リア・ブレーキパッド交換
目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
DIY |
難易度 |
  中級 |
作業時間 |
3時間以内 |
1
ジャッキアップしてタイヤを外し、リジット・ラックで固定します。
MINIは、リア両輪を一度に持ち上げるポイントが見つかりません。
純正ジャッキのポイントを片側ずつ持ち上げ、トレーリングアームに馬をかけました。
右にはパッドセンサーが付いていますので、キャリパーを外す前にラジオペンチなどで抜き取る必要があります。
画像は抜き取ったパッドセンサーです。すでに削れて、電極が露出していました。
2
13mmのボルト2個を抜き取ると、キャリパーが外れます。ガイドボルトが供回りしないよう、スパナをかける必要があります。
写真はキャリパーを外したところです。
パッドはキャリパーベースに残ります。
3
チェックコントロールの表示どおり、古いパッドはまだ少し残りがあり、もうしばらく使えそうでしたが、低ダストパッドに交換するために取り外します。
パッドセンサーは内側(写真の左側)に取り付けられます。内側のパッドの方が、少し磨耗していました。
4
新旧パッドの比較です。
使用するパッドは、フロントと同じプロジェクトμ euroMEVIUS euroECOです。
ネット通販で、9,649円でした。
5
MINIのリアブレーキは、サイドブレーキと共用です。
ピストンを回転させてやらないと、押し戻すことができません。
プライヤーなどではさんで回転させてもいいのですが、シールに傷をつける恐れもあるので、簡易ツールを用意しました。
ピストン表面の凹凸に噛ませて、右にねじ込むことでピストンが戻ります。
キューブ型ブレーキキャリパーピストンツール ネットオークションで580円でした。
6
古いパッドを取り除き、ワイヤーブラシとブレーキクリーナーでダストを掃除します。
普段はできないところなので、ついつい時間をかけてしまいます(笑)。
新しいパッドの面取りをし、キャリパーとの接触部分にブレーキグリスを薄く塗ってセットします。
キャリパーを取り付ければパッド交換は完了です。ただし、右側だけは、パッドセンサーを取り付ける必要があります。
7
新旧パッドセンサーの比較です。古いセンサーは、電極が露出しているのが分かります。実際、ハーネスの2Pコネクタを調べると、古い方は導通がありませんでしたが、新しい方は導通がありました。
以前に所有していたBMW E34 E39 では、交換時期の直前にセンサーがローターと接触して断線する構造でした。ですから、今回くらいパッドに残量があると、センサーは無傷で再利用が可能でした。
しかし、MINIのセンサーは、交換時期の随分前に削れてしまいます。
その信号がチェックコントロールに入力されると、それまでの走行距離や走行パターンから、パッド交換までの走行距離を計算し、エンジン始動時に交換までの走行可能距離を表示させるようです。
その後、更にセンサーが削れると、交換を勧める表示が出るような構造だと推測できます。
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