964いじり虫のブログ一覧

雨男の噂が高い幹事よりの連絡です。

今日曜は雨模様なので１１月１２日（日曜）に延期になりました（涙）。

自分は出られなくなってしまいました（涙、涙）

参加を検討されたいた方、楽しみは先にとっておくということで、よろしくお願いします。

既報の蕎麦ツーの予定です。

三芳６：３０、高坂７：００、上里７：４５　いずれも発時刻です。

昼食は蕎麦処は高崎の梅の花つゆ下 筑縄店になります。
高崎市筑縄町14-4　TEL　027-365-2360
本店ではありませんのでご注意ください。

自由なツーリングですので、集合や解散などは自由です。

長文です。
整備作業の様子は整備手帳を参照してください。

針（以降は軸と言う）が折れたのは既報どおりです。

この折れた軸はΦ０．６ｍｍほどの細線。
しかも軸が曲がってしまっています。

どう繋ぐか？どう真直ぐにするか？

軸が曲がっていてはメーター針がコマのように回らずにすりこぎ運動で回ってしまいます。また軸が偏芯しているので樹脂性のガイド穴と当たってしまい、磁気で回している低トルクではしっくりと回ってくれない可能性もあります。
なんとしても真直ぐにしなければなりません。

次はアルミ接続軸です。
片方は細軸に加締められ、もう一方は平目ローレットｍ０．２モジュール（B部）でメーター針が被さります。

似たような管は売られていますが穴径が大きい。
こんなΦ２－Φ０．６１５の細い管は売っていません。

たまたまネットで探していると特注でも作りますという会社が。早速電話。
なんと一本○○○円です。　え、うそ！って感じ。
しかもピッタリ出るか分からないがトライしてみるって。
引き抜きで作るのです。
それから二日ほど、通常の仕事が終わったあとで頑張っていただき、Φ２－Φ０．６３とΦ２－Φ０．６の２種類を作っていただきました。

ここで難題が。
①メーター針の停止状態での位置をどこにするか。
②もう１つは細軸に加締めるときローレットの回転方向の位置を停止位置にも合わせる作業を要すること。

元々はユニットの可動子を基準に冶具を使って位置決めしたところでA部とメーターユニットからの細軸とを加締めた後に、平目ローレットにメーター針を置くのでしょう。

そのような冶具は作成すべくも無く、メーター盤をメーター本体に組み付けします。次にユニットの細軸とアルミ軸を接着固定。次いでメーター針を停止位置になるようにアルミ軸に勘合接着という手順で行いました。

停止位置はメーター針を仮固定しておいた状態で走行し、液晶インジケーターの速度との誤差を円周上の位置で測定。その後に仮固定の位置を誤差分だけ修正して再度走行⇒液晶インジケーターとの誤差測定⇒誤差分をメーター針位置の修正の手順を繰り返し、納得いく精度までにしました。

ちなみに、MTだと２０ｋｍ／ｈよりも下に停止位置が設定してありますが、Ｔｉｐだと２０ｋｍ／ｈよりもメモリ線幅分ほど上に停止位置がなるようです。


やっと停止位置が定まり、メーターリング加締め前の最終確認で走行。

ここで、また難題が。

走行開始直後は動き出していたメーターが、急に上下動したかと思ったらピクッとも動かなくなりました。

針の接着固定が外れたかと思い、外して観たところしっかりと固定しています。
もう一度走行し、メーターだけでなく液晶モニターも速度表示にしてチェック。
なんと液晶モニターも”０”のまま。
これでセンサーの問題か基板上の問題と確認できたので要因を絞り込みます。
同じセンサー信号を使っているTipの速度制御は今まで通り動いているので、センサーそのものは正常と判断。
残るメーター基盤に原因有りと狙いを定め、もう一度走行して状態をおさらい。

不思議なことに５ｋｍほど走ると動くようになるのです。
コンデンサ不良かはんだのひび割れくさい。
はんだのひび割れ部分に電流が流れるうちにジュール熱で加温されて膨張し接触がOKになったと睨みました。

そこで、何度も抜き差しした基盤のコネクタ部分を中心に再はんだ。

2回ほどはんだを繰り返し、装着。
見事に復活しました。

メーターリングはコロンバスのアドカラーベースの黒を布に付けてこすり付けて修正。
（このアドカラーベースは結構便利です。ちょっとした白化した樹脂のクロ復活にも使っています）

多くの方にご助言とご協力をいただきました。
ありがとうございました。

おわり

いつもの高崎の「梅の花」までのツーリングです。

１０／２２（日）に行います。

行程予定はメッセージにて問い合わせください。