バルブクリアランス調整・プラグ交換(1)
目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
DIY |
難易度 |
  中級 |
作業時間 |
6時間以内 |
1
プラグ交換も下からやるので先ずはリヤタイヤ外し、メインマフラー・触媒外し、リヤブロアファン・ダクト外し、断熱材・遮熱板外し、ヘッドカバー外しと順に終え、その後プラグ外し→クリアランス調整です。プラグを外しておくとクリアランス調整時にプーリーボルトを回してクランクを回すのがラクチン。
写真のようにバルブカバーはキレイです。もちろんバルブ回りもオイルが重合したヘドロ状のものも汚れも全く有りません。
取り外しで大変だったのは下記。
①リアブロアファンのボルト一個のめねじ部が供回りしてしまっていて外れない。ロングノーズプライヤーで摘んで固定して外す
②バルブカバーが固着していて、プラグホールに人差し指・中指を入れて引っ張りなからプラハンでコツコツと叩いて外す。
③バルブカバー外すとオイルが4Lほど漏れ出すことを知らずに床面がオイルまみれに。しかもいつまでもタラタラと滴り落ちる
④付属のプラグレンチのプラグ端子勘合用穴が小さく、変な位置にあるプラグに押し込めないので使えず。手持ちの代替品で代用。(プラグレンチですが、装着時には力を入れてセットえきるので使えます)
⑤一番・三番・六番のプラグ位置が奥まっていてプラグレンチが差し込みにくいこと。差し込んだ後でも回すのに僅かな角度しか回せずにエライ時間かかったこと
2
プラグは4・5・6番が上下ともねじ部がOILで湿っていて、5番はその縁にも他プラグよりもカーボンが付いていました。
写真は左から4~6、上側が吸気側、下側が排気側で、真ん中が5番です。
OIL汚れの原因はバルブカバーのゴムパッキンがうまくシールできていないためと思われます。
3
バルブクリアランス調整で大変なことは下記
①Z1にクランクプーリ刻みを合わせるとNo1かNo4が上死点になるのだが、No1かNo4かを見出すには、ロッカーアームを手で引っ張ってみて遊んでいる方が上死点。もともと0.1mmのクリアランスなので、この判断が微妙。僅かにカタカタと動く方が上死点のバルブ。
②クリアランスを測定するには調整ブレードを差し込まなければならないが、0.1mmのブレードは差し込めない。結局、一度13mmのナットを緩めてマイナスドライバーで緩め、クリアランスを大きくした後にブレードを差し込んで調整するしかない。
汚れていたプラグの5番は、排気系のバルブクリアランスも”0”で異常だった。そうすると圧縮が弱かったことになるので、アイドリングに影響していたのかもしれません。
4
クリアランス調整方法
①プーリーを24mmのレンチで回し、プーリー側のZ1とファンハウジングの刻みを合わせて、No1、No4を上死点に
②バルブを引っ張ってみてカタカタ動く方が圧縮工程の上死点
③圧縮工程上死点の気筒の吸気・排気両方をクリアランス調整
万一のときには元に戻すために,バルブのマイナス切り込みの角度とカタカタ具合を覚えておく。
13mmのめがね(25cmほどのちょっと長めのレンチが良い)でナットを緩め、10cmほどの短いマイナスドライバーを使ってねじを緩め、バルブを上げてコッターピンとバルブシャフトとの隙間を1~2mmくらいまで広げる。
③ライトを当てながらその隙間にブレードを差込み、マイナスドライバーで締めてブレードがきつく抜けるくらいにクリアランスを調整。そのマイナス刻みの角度を覚えておいてナットを締める
④引き続いてクランクプーリーを120度回転させて、次のバルブを調整する。
クランクプーリーを2回転させれば、1-6-2-4-3-5の順に全てが調整できる。
5
プラグ交換の方法
上のプラグの#1、3、#4、6を外すのに付属のプレグレンチでもエライ苦労するので、上のプラグも下から交換します。
そのために、マフラー、触媒、エンジン遮熱板、エンジンカバーを外します。
上のプラグを外すにはエンジン下部にジャッキを当てておき、エンジンマウントの固定ナットを緩めて(外さない)ジャッキを下げ15mmほど下げます。そうすることで#1,3,4,5が真直ぐなプレグレンチでも外せます。
6
プラグは奥まったところにあるので見えません。指の感触でしっかりプラグレンチが嵌まっていることを確かめてから緩めます。
緩んだら引き抜きますが、レンチのゴム部分にしっかりと勘合してから抜きます。中に落ちると探し出すのに骨が折れます。
プラグレンチとプラグのナット部分をガムテープ等で貼り付けておくと差込が楽になります。
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