右前輪サスペンション修理

　バイパスに乗る前に側道を走っていると、タイヤが石を巻き上げたような音がする。いつもならば小さな砂利程度の小さな音だが、明らかに大きな音でそれなりの大きな石を巻き上げたような音、あるいは何か部品が外れたような音。
　一度止まって、ホイールナットが外れていないか確認するが、問題無し。そこでまた動き始めるが、今度は明らかにそれとは異なる異音が足回りから聞こえる。バイパスに乗る直前の状態でぎりぎり脇道にそれて安全な場所に停車して確認するがわからず、また運転再開。すると今度はゴムがすれる音がする。
　もう間違いない、何か壊れた。安全な場所に止まってもう一度確認すると、右前輪が異常に傾いていてネガティブキャンバーがついていた。ジャッキアップして確認すると、ナックルとダンパーを接続しているボルトがなくなって、それで前輪が傾いていた。

　ボルト一本が抜けただけなので修理は簡単なはずだが、そのボルトがどこにあるのかわからないし、工具もない。仕方ないので自分で修理は諦めてレッカーを呼び、近くの日産ディーラーに車を運んで修理を依頼する。予約がいっぱいですぐに修理が出来ないということで、代車のデイズを借りてこの日は帰る。
　
　それにしても軽自動車は燃費もいいし、簡単に駐車できるし、新車だけあってハイテクも満載だし、実に便利だ。金があればサンダル代わりに1台欲しい。

　5日後、修理完了ということで車を取りに行く。ボルトの在庫がなくて部品を取り寄せるのにも時間がかかったらしい。

修理代　部品代込みで　6500円

　「自分でサスペンション交換されたんですか、こんな部分が外れることなんてまずないので。」とディーラーで聞かれる。
　いや自分で交換したんだけど、でもここを交換したのは何年も前で、それが今更外れるとは何事でしょう。
　ついでに前にも指摘したけれどピロテンションロッドがもうがたついていますよ、と再び言われた。そういえばそうだった、ここも交換しないと。

　ジャッキアップしたついでに、タイロッドエンドのブーツがひび割れているのを発見してしまう。これは次の車検は通りそうにないので、修理が必要なようだ。
　前回は2011年に交換していて、新車時より20年もっていて、それからの寿命が思ったよりも短くてがっかりする。とはいっても13年もたてばひびも入るか。

　傾いてタイヤと接触してすれたスプリングとダンパー(赤丸部分)。このくらいですんでよかったと思うべきか。
　しかしダンパーがオイル漏れしているようで汚れていてる。ここも修理が必要なようだ。いつかオーリンズで送ってオーバーホールしてもらうか。また金がかかるな。

修理時間は、レッカー移動に関わる時間を含む。

追記
ジャッキアップしているとき、ドアとトランクを閉めようとすると、シャーシが捻じれて曲がっているのか閉まらなかった。力を入れて閉めるとなんとか閉じた。
もともと弱いと評判のS13の車体だが、昔はジャッキアップしても閉まりにくいだけで閉まっていた。歳を重ねて車体強度がさらに弱くなっているのかもしれない。