切れ角アップ第二章

こんにちは
Mind Crashのリーダーです。

今回は切れ角アップ第二章ということで、アッカーマン比の適正をしたいと思います。

まず、何故適正にするかというと・・・
個人的な経験からですが、普通に切れ角をあげただけだと、コーナーに対してイン側は切れるようになります。
ただ、反対のアウト側はまったく切れません
これは構造上仕方の無い事なのですが、ドリフトの場合これが邪魔になります。

イン側は切れてもアウト側が切れないと、その切れないほうが抵抗になり、角度をつけてもアウト側を軸に回りやすくなります。

現に家の車がそうでした。

そこで、実車の世界でも大流行のアッカーマンを無くそうというわけです。

アッカーマン比をなくせば、アウト側も抵抗になることなく、角度をつけたときも綺麗に角度がつくようになります。


今回は、純正流用方法を公開します。

そのまえにまず、こちらをご紹介

これがみなさんの気になってた（？）噂の切れ角アップパーツです。

ステアリングワイパーの先を延長して、ピロボール一個分外に出しました。

これを装着することにより、アッカーマン比もかなり軽減されます。

ただし・・・
これ単品だけの場合は
デフケースを大幅に削る必要があります。

奥にギアが見えると思いますが、これデフケースの中です。
つまり、外側から丸見えってことです。
さらにシャーシも削りました。

実際かなり大変です。


そこで!!!
さらに続きを読んでください

これから紹介する方法だとデフケース削らなくてもOKです。

さらに、アッカーマン比もなくなるという一石二鳥

ちなみに上からみるとこんな感じです。

結構延長されてます。

これの場合は、２ミリのプラバンを切ってそれを２枚重ねました（４ミリ計算）

いままで走ってずれた事は１回だけ

アロンアルファなどで接着するとずれなくなります

反対側も同じ感じです

それでは本題です。

今回流用したのはこれです。
TA05（エボ5）純正のCハブ・ナックル・ユニバーサルシャフトです。

ちなみに、ナックルだけを装着できませんでした。
ヨコモのCハブと形状が違うので、これ一式を変えないとダメです。

唯一合わないとこは、Cハブを取り付ける下側のピンです。
寸法が若干小さいのでワッシャーを入れることで対応してます。

ユニバは長さは問題ありません
ただ、デフにつながるピンが若干短いのでもしかしたら抜けるかもしれません
（逆に言えば外しやすいので整備性アップ？）


そして、画像をみると分かると思いますが、タイロッドの位置が違うと思いますが、ここに新たに穴を新設しないとアッカーマン0になりません。

ちなみに、前回紹介した切れ角アップ術をつかえば切れ角アップも余裕でできます。
（この車は50度オーバーです

タイロッドエンドは
ステアリングアーム側がヨコモ
ナックル側はタミヤです。

キャンバー調整アームも同じようにしたほうがいいです。

ピロボール（？）の大きさがメーカーで違うので、それにあった製品をご使用ください

ナックルを横から見た図です。

下側にピンを入れて装着するタイプなのですが、タミヤとヨコモだとピンの太さが違いますが、ヨコモでいけます。
若干がたつきありますが、ワッシャーいれれば気にならない程度です。

画像右に直進方向です。
ワッシャーは
前が１ミリ
後ろ0.5ミリ（？）です。


なお、何故前後かというと
Cハブの下側の取り付け位置が曲線になってるので、これをいれないとキャスターが変わりまくります（汗

ちなみに、ワッシャーはシャーシの裏側から入れたほうが入れやすいです。

そして、完成形がこちら

いままでの切れ角アップ術をすべて投入して、脅威の50度超えです。

これで、ユニバがちゃんと回ります。

また、ユニバのガクガクとした動きも若干ではありますが、かなり軽減されました。

というわけで、長らくお待たせしました。

実際ここまでして切れ角あげてもいらないかと思います。

しかし

突き詰めれば突き詰めるほど加熱してきて、今やこんな状態になりました（笑


ドリパケでもここまで切れ角あげられます
そして、アッカーマン比も適正になり
トーもセンターでは0です。


これを真似するかしないかは、あなた次第です。
自己責任でお願いします。


というわけで、多分（？）まだ誰もやったことのない
ドリフトパッケージの切れ角アップ術でした


重要!!!
オフセット４ミリホイールは使えなくなります!!!