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2022年02月01日

540i試乗(自分用メモ)

5年目車検を前に、今後もM140iでよいのか、少しだけ買い替えを検討、たまたまBMW TOKYO BAYに行く時間ができたので候補車に乗ってみた。

※一連の試乗記は自分のための備忘録です。他人様が参考にされるのは構いませんが、自分に向けて正直に書いているので、苦手と感じた方はすぐに立ち去ってください。

540i(M sport xDrive)















冷間始動は一般的な車よりも音の大きさは感じるが、M140iよりは静か。
暖気後は一発目は少し大きめに鳴るが静か。

コンフォート街乗りでM550iのような船感はない。塊感あり終始3シリーズのような動きの印象、車が小さく感じる。
それでもコンフォートシートがあれば、温泉に浸かるがごとくのハァ~(*´Д`)となれる素地あるものの、試乗車にはなかった、残念。
1回目に乗った時は5シリーズのシートもかなり良くなったとわかっていても、ハァ~(*´Д`)性能の追求のためにコンフォートシート必須だわと思ったものの、2回目に乗った時には必須とまでは思わなかった。

E60で感じたフロントの重さは全く感じない。
M550iのように速度とともに脚のセッティングが変わっていくわけではない。速度域問わず、コンフォートでもSPORTでも一本筋が通った乗り味。
M550iと540i、味付けは違うけどどちらも魅力的だ。
乗り心地はよい。19インチでも全く気にならない。M550iのようなキャタピラ感は感じなかった。

アクティブステアリングがついており、ついていないM550iの後でも、一発目であっても、介入はわかるが、違和感はない。
あの違和感ありまくりで操作とは違う動きをする、人と車とのディスコネクションそのもののF10やその6シリーズ系とは全く違い、F01よりも自然で、これなら毛嫌いする必要もなくなっている。ない方が壊れる部品も少ないしいいかな。そういえばこのアクティブステアリングが嫌でF10の検討止めたんだったよな。
高速道路でもアクティブステアリングの介入はわかる。あってもなくてもどちらでもよい、と思える(ほど人間の感覚にマッチしてきた)。
ステアリグの滑らかさは至極スムーズでインフォメーションも豊富、E46やE90LCI世代の標準車のようなもので気持ちがよい。これはM550iも523dも同じ。

コンフォートでは、BMW他車と同様、アクセルレスポンスは鈍くなる。ひょっとしたらM140iと同程度かもしれない。発進時や加速時にDsやSPORTに入れたくなる時は同程度にはある。コンフォートで舵角入れ時にもアクセルペダルは反応してくれた。

全開加速はM140i比速くない。740iよりも速くない。激烈加速のM550iとはかなり違う。速いが速すぎない。スポーツ走行時のアクセルコントロールがしやすい。
2.2L M54エンジンのような、フィーリングを楽しむ余裕はある。
速くないといっても高速道路で出会う大半の車よりは遥かに速いため、音と加速を見せつける(あまり健全ではない)優越感は十分ある。

音はごく通常の運転でも小さく清々しい直6の音が聞こえてきて気分がいい。
いや、エンジンかけた瞬間から、5シリーズには直6だよな、といったトーンの高い音が楽しめる。
M140iと同じB58エンジンだが音は違う。大加速時はヴェーンとより倍音が効いたジェントルな音。もう少し迫力が欲しい。創られた音感はあまりなく、車体下部やドアから聞こえてくる感じもない。

ブレーキは制動トルクはちょうどよい。コントロール性も抜群。まさにちょうどよい。
ブレーキとは直接関係ないが、試乗車全車AUTO Hでパーキングブレーキのかかりと抜けにクセが出てきた。その中でも比較的マシだった。個体差はわからない。

想定速度域は低速まったり~超高速まで非常にレンジが広い。速度により意図的に変えているM550iと違い、どの速度域でも印象に一貫性がある。
アダプティブサスはとても優秀で変えようとは全く思わない。
xDriveは全く分からなかった。ずっとFRだと思っていたが、試乗後にそういえばどっちなんだろうと思いつつ写真を見返したらxDriveと書いてあった。
xDriveをフィーリング面で毛嫌いする必要は全くない。
走行後のエンジンルームからは微妙に陽炎が立っていた。B58はみんなこうだろう。アルミボンネットだから真夏に放熱のために開けておく必要はないかな。

総評
E46 318i標準車、E90 320iLCI標準車、F20 118iLCI標準車などといった、バランス型BMWの最高峰といってよい。直6は5シリーズですらフロントが重いと思ったが、この車はベストマッチしている。完璧だ。
可変ダンパーなのにインフォメーションが豊富でおかしな減衰を出すこともなく、動き面での不満がない。というか素晴らしい。コンフォートでもSPORTでも快適に締まっている。
ボディの性能がM140iとは段違い。(5シリーズ共通)
懸念だったフロントの重さは感じないどころか最高だ。
限界走行時の反応は分からなかったが、首都高での高速ワインディングではついつい高回転キープで楽しんでしまった。試乗する人でこういう運転する人はいないみたい。
この車は攻めようと追い立てる嫌な雰囲気はないので、そこまで攻めることはないであろうから分からなくてもよいのと、その手前の領域での挙動は分かった。ただ、バランスがよいせいでついつい曲線を楽しんでしまうかもしれない。この辺、猛烈な加速を楽しみたいM550iとは楽しみ方がちょっと違う。
現実の運転場面では、M140iや740iよりも加速が劣るため、フルスロットルとエンジンフィールを楽しむ余裕がある。同じB58エンジンでも感じ取れるフィーリングは違う。
レーダーチャートを描くと、円はとても大きく、かつ真円に近い。図形に例えるなら、正〇角形、均整の取れた、バランスのよい美しい形。
この車は完璧に近い。
大加速時にエンジンサウンドがいささかジェントルであり、もう少し音の迫力が欲しいので、この点手を入れたい。
M550iも540iもともに同じくらい魅力的、片や阿呆な加速とワイドレンジな乗り味、一方は完璧なバランス。
540i、これはBMWのセダンのバランスの頂点、BMWの親分7シリーズも目を細める存在、過去どのモデルも達成できなかったバランスの境地。名車と思う。
短時間試乗後は、突出した魅力を持つM550iとトータルでは同程度の魅力であり、モデルの違いよりもコンフォートシートの有無の方が重要ではないかと思った。
しばらく経つ後、M550iは自分にとっては社会的に危険な乗り物ではないかと思えてきた。
突出した魅力は夢から覚めれば色褪せる。
価格差や維持の(心の)負担感まで含めて考えると、選ぶべきは540iとなる。

帰宅後担当氏に確認したところ、540iセダンはしばらく前に絶版になったと。ほとんど商談もなかったよう。絶版車がなぜTOKYO BAYに置いてあるのか不明だが、いい体験をさせてもらった。絶版ならあきらめもつくもの。ただ、なんで絶版かねえ?530eがそんなに魅力的ということ?トランク狭くなり車中泊性能大幅ダウンでは買えないな。
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Posted at 2022/02/01 00:16:12

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