を外します。バンパー部は重たいことに加え、ボルトを6本外す必要があり、少々面倒です。
12
ウインチ本体の底面に入れる四角ナットを先に入れて、ウインチベッドに載せます。
そして、ウインチベッドの下側からボルトを差し込み、レンチで締め込みます。
13
バンパー部をきちんと取り付けられるかの確認をしたところ、問題が発生しました。
バンパー部の一部がウインチのモーターの放熱用フィンに接触して、取り付けられません。画像の赤色線の部分です。
バンパー部の接触部分をディスクグラインダーで切削し、放熱用フィンとの間に5mmの隙間を作りました。動力工具のありがたみを大いに感じました。
14
CBを取り付けます。電源線が4本(+24V、A、F-1及びF-2)出ていますので、このうちのA、F-1及びF-2をモーターの端子に取り付けます。
CBを固定する金具として使えそうなものをホームセンターで購入しました。少し長かったので、2cmほど切断し、錆止め塗装後、取り付けました。
モーターの端子に使われているナットのサイズが13、CBの固定用ナットのサイズが11と一般的ではないものが使われていました。KTCのめがねレンチで11×13のものがあり、購入しました。
「マイスト 6029 黒取付金具L」(税込¥548)
15
エンジンルーム内の助手席側に12Vのバッテリーが2個直列接続されています。画像の上側の黄色丸線で囲んだところが+端子(24V)、下側の赤色丸線で囲んだところがー端子です。配線前には、バッテリーのー端子を必ず外しておきます。
CBから出ている赤色電線をバッテリーの+端子へ、モーターから出ている黒色電線をバッテリーのー端子に接続するのですが、赤色電線の長さが全く足りません。トヨタ純正電動ウインチ用の電線がありましたので、一時的に延長用として使いました。
また、黒色電線も端子が大きく固いため、そのままでは接続できませんでした。そこで、未使用のまま長期保管していたサン自動車のホットアースのオプションパーツを使いました。
「パラレルターミナル大(17mm)」(税込¥1,980)
16
とりあえず完成しました。リモコンを接続して、動作確認をしたところ良好です。
ワイヤーロープを引き出して、状態を点検したところ、腐食や変形もなく、問題はなさそうです。
手直し箇所がいくつかありますので、部材を入手次第、取りかかるつもりです。具体的には、赤色電線の延長、赤色電線の途中にスイッチを入れる、電線の熱対策をするなどです。
また、ウインチ搭載により、車体前部の重量が40kg以上増加しているので、手持ちの純正ウインチ装着車用リーフと交換するつもりです。
[PR]Yahoo!ショッピング
タグ
関連コンテンツ( ランドクルーザー70 の関連コンテンツ )
関連整備ピックアップ
関連リンク